新しくなったクラウンに思う「ITS Connect」搭載世界初、いかにも日本仕様だが格段にスポーティーになった

クラウンが新しくなり発表された。
このクラウン、個人的に2つの観点からちょっと注目している。
それはクラウンアスリートのスポーティーさなのだ。
もう一つは昨日記事にした「ITS Connect」を積んでいる事、昨日の今日だからビックリする。
トヨタ新型クラウンアスリートのリア画像
↑ トヨタ新型クラウンアスリートのリア画像、アスリートも随分とカッコ良くなった、少々リアのオーバーハングが長いのが日本的でゴルフバック対策だろう、ボディーのラインは適度にメリハリがあり良くまとまっている、画像はメーカーサイトより拝借

クラウンアスリートが登場したのは1999年

最初の頃のクラウンアスリートはふーんという印象でネーミングのほどにはスポーティーでは無かった。
それが代を重ねるにしたがって2008年に登場した3代目あたりから随分と良い評価を聞くようになった。

面白いお話がある
BMWのセールスマンは3シリーズの商談の際、競合にクラウンアスリートが入って来たという事を言っていた。
トヨタのセールスマンは3シリーズから乗り換える顧客も珍しくないと言っていた。
というような内容なのだ。

クラウンアスリートが本当のアスリートになったようなのだ。
トヨタ新型クラウンアスリートのフロント画像
トヨタ新型クラウンアスリートのサイド画像
↑ トヨタ新型クラウンアスリートのフロントとサイド画像、個人的にフロントマスクは好きではないが見慣れたと思う、全長と全幅のアンバランスを上手く補ったデザインだ、最新トレンドという訳ではないがかなりスポーティーに見えるのが良い、画像はメーカーサイトより拝借

トヨタ新型クラウンアスリートのインパネ画像
↑ トヨタ新型クラウンアスリートのインパネ画像、内装だけは未だ旦那仕様だと思う、ステアリングホイールを換えるだけでもかなり雰囲気は変わると思う、なかなか渋い配色だ、画像はメーカーサイトより拝借

現在のクラウンアスリートは3シリーズと十分渡り合えると思う

クラウン自体は日本だけの車だが、その立ち位置も時代と共に変化してきたのはご存じの通りだ。
かつてはいつかはクラウンという雰囲気があり、ステータスとして旦那車の地位を築いてきたのだった。

しかしこのクラウンの性格が世間に受けなくなってしまった。
それにはいくつか原因があると思うが、最大の原因は輸入車と競合する事になったからだ。
フワフワの乗り心地が高級車であるという価値観は崩れ去り、高級車であっても走りは押さえないと立ち行かなくなったのだった。

そこでトヨタはクラウンの特にアスリートを磨き上げてきた。
すでにBMWやメルセデスのこのクラス、つまり競合するBMW3シリーズやメルセデスCクラスとはタメを張れるところまで来ている。

なんせクラウンアスリートのプロモーションビデオはサーキットを走っているのだ。
昔のクラウンを知っている人が見ると想像もできない事だと思う。

それに管理人TomTomが思うのはこれらの競合車両よりも少しだけお得な価格設定になっているという事だ。
特にクリーンディーゼルを持つライバルたちに対してクラウンアスリートのハイブリッドは今非常に競争力があると思う。
トヨタ新型クラウンアスリートのカラーバリエーション画像
トヨタ新型クラウンアスリートのカラーバリエーション画像その2
↑ トヨタ新型クラウンアスリートのカラーバリエーション画像、上が標準カラー、下がジャパンセレクションカラーと言って日本の色の名前が付いている、例えば紅(くれない)とかだ、これは非常に良い事ではないだろうか色の選択肢が多いのはユーザーにとって良い事だ、それもこれだけ明るい色があるというのは若いスポーツセダンを目指しているという事だろう、画像はメーカーサイトより拝借

ダウンサイジングエンジンがやっと乗った

ハイブリッドも前述のように戦略的価格だが、今回の目玉は2.0Lターボエンジンだろう。
このエンジンも評判が良い。レクサスNXより展開されているダウンサイジングエンジンで馬力とトルクは特別凄いという訳ではないがフィールが良いようだ。
2.0Lという排気量を気にさせないドライブフィールを確立している。
トヨタ新型クラウンアスリートの2Lダウンサイジングターボエンジン画像
↑ トヨタ新型クラウンの2Lダウンサイジングターボエンジン画像、燃費はまずまずだがハイオクガソリンを要求するのが少しマイナス、フィールはかなり良いようだ、画像はメーカーサイトより拝借

昨日発表のあった「ITS Connect」を搭載

トヨタもヤボな事をする。
管理人TomTomが「ITS Connect」を積んだ車が今年中に登場と書いたが、なんと昨日の今日なのだ。

トヨタはこんなブログを見てないだろうから別に気にしていないと思うが、それなら明日発表のクラウンにも積みますよと入れておいたら良いではないかと思ってしまった。

愚痴はさておいて、実際に「ITS Connect」を積んだ車の最初がクラウンとなった訳だ。

この「ITS Connect」という技術は長年V2X通信を核として各自動車メーカーが近未来の自動車安全運行システムとして世界的に研究しているシステムなのだ。それが日本専用車両のクラウンに積まれて、今発売開始されたというのは大いに意味がある。

何よりも日本で使いやすいサイズがクラウンの良いところ

管理人TomTomは幅の大きな車は好きではない。
何故かと言うと明白で日本の駐車場は幅が狭いのだ。車幅の大きな車に乗ると良く分かるがなんとか駐車スペースに止めたがドアを開けれないとか開けるのにすごく気を使うという事が起こる。

日本の道路事情の場合は車の長さには割と寛容でなんとかなる。しかし車幅と全幅は駐車スペースの関係で寛容ではない。
そういう日本スペシャルのクラウンはモデルによってはかなりの高級車となるが未だに全幅を1,800mmに収めているのが感心する。
国土に合わせたこういう車があっても良いと思うがトヨタだからこそできる芸当だ。
トヨタ新型クラウンアスリートのサイズアピール画像
↑ トヨタ新型クラウンアスリートのサイズアピール画像、立駐にも入りますよというアピールだ、まさにこのあたりは日本的な車選びの基準となっているのは事実なのだ、画像はメーカーサイトより拝借

管理人TomTom的ベストチョイスは素のハイブリッドモデル「Hybrid アスリート」4,310,000円がベストだと考える。
この価格なら十分ヨーロッパのライバルに対してアドバンテージがあると思う。
個人的には是非機会があれば乗ってみたい車だ。

今回はこのへんで
では