スズキの国内戦略がイマイチ もうすぐ国内投入のバレーノはスイフト後継になれなかった?

最近のスズキの新型車種の投入を見ているとなんだかチグハグなところが目立つ。
新型エスクードにしてもその前に投入したSX4 S-CROSSとカブっているところがあって非常にもったいない。
バレーノが来年早々に国内投入される見込みなのだが現行スイフトと併売になるようなのだ。
スズキ新型バレーノのリア画像

バレーノは次期スイフトでは無かったのか?

2015年9月のフランクフルトショーの時点ではバレーノはスイフトの後継車としての位置付けだった。
だが同じBセグメントの車だがバレーノのほうが全幅が50mmほど広く日本国内では3ナンバー登録になってしまう。

スズキはこれを気にして日本で新型バレーノと現行スイフトの併売を行うようだ。
これはどういった意図なのだろうか? バレーノはスイフト後継車という立ち位置を捨てたのだろうか?

最近カブリが多いスズキの国内投入

最近のスズキは自社のモデル同士のバッティングが多いように思える。
冒頭に書いたように新型エスクードとSX4 S-CROSSがそうだ。

この2つのモデルは特に始末が悪い。
というのはサイズがほぼ同じで車格が同じなのだ。
さらに先に投入されたSX4 S-CROSSについては自動ブレーキやアイドリングストップ機構が装備されず中途半端だった。
後から出た新型エスクードはもちろんこれらを装備している。

この2つを比較するとどちらを買う?というお話しなのだ。

新型エスクードとSX4 S-CROSSは基本的に良く出来た車なだけに売り方がもったいない。
スズキ新型「SX4 S-CROSS」のフロント画像
新型エスクードのフロント画像

バレーノとスイフトの関係はどうなるのか?

日本においてバレーノがスイフトの代わりになる車なのか? という部分が未知数だ。
それにはやはり50mmほど車幅が広い事がネックになるだろう。
日本国内では5ナンバーの車幅と言うのは非常に重要だ。

スズキはこうした状況を見てから判断するのだと思う。
さらに国内専用車を作るのがコストの点で合わないのだろう。

バレーノはインド製

コストに直接影響する車の生産地だが、なんとバレーノはインドで作られて日本に輸入される輸入車なのだ。
インド生産と言うのは2輪では良くあるお話でたくさんの車種が輸入されている。
日本から見れば新型エスクードとSX4 S-CROSS共にハンガリーで作られているのでこれよりは距離的に近い。
スズキもグローバルなのだ。

品質的にはハンガリー生産であってもインド生産であっても問題無いだろう。
だがユーザーが受けるイメージという事もある。
ハンガリーはまだ良いにしてもインドはまだそれほどイメージが良く無いように思う。

こういった国産車(ブランド)だが輸入車というのはタイ生産の三菱ミラージュなんかの例がある。
要するにイメージの問題だ。

管理人TomTomとしてはバレーノがどうなるかが心配だ。
スイフトと併売になるという事ならよほど価格がスイフトよりも安ければ検討するかもしれない。
販売価格次第だと思う。
さらに次期スイフトスポーツも気になるところだ。バレーノスポーツが出るのだろうか。

という事なのでスイフトとバレーノのカテゴリーを分けるようにしたのだった。

今回はこのへんで
では