S660は新車から3000kmほど我慢 それからは馴染んでくる S660に3ヶ月4000kmほど乗った感想

    2017/03/02

色々とあったが悩みに悩んだ末に管理人はS660を2016年9月に発注し10月29日に導入した。
S660に乗り始めて3ヶ月ほど経過したのでその感想をまとめてみようと思った。
S660については最初の印象としばらく乗り込んだ後の印象がかなり異なるのが特徴だ。
これからS660を購入する人や迷っている人の参考になれば幸いだと思う。

 

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管理人がS660に決めたわけ

最初になぜ管理人TomTomがS660を購入しようと思ったか?というところから始めよう。

軽量コンパクトなスポーツカーが欲しかった

2015年あたりから管理人TomTomは運転して楽しい車が欲しくてしょうがない状況になっていた。
しばらくの間こうした運転して楽しい車が手元になかったからだ。
以前はシトロエンC2/ZC31スイフトスポーツ/NCロードスターで弾丸ツーリングやサーキット走行を楽しんでいた

シトロエンC2のジョーヌラという黄色
それぞれ良いところと不満なところがあり一長一短だったがNAで軽量コンパクトというところは外していない。
管理人TomTomの場合は最後までDJ デミオ15MB/HA36 アルトワークス/JW5 S660の3車種で迷いに迷った。
迷った末に最後にS660を選択した。

エンジンはパワーよりもレスポンス

管理人TomTomが今までに乗っていたシトロエンC2/ZC31スイフトスポーツ/NCロードスターは非力ではないがパワーがあるわけでもない普通の車だ。
エンジンパワーがあってもアクセルに対するツキが悪いと管理人TomTomの好きなワインディングでの運転の楽しさは削がれてしまう。
だから今まではNAの車を選択してきた。
どちらかと言うとエンジンよりもボディーやステアリングの剛性や正確さというところが必要だと思う。
足回りはどうせそのうちに好みのサスペンションに変更するだろうし、その味付けはある程度後からでもできる。
だがボディーやステアリングについては後からどうのこうのというのは大変難しい問題なのだ。
最近では後付のボディー補強パーツもたくさん発売されているが素の状態である程度のレベルにないといけない。

管理人が初めてサーキットを走った際の画像その1

ホンダのSということも背中を押した

管理人TomTomの周りにはホンダ乗りの人が多い。
個人的にはホンダ車の普通のモデルはどこか波長が合わないところがある。
細かいことだがシートの感触とかコントロール類のタッチが気になるとかという事だ。
だが日常接している車でEK9とかS2000とかはこうしたことがなぜだか気にならない。
印象的だったのはS2000を運転させてもらいそのボディー剛性に驚愕した記憶がある。
S2000はオープンボディーなのに「なぜこれほどボディー剛性が高いのか?」とビックリしたものだ。
このS2000と同じホンダのSの血を引き継ぐということだからS660のボディーがヨレヨレという事はないだろうと思ったのだ。
ディーラーでの短時間の試乗ではよく分からないのでこれはある意味賭けだったが杞憂に終わった。

セントラルサーキットにてAP1とNC

ミッドシップで他にない外観も気に入った

管理人TomTomは不思議に思われるかもしれないがエンジンの搭載位置や駆動方式にはあまりこだわらない。
運転していて気持ちよければオッケーなのだ。
ミッドシップは今まで乗ったことがなかったし、S660の小さいけど生意気にスーパーカーみたいな外観は大変気に入った。
どうせ自分にとって走って楽しいクルマを買うのならそれなりに尖った車でも良いだろうと思ったわけだ。
それにS660なら尖った車だが軽自動車という言い訳もできた(むっちゃ贅沢しているわけではないという意味)。

S660で行った白山比咩神社、帰りに立ち寄った東尋坊にて後ろから

6速ミッションが欲しかった

管理人TomTomは今までに6速MTの車に乗ったことがなかった。
6速MTでなければ2ペダルでも良いと考えていたのだ。
5速MTしかないHA36アルトワークスはAGSモデルが候補だった、これに対してDJデミオ15MBは6速MTが候補だった。
ホンダがS660のために新たに6MTを開発したということを聞きこのことも背中を押したひとつの要素だった。

S660にナビを取り付け終えたところ、ベータのシフトノブはちょっと長くて黒い

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S660購入で管理人が狙ったもの

管理人TomTomは車そのものの基本的な性能というか感触が良く なおかつ 車に求める条件がある。
これは何度も書いているが管理人TomTomが自分の走って楽しい車に求める条件なのだ。

車に乗る目的と条件

もちろん走って楽しい車に乗るということ自体が目的でもある。
具体的にはワインディングやサーキットを走ってみたい。
それに加えて何処かへ出かける、管理人TomTomの場合はツーリングに出かけるということになる。
ツーリングの目的は様々だができれば2名乗車で1泊程度の荷物が積載できるとベストだと考えている。
こうした目的に合う車には多少の条件がある、下に書き出してみた。

  • 2名乗車で1泊分の荷物が積めること
  • 燃費が良くて航続距離が長いこと
  • 信頼性が高くどこでも修理が可能なこと
  • コンパクトで駐車が容易なこと

S660の場合

2名乗車で1泊分の荷物が積めること

これについてはかなり無理すればなんとなかるというレベルだ。
かなり無理すればということだからいつもは一人で乗ることが多い(贅沢な使い方だ)。
できればもう少し荷物が積めるスペースが欲しい。

燃費が良くて航続距離が長いこと

最近では地方へ行くとガソリンスタンドがなかなか見つけられないという時がある。
そうした時に航続距離は大きな問題なのだ。
最低でもフルタンクで500km程度は走ってくれないと心もとない時が多い。
S660の場合は大人しく走れば燃費は20km/L前後、だがタンク容量が25Lしかないので航続距離が少々短い。
もう少しタンクを拡大して30Lくらい入るなら言うことなしだ。

S660で行く熊野大社、ガス欠寸前で給油したときのメーター
熊野へ弾丸ツアーした帰り頑張ってギリギリまで走っても444.7kmだった、もう少し航続距離がほしいところ。

信頼性が高くどこでも修理が可能なこと

管理人TomTomの場合は弾丸ツーリングに出かけると1日で500kmくらい走ることはよくある。
多い時は1日で800kmほど走ることもあるが、さすがにこれはしんどい。
そんな時にあちこち故障する車では困る。
車自体に信頼性がないとせっかくツーリングに出かけているのに台無しだ。
もし万一トラブルが起こった時は地方でも修理が可能な方が良いと考えている。
そうすると必然と国産車という選択肢になる。
かなりの地方へ行っても国産車ならディーラーや修理工場はどこでもあるので心強い。

コンパクトで駐車が容易なこと

ツーリングへ出かけた先は観光地であることも多いし山の中の史跡だったりする。
またハイシーズンに出かけた際には非常に混雑していることも多い。
そういった時にコンパクトな車は駐車場所に困ることは少ない。
さらに道幅が狭いところでも小さなクルマは取り回しが非常に楽だ。
これは日本の大都市圏以外では重要な要素だと思う。

S660のミニカー、EK9の友人からいただいた

狙いはそれほど外れていない

S660を購入する前は上記のようなことが大変気になっていた。
多少の我慢すべきポイントはあるがS660にはおおむね満足している。
もしS660に屋根の付いたモデルがあれば管理人TomTomはそちらを購入していたに違いない。
管理人TomTomの場合はオープンであることは必要条件ではなかったのだ。
ここは個々の好みの問題だろう。

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S660新車時の印象 管理人の場合

実は管理人TomTomはS660の導入当初「こりゃえらい車を買ってしまった」と少し後悔した

簡単に言うと新車のS660の次のようなことがそう思わせた。

  • ノーマルサスペンションが硬く乗り心地が悪い
  • ピッチングが出て気持ち悪い
  • ステアリングが過敏
  • シートは身体に合わず背中が痛くなる
  • 背中が熱い
  • 車内がうるさい

ノーマルサスペンションが硬く乗り心地が悪い

新車のS660は昔乗っていた競技車のような乗心地だった。
つまり突き上げがひどくて身体を常時揺すられる。
体調の悪いときには乗れないようなそんな乗心地だ。

ピッチングが出て気持ち悪い

新車のS660はサスペンションが突っ張っていて常時前後にピッチングしているような印象だった。
これで姿勢を乱すとかはないのだがこうした動きはあまり経験したことがなく身体に堪える。

ステアリングが過敏

S660は小径のステアリングホイールで中央付近の切り始めが非常に敏感だ。
今ではかなり慣れたが中央付近はもう少しダルな感じでも良いと思う。
一般道でも高速道路でも少し目を離すと進路がそれているという感じなのだ。

シートが身体に合わず背中が痛くなる

新車のS660はサスペンションが突っ張って乗心地が悪いことに加えてシートにどう座れば良いかがわからなかった。
腰をガツンと引いて座るのかそれともある程度寝そべって座るのかイロイロと試したがどうしても背中が痛い。
すぐにフルバケットシートに交換しなければならないと思ったのだった。

背中が熱い

S660で最もビックリしたといえばこの事だ。
「もう11月なのにこの背中の熱さはなんだ?」と思った。
ナビを取り付けた際に背中のバルクヘッドには防音材も遮熱材もまったくないということには気がついていた
だから熱と音はある程度予想していたのだがそれを上回っていた。

S660のエンジンと室内との境目は遮熱防音がなされていない

車内がうるさい

S660で二番目にビックリしたのがこの事だ。
背中のバルクヘッドには防音材も遮熱材も無いからうるさいのだが予想を超えていた。
エンジンを回していくと吸排気よりもメカ音が盛大にうるさくなってくるのはホンダの演出だろう。
エンジンの音はもとよりギアの音までする。
まるでファイナルを交換した競技車のようなギアのうなりが聞こえる。
バッグギアで走るとウイーンというあれだ。
最初はUSBメモリを持ち込んでオーディオを聞いていたが最近は鳴らしても実質メカ音で聞こえないので聞いていない。

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S660に3ヶ月4000kmほど乗ったらかなり変わってきた

管理人TomTomの手元にS660の新車がやってきたのが2016年10月の末だから現在で3ヶ月ほどになる。
この間で約4000kmほどS660を走らせた。
すると新車のときの印象とかなり変わったことに気がついた。

現在は全くノーマルのS660

管理人TomTomは新車で車を購入した際にはノーマルでしばらく乗ることにしている。
過去の車も1年くらいはノーマルで乗りどうしても直したいところを改善するようにしていた。
S660の場合も多少細かいところは調整をしているがまだノーマルで行くつもりだ。
というのはホンダが狙った乗り味やフィーリングはどんなものか?ということを知りたいからだ。
それに加えてどうしても我慢できないといった部分がないということもある。

S660で行く伊勢と関宿、サイド画像

サスペンションが馴染んできた

3000kmほど走った頃だろうかサスペンションに突っ張るような感じが無くなってきた。
一言で言うとストロークするようになり乗心地も良くなったのだ。
それにともなって左右のロールは多少増えたような印象はあるが困るほどではない。
明らかに前後のピッチングが減って非常に快適になった。
キチンとサスペンションが動き出したという印象だ。

S660のりあストラット、ストロークが長く取れている

シートも馴染む

シートもなかなかポジションが決まらなかったのだが3000kmほど走った頃にはシートが馴染んだのか体が馴染んだのかわからないが快適になった。
背中や腰が痛いということはなくかなりの距離を走っても問題ない。
これならサーキット以外はバケットシートに変えなくても良いだろう。
だがひとつ問題がある。
それは管理人TomTomの座高が高いということに起因する事だ。
現在のS660のシートは2cmほどローポジション化してあるがそれでも信号で停止した際に先頭だとフロントガラスから信号が見えないのだ。
これは個人的な体型の問題だと思うがS660のフロントウィンドウは天地が小さい。

ステアリングには慣れたが

新車時からS660は正確なステアリングだがこれは現在でも全く変わっていない。
新車の際の印象ではS660のステアリングは小径でかつ回頭性が大変良い。
元々ステアリングがよく切れるために切り込みすぎるきらいがあるのは現在でも変わりない
ここを注意して乗れば良いと思う。

ペダルの配置とポジション

S660のペダルの配置はおおむね良好だ。
管理人TomTomはアクセルペダルを少し上向けにしてヒールアンドトーをしやすくした
S660のポジションはそれ以外は概ね良好でポジションの作り込みは素晴らしいと思う。

S660のアクセスぺダルにワッシャをかまして完成の図

シフトの感触も良くなってきた

新車時のS660のシフトは少々渋かった。
素早いシフトをすると入りにくかったりギア鳴りがした。
これは単にS660のシフト操作に慣れておらずヘタくそだっただけかもしれない。
最近ではこうしたことも少なくなりシフトの入りが非常に良くなった印象だ。
それに元々S660のシフトはゲートがハッキリしておりコクっと入る
それがより強調されて気持ちのよいシフトワークが行える。
ホンダがわざわざS660のために作っただけの事はあると思う。
ひとつ文句をつけるのであればシフト操作した際にコンソール左の支柱に手が当たることがある事だ。
ひょっとしたらこれがあるから無限のショートストロークシフターは右へオフセットしているのだろうか。
そのうちにオフセットだけできないか検討してみるつもりだ。

エンジンはあきらめた

管理人TomTomの場合はエンジンの慣らしを1000kmほど行ってそれから徐々に回すようにしてきた。
だがエンジンの印象は当初からあまり変わらない。
S660のエンジンは6000回転以上が気持ち良く回らないのだ。
だからMTの場合はレッドゾーン7700回転だが6000回転くらいでシフトアップしてしまうことが多い。
エンジン自体は中速域のトルクが結構ありワインディングでも扱いやすい。
中速域のアクセルに対するツキはなかなかのものでターボ付きとは思えないレスポンスをしている。
だが前述のようにもう少し引っ張れればという時に積極的に回したくないような感じなのだ。
ここは要改善ポイントだろう。

S660エンジン画像

ブレーキは決定的に容量不足

S660のブレーキに関しては年末に六甲山を下ってきた際に容量不足を露呈してしまった
AHA(アジャイルハンドリングアシスト)もブレーキを使うのでドライバーが踏んでいる以上にブレーキは酷使されているのだろうと思う。
それなら最初からフロントはベンチレーテッドにすべきだった。
ノーマルパッドでは煙を吐いてしまい容量が不足しているのは間違いない。
たとえ温度域の高いパッドを装着してもフロントディスク自体がソリッドなために熱がこもってなかなか逃げないと思う。
S660の長所を活かすダウンヒルでこれはつらい。
本格的に走り込むならパッドとフルードの交換は必須だがブレーキの冷却をどうにかしたいと思う。

煙モクモクのあとのS660のフロント左ブレーキ周り

硬い屋根が欲しい

個人の好みだと思うが管理人TomTomはオープンであることは必須ではない。
逆にホロでは頭上がなんだか心もとないという印象がある。
それはS660の性能が思ったよりも高くて楽しめる車だからだ。
それは当初も距離を走っても同じ印象だ。
無限のハードトップを手配しているがいつになるのか全くわからないのがタマにキズである。

無限が出しているS660のハードトップ、非常に高価だ

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S660を買おうとしている人へ

管理人TomTomはS660の導入当初「こりゃえらい車を買ってしまった」と少し後悔したと書いた
だが3000kmほど走ってからS660はその印象をガラリと変えたのだった。
だから新車の時に自分が想像していたS660像とこれは違う!と思っても3000kmくらいは我慢してみることをおすすめする。
S660については正直なところこの価格でこれだけのスポーツカーとしての資質を備えた車が手に入るのは幸せなことだと思う。
それに軽自動車というミニマルな部分をメリットとして取り込んでいると思う。

3000km我慢したら

距離を重ねてもうるさい熱い狭いといったところは変わりはないがサスペンションは確実に馴染んでくるしシートも同様だ。
そうなると人間の方も徐々に車に慣れてきて手足のように扱えるようになるだろう。
そうなるとS660は面白くてしょうがなくなる。

ポジションが低いのに慣れると

管理人TomTomの家にはトヨタのミニバンのアイシスもあるがS660から乗り換えるとまるでトラックに乗っているような印象となる。
それほどポジションが異なるのだ。
それにこんな事もある。
管理人TomTomがS660で交差点で右折をしようとして先頭で直進車を待っていると後ろから来た右折車がどんどん曲がっていくのだ。
S660のポジションが低くて管理人TomTomが対向車の確認に慎重になっているからだ。
後続の右折車から見ると十分右折できるだけの条件なのだろう「このS660はどうして右折しないのだ?」と後ろから右折していく。
長い間いろんな車に乗っているがこんなことは初めて体験したのだった。
気持ちの良いものではないがS660に乗るようになってから後方視界のこともあり慎重に街中を走るようになった。
こうしたデメリットはあるがこれだけ低いポジションでワインディングを走るのは楽しい。

S660で行くGLION MUSEUMを運転席から見たところ

後方視界も悪い

ご存知のようにS660はリアのエンジンフードが膨らんでいて後方斜めの視界が制限される。
特に左折の際の斜め後方確認は慎重に行っている。
後退する際にもかなり慎重になっている。
一応バックカメラを取り付けているがかなり慎重に後方を確認して後退することにしている。
街中の取り回しは小さな車だが慎重になったほうが良いと思う。

S660のバックカメラの設置場所

走る時は走るが普段はのんびり

S660に乗るようになってから管理人TomTom自身が変わったことがある。
他の車なら追い抜かれたり右折で先行されたりしたらそれこそ頭に血が上っていたのだった。
だけどS660に乗るようになってからこうしたことがなくなりマイペースで乗れるようになったのだ。
たぶん自分は他人が理解できない不便なスポーツカーに乗っているんだということがあるのだろうと自分で推測している。
我ながら面白い心境の変化だと思う。
もちろん走ろうと思うときにはバシっと走る。
S660はメリハリを付けることができる車だと思う。

ぜひS660でスポーツカーを体験してほしいと思う。

今回はこのへんで
では

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