CH-Rが売れに売れて2017年4月の販売ランキング1位 クロスオーバー車が普通の車になったということなのか?

 

自販連の新車乗用車販売台数月別ランキングによると2017年4月のトップはトヨタのCH-Rということだ。
クロスオーバー車が販売ランキングトップになるのはかつて無いこと。
CH-Rは発売から上位にいたのだがトップではなかったが今回トップに立った。
これは日本でもクロスオーバーが普通の車になったということなのだろうか?
日本人は比較的クロスオーバー好きな国民だとは思うが、なかなか画期的な出来事なのではないだろうか?
そんなことを考えてみた。

トヨタCH-Rの特徴的なCピラー部分
toyota.jp

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そもそもクロスオーバー車ってなんだ?

ココ何年かで定着したクロスオーバー車だが、いったいどういう車を言うのだろうか?
もう、そんなんどうでもええやん、というご意見もあると思うがちょっと管理TomTomの意見を書いておきたい。

その昔、SUVという言葉もあった(今でもあるが)。
SUVというのは「Sport Utility Vehicl」の略のことで、クロカン四駆ほどじゃないが不整地をある程度走れる車という感じだと思う。
日本でSUVの最初は管理TomTomが思うに1984年に発売開始されたトヨタのハイラックスサーフじゃないかと思っている。
SUVは基本的に四駆なので、ちょっとイカツイが、おしゃれで便利に使える多目的車という感じだろうか。

時は流れて人々が求めるSUVも変わってきた。
というのは四駆じゃなくても良いのだ、ルックスだけSUVのような感じで良いのだ。
な~んと軟弱なのだろう、と思うがこれも時代の要請なのだろうと思う。

現在のところ管理人TomTomは、クロスオーバー車とはルックスがSUVのような車という理解をしている。
この時に中身の機構は問わないという事だと思う。

下の画像はCH-Rのフロント部分、フェイスは最近のトヨタ車共通のもの、少し厚ぼったいが塊感をうまく表していると思う。

トヨタCH-Rのフロント部分
toyota.jp

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クロスオーバー車が市民権を得たと思う

初期の頃のSUVや四駆はある程度覚悟がないと乗れない車だったと思う。
不便な点も多く、街ではまだ珍しく奇異な目で見られたのだ。
だけど、今ではそうした感覚もなくなり、実際に使うにあたって不便さもなくなって気軽に乗れるようになった。
さらにルックスはSUVや四駆のようなイカツイものから、カッコの良いソフトな方向へシフトした。

ユーザはSUVや四駆それに最近のクロスオーバー車に対してどのような印象を持つのだろうか?
これはイロイロあると思うが、頼れそうだとか、安心感があるとか、車高が比較的高いので見晴らしが良いとかということだろう。

それに加えて管理人TomTomがいつもクロスオーバーについて思うのはワクワク感だと思う。
これから出かけるのだ!というような何か楽しいことへの出発の期待感をSUVやクロスオーバー車は持っていることだろうと思う。
だから人気があるのだろう。
車を購入するのにこうしたアゲアゲの感覚は大変重要なのだ。

こうした背景からSUVはクロスオーバー車へ進化して定着した感がある。
つまり、クロスオーバー車は走りの面も含めて市民権を得たということになるのではないだろうか。

下の画像はCH-Rのサイド画像、フェンダーはモリモリと盛り上がりマッシブな印象、リアガラスあたりは少しごちゃ付いているが特徴的。
唯一気に入らないのがリアウィンドウ後端のテールライト部分の造形だ。

トヨタCH-Rのサイド部分
toyota.jp

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CH-Rは走りも重視した新たなクロスオーバー車

CH-Rは発売前からニュルブルクリンク24時間レースで走っていた。
こうしたクロスオーバー車でレースに出るというのは珍しい。
それだけクロスオーバー車でも走りを重視したということをアピールしたいのだろう。

管理人TomTomはこうしたクロスオーバー車やSUVなどに走りの性能は全く期待していない。
元々、こうした車は車重が重くて、背が高い、という事がそもそも走りを期待できないからだ。
でもそうした考えは改める時期に来ていると思う。

世界的に見てもクロスオーバー車の走りは大いに向上している。
例えば、今やポルシェのドル箱であるクロスオーバー車のマカンやカイエンには乗ったことはないが走りも素晴らしいらしい。
確実にクロスオーバーの走行性能は向上していて、モデルによってはちょっとしたスポーツカー並みなのだ。

クロスオーバー車の走りが良くなると、ユーザが我慢すべきポイントはほとんどなくなってくる。
その気になれば不整地でもこなせるし、荷物もある程度積める、走りも良い、視界も良い、あと残るのは車両サイズと重量から来るポイントだけだろう。
燃費も同じような排気量のハッチバックやセダンよりは多少は悪くなっているだろうか最近ではそれほど大きな差は出ていない。

こうなるとクロスオーバーを選ばない事情がほとんど見つからなくなってくる。
あとは各人の好みの問題となってしまう。

下の画像はCH-Rのリア部分、リアハッチのテールランプあたりがもう少しカッコよくならないだろうか。

トヨタCH-Rのリア部分
toyota.jp

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CH-Rはトヨタ流マーケティングの最先端だと思う

CH-Rについて管理人TomTomの個人的な感想を言わせてもらうなら、やはり外観デザインが強烈な印象だった
最初にコンセプトカーを見た時にこんな車を発売できるのか?と思ったものだ。
そういう意味ではトヨタの最近のデザインはかなり思い切っていて、失敗(プリウス)もあるが攻めの姿勢は素晴らしいと思う。

それに一言で言うとガンダムチックなCH-Rの外観はグローバルで見ると日本らしいのかもしれない。
他の自動車メーカーでこうしたデザインを取り入れているところは殆ど無いからだ。

さらにニュルブルクリンク24時間レースに出場することで走行性能についても期待させるものがあった。
クロスオーバーだから我慢しなければならないというネガティブを払拭したと思う。

サイズ的にCH-Rが属するのはヨーロッパで言うコンパクトクロスオーバーのジャンルだ。
このジャンルは世界中の自動車メーカーが近年力を入れているところでライバルも多く、しかも質が高い。
そのためかCH-Rは内装にも工夫があり、今までこのクラスにはあまり設定されなかったシートの配色やキルティングを導入して高級感を演出している。
逆に言うとこれくらいやらないと競争の激しいヨーロッパでは埋もれてしまう。

下の画像はCH-Rに設定されたシートの例、グレードによりこんな感じのシートもある。

トヨタCH-Rのシート部分

こうした各要素をマーケティング的に地道に積み上げた結果が今回の2017年4月の新車乗用車販売台数月別ランキングでトップとなったことに現れている。
逆にいうと、他の車ではやっていない内容や力の入れようからすると、これだけやっているのだからそれなりの実績を残さないといけないだろう。

2017年4月の自動車販売ランキング
jada.or.jp

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ユーザの車を見る目は大いに肥えてきている

CH-Rはこうした周到なマーケティングもあるが、それだけでは売れなかっただろう。
というのは最近のユーザはすごく研究熱心だ。

車を購入するというのは人生でも大きな買い物のうちの一つだろうと思う。
管理人TomTomもS660やBRZの購入時には情報を集めまくり吟味して、納得行くまで調べてみた。
これは何も管理人TomTomが特別というわけではなく、現在では多かれ少なかれ、ほとんどのユーザがこうしたことを行っていると思う。

管理人TomTomはこうした傾向は良いことだと思っている。
工業製品というのは厳しいユーザに磨かれる必要がある。
どんどんダメ出しして、改良して、その都度素晴らしい製品になっていく。

下の画像はCH-Rのインパネ部分、外観のアグレッシブなデザインに似つかわない古臭さの残るインパネ。
もう少しなんとかならないものかと思う。

トヨタCH-Rのインパネ部分

今回の販売台数が1位になった事は、そういったユーザがCH-Rのデザインや性能を評価して、これは購入に値するという判断を下したということだ。
日本のユーザは昔から世界一厳しいユーザである、と言われてきたのだが新しい段階だと思う。
今まではとは異なる評価軸を持ったユーザが現れつつあるということだ。
キチンとその車の乗り味を評価できて、質感を味わえて、性能的なことはもとより感性的な部分も分かるユーザの登場だ。
個人的には、やっとこれでヨーロッパ並みのユーザとなってきたように思うのだ。
だから日本の自動車メーカーは国内のマーケットを軽視してはならないと思う。

今回はこのへんで
では

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