やっと出てくるのか? UP! GTI でも初代ゴルフGTIと比較しなくても良いのにと思う

VWからUP! GTIの発表があった、その内容が非常に興味深い。
何故かと言うと、41年前に出た初代ゴルフ1 GTIと比較しているからだ。
歴代のゴルフの中でも管理人は初代のゴルフは別格と思っていて、かなり好きなデザインだ。
管理人が初代のゴルフ1に触れた時には衝撃を感じたものだ。
その後、VWのゴルフはコンパクトカーのお手本として長らく君臨してきた。
今回のUP! GTIが目指すものは何なのだろう?と考えてしまった。

VW UP! GTIのフロント画像その1

初代ゴルフ1でスキーへ行った時に受けた衝撃

管理人TomTomが初めてゴルフ1に接したのはいつだったろうか?

たぶん20代の頃(1980年代なかば)に友人が乗っていたゴルフ1がそうだったと思う。
そのゴルフ1は真性のGTIではなくて、なんちゃってGTIだったと思うのだが、ゴルフ1に乗って男4人でスキーへ行ったのだ。

ここで比較対象として登場するのはワンダーシビックのSiというモデルで、オーナーご自慢の無限のアルミホイールを履かせた車だった。
当時ワンダーシビックSiで男4人でよくスキーへ出かけていたものだ。
ある時ゴルフ1に乗って男4人でスキーへ行くことになった。

ワンダーシビックでは男4人分のスキー用のキャスターの付いたバッグはそのままトランクには積載できなかった。
だから特大のゴミ袋に着替えやらを詰め替えてワンダーシビックのトランクに押し込んで出かけていた。

これがゴルフ1の時は、なんと4人分のスキー用のキャスターの付いたバッグがトランクにそのまま載ってしまう。
これには本当にビックリした。
ゴルフ1はこれほどにも実用性が高い車なのかと当時思ったものだ。
車に対する考え方が全く異なることに気がついた出来事だったのだ。

こうした実用性についてはゴルフ1はピカイチだった。
しかし管理人TomTomはドライビング的にはフロントヘビーな雰囲気(実際にもだが)が気に入らなかったのも事実だ。
この後の歴代のゴルフについても同様の傾向があってイマイチ好きになれないのだった。
管理人TomTomはゴルフ5 GTI ピレリというモデルにも乗っていたが、基本的には変わらなかった。

しかしUP! GTIがこうした初代ゴルフ1 GTIを意識するなんて少々違うと思うのだ。
UP!の実用性はゴルフ1には全くかなわないだろうし、動力性能が似通っているだけだ。
そもそも40年以上前の車と動力性能を比較すること自体がナンセンスだろうと思う。

出るぞ出るぞと言われ続けてはや5年のUP! GTI

管理人TomTomはコンパクトカー好きだ。
中でもVWのUP!は発売当初から気になるコンパクトカーの1台だった。

そのUP!のなかでもホットモデルとなるGTIモデルはかなり早い時期から露出していた。
それは2012年1月に遡る。
当ブログでも過去に何度かUP! GTIは紹介し続けているのだが、なかなか正式に登場しなかったのだ

これはなぜなのかというのはハッキリとは分からないが、ディーゼルゲート事件が影響しているのかもしれない。
発売のタイミングを計っていたのだろうと思う。

しかしよく考えてみると、UP!自体はヨーロッパでは2011年から、日本でも2012年から発売を開始している。
だからすでに6年も経過した車なのだ。
普通で考えればそろそろフルモデルチェンジが入っても不思議ではない。

発売から6年も経過した車に新たなスポーティーモデルを追加するのだ。
VWはUP!を息の長い車種として位置付けているのだろうか?
VWのアナウンスによればUP! GTIは2018年の早い時期に発売するということだから、その頃にはUP!自体は発売から7年経過した車だということになる。
ひょっとしたらマイナーチェンジのような形を取るのかもしれない。

UP! GTIのスペックは今までの発表とほぼ同じ

今回VWから発表されているUP! GTIのスペックは少ないが次のような内容だ。

エンジン:ターボ付きTSIエンジン
最高出力/トルク:115PS(85kW)/200Nm
タイヤ・ホイール:17インチアルミ、車高15mmダウン
車両重量:997kg
最高速度:197km/h
0-100km/h加速:8.8秒
車体色:tornado red、pure white、dark silver、black pearl、costa azul(blue)

パワーウェイトレシオを計算してみると、8.67kg/PSでまずまずの数値となっている。
管理人の乗っているS660(12.97kg/PS)よりは優秀な数値だ。

画像で見るUP! GTI

では発表されているUP! GTIの画像を見てみよう。

管理人TomTomは前回UP!のことを書いた時にも感じたのだが元々3ドアとしてデザインされたのではないかと思うほどいい感じだ

フロント周りはVWのGTIのやり方に習ってグリルに赤いラインが入っている。
車高が15mmダウンしただけでもかなりスポーティーな印象だ。
バンパー周りの黒い樹脂のあたりがひつこいデザインとなっていて工事車両みたいだ。
もっとスポーティーにできるだろうと思う。
VW UP! GTIのフロント画像その2
VW UP! GTIのフロント画像その3

リア周りはバンパー形状が多少アグレッシブだがノーマルモデルとそれほど変わらない。
よほど好きな人でないと後ろから見るとノーマルモデルと見分けがつかないだろう。
VW UP! GTIのリア画像

室内はこれまたVWのGTIのやり方通りにチェック模様のシートとなっている。
別にゴルフとは異なる車なのだから独自のデザインとすれば良いと思う。
VWは現在のゴルフが大きすぎると思っているのだろうか?
ダッシュのセンターあたりはカクカクとしたデザインで少しクラシックな印象を受ける。
それ以外はノーマルと変わらないように見える。
VW UP! GTIのインパネ

ホットハッチはよく走りよく働かねばならない

ホットハッチはよく走るハッチバックで実用性と走りを兼ねた車だ。
1台で日常のほとんどのことをこなすにはうってつけの車だと思う。

最近ではホットハッチという言葉自体も輸入車を除けば死語に近い。
でも管理人TomTomが乗っているS660と比較すると実用性のありがたみをひしひしと感じるのだった。

実用性が高くて走りの性能も高く、それでいて感性に訴えかける部分も兼ね備えた車は世の中に少ない。
もう少し大きなサイズだと、それこそゴルフ7GTIやルーテシア、それにメガーヌ(最終モデルだが)等々がある。
国産では新型スイフトのRStのなんかは唯一こうした輸入ホットハッチと対抗できる車ではないだろうか
そのうちに日本でもヴィッツのスポーツモデルが出るかもしれないがハッキリとは分からない。

管理人TomTomとしてはコンパクトだがスポーティーでしっかりとしたホットハッチの復権を望む。
もっと選択肢が増えたら良いと思うのだ。
UP! GTIが発売されたらぜひ乗ってみたいと思う。

今回はこのへんで
では