S660のブレーキ改善計画 まずはブレーキパッドからやってみる

先日S660のブレーキの感触が悪くなっていると書いた
そこでまずはブレーキパットの交換をしてみようと思い立った。
この休み中にやってみる予定にしているがポチったブレーキパッドはいつ到着するのだろう。
まぁ細かいことはさておいてブレーキに関することを書いてみた。

S660フロントブレーキ201705時点

なんでもそうだが機械モノに慣らしというのは大切だ

機械モノは慣らし運転が大切であるとはよく言われる。
車も例外ではなく最初の1,000kmは急激な加減速を控えて運転してくださいとなっている。

諸説あるが最近では車のエンジンの慣らし運転は不要との意見も聞こえる。
管理人TomTomは慣らし運転はする派である。
まずエンジンは1,000kmまでは大人しく乗り、1,000kmを超えてきたら徐々に回すようにしているが特別なことはしない。
その他の各部も同じで可動部分がお互いに摺動し当たりが徐々に付いてくる。

その期間が終わったら油脂類の交換だ。
エンジン、ミッション、デフ等々の油脂を交換するようにしてる。

慣らしにおけるオイルのお話し

先日スバルのディーラーでBRZの1ヶ月点検の事をお話していた。
オイル交換だけで良いですね?と聞かれたので、全部交換したいと伝えた。
すると「ええ~」と言われたので聞いてみると、通常1ヶ月点検ではエンジンオイルのみを交換するらしい。
オイルフィルターも、デフオイルも交換しないらしい。
ウチのBRZはATなのでATフルード交換はパスするとして百歩譲ってもオイルフィルターは交換したいと思うだろう。
しかし今どきの感覚では1ヶ月点検時のオイルフィルターの交換もしないということだ。

そう言えばオイル交換で思い出したことがある。
BMWの車に乗っていた時、オイル交換のスパンは確か2万kmだった。
新車から2万kmまでまったくオイル交換をしないのだ。
2万kmなんて3年目の車検が来るまで到達しない、だから購入から初めてオイル交換したのは車検時だった。
もちろんオイル容量はたっぷりとあるし、オイル汚れのセンサーも付いていてキチンと監視している。
オイル自体もカストロのロングライフオイルという特殊なオイルだったような記憶がある。
いやはやイロイロあって面白いものだ。

ブレーキの慣らしのお話し

今回のテーマであるブレーキだが、これも厳密な意味では慣らしが必要だ。
だが、これは普通に一般道を走っている限りはそれほど必要とも思えない。
現に車の説明書にも1,000kmはエンジンを回さず慣らし運転を行ってくれとは書いてあるがブレーキの慣らしには言及していない。

本当に必要なのはレーシングスピードで走る際のブレーキだろうと思う。
サーキットで酷使するとか、何かの競技にエントリーするとかといった時だ。
こうした場合はできればブレーキパッドとローターを同時に新品にして焼入れと当たりをつける必要がある。
しかし一般道を走るのがほとんどでも、できればやっておくには越したことは無いだろう。
管理人TomTomはサーキットへ新しいブレーキパッドを装着していって最初の2周くらいで焼入れと当たりをつけることがほとんどだった。
もっと昔のラリーの際では入念にブレーキの慣らしを行っていたのを思い出す。

焼入れが済んで当たりがつくとブレーキパッドの種類にもよるがローターにうっすらとコーティングされたような状態になる。
これが重要なのだ。

下はZC31Sのブレーキ、セントラルサーキットで頑張りすぎて熱が入りすぎた感じだ。

ZC31スイフトスポーツのハブの接触面、きれいに掃除した図

S660のブレーキ改善の第一弾

お話しをS660に戻す。
S660のブレーキの慣らしはやったのか?というご指摘をいただいた。
よくよく考えてみるとS660ではブレーキの慣らしは厳密にはやっていない。
実際にS660で走っていると峠の下りで熱が入り冷めてというサイクルを繰り返すわけだ。
最初に峠を走った時に熱は入るだろうという考え方だ。

最近S660のローターを見てみたら筋が入っているので状態としては良くない状態だ。
6ヶ月点検の際にもディーラーメカニックにたずねてみたが、この状態でもまったく問題ないとのことだった。
S660はこんなもんですよ、とのことだ。

さらにS660は最近になってブレーキの効きも悪くなり感触も悪い。
今まで乗った車ではノーマルパッドでサーキットを走りパッドが終わって交換というパターンだった。
S660の場合はそこまで行かずにノーマルパッドが終わったようだ。
S660のブレーキについては熱の管理がおおいに重要だと思った。

といった経緯があり、今回新たなブレーキパッドを調達した。
今回選択したのは今まで使っていたアクレではなくディクセルのパッドだ。
中でも管理人TomTomの周りで評判の良いESという廉価なタイプにしてみた。
S660の場合4輪で実売価格が約1万円とスポーツブレーキパッドとしては気軽に使える価格がうれしい。

この連休中に4輪ともブレーキパッドを交換しエア抜きをして感触を見てみたいと思う。

S660用に別にポチったモノ

今回ブレーキパッドをポチったわけだが、別のモノも手配しておいた。
それは昔懐かしいハイリフトペダルカバーというモノだ。

先日S660のシートの前後位置を調整した。
前にも書いたが管理人TomTomの場合はブレーキペダルを全てに優先して合わす。
シートの前後位置は一旦決めてしまうとめったに動かさないがブレーキを踏む足が少し窮屈に感じたのだ。
そこでシートを1ノッチ後へ移動したらブレーキはベストになったが、クラッチが遠くなり踏みにくくなってしまったというわけだ。

ハイリフトペダルカバーは純正のペダルのゴム部分をハイリフトペダルカバーに交換して使用する。
文字通りノーマルのペダルゴムよりも厚みがありペダルを手前に引き出した効果がある。
これで足に関してはベストなポジションが取れるはずだ。
さらにシートバックレストを少し立ててポジションを見直そうと思っている。

こうした細かい見直しは毎日乗り作業する時間があるのならすぐに決まるかもしれない。
だが現実には週に1回~2回乗れるかどうかの環境なので遅々としてなかなか進まないというのがもどかしい。

こうして少しづつ自分好みの車に仕上げていくのは何者にも代えがたい楽しみだ。
こういった車弄りの楽しみにもS660は格好の素材だと思う。

 

今回はこのへんで
では