メルセデス新型「S600」が発表、V12+メルセデスの技術の粋

メルセデスSシリーズのフラッグシップ「S600」がデトロイトショーで発表された。

新型「S600」はさすがフラッグシップという印象

さっそくだが「S600」のエンジンはV12+ツインターボで530psと84.7kgmを発揮する。
馬力もさることながらトルクが物凄い。その強大なトルクを1,900rpmから発生するので大きなボディーだが軽々と動かすことだろう。
従来モデルに比較して13ps強化されているが燃費は7.0km/Lから9.0km/Lに改善されている(絶対値は低いが・・・)。

今分かっているスペックは次の通り

メルセデス「S600」L
サイズ:全長5,246mm×全幅1,899mm×全高1,497mm
ホイールベース:3,165mm
トレッド前/後:1,624mm/1,637mm
重量:2,185kg
エンジン:5,980cc V型12気筒36バルブ ツインターボ
最高出力:530ps/4,900-5,300rpm
最大トルク:84.7kgm/1,900-4,000rpm
ミッション:7段AT(AMGスピードシフト プラス 7G-トロニック)
駆動方式:FR
タイヤホイール:前245/45R19、後275/40R19
サスペンション:前4リンク、後マルチリンク
ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク
0-100k/h加速:4.6秒
最高速度:250km/h
燃費:約8.9~9.0km/L

メルセデス「S600」の外観は全く新しくなった

さっそく「S600」の画像を見てみよう。
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↑ メルセデス新型「S600」のフロント画像、既に発表されているSシリーズとそれほど変わらない外観、見るからに立派な印象があるのはさすがメルセデスデザインだ、画像はネット上から拝借

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↑ メルセデス新型「S600」のフロント画像その2、LEDを採用したためか新しいSシリーズはヘッドライトの表情が変わった、レーダー等があるグリルの中央部分が少し気になる、フォグランプのようなものは見当たらない、押し出し感は少し弱まったような印象、画像はネット上から拝借

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↑ メルセデス新型「S600」のサイド画像、端正でシンプルな横からのシルエット、トランク部分はやっぱりマジェスタの印象がある、今後のトランク形状の見本となるかもしれない、タイヤホイールは19インチで前245/45R19後275/40R19となっている、画像はネット上から拝借

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↑ メルセデス新型「S600」のリア画像、なんというか高貴な印象を持たせるリア部分、見慣れてくると良いデザインだと思う、マフラーは左右に2本づつの四角い出口の設定、トランク容量は500Lある、フェンダーの形状とサイドのキャラクターラインの繋がりが美しい、先代に比較してフェンダーが優美になった、画像はネット上から拝借

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↑ メルセデス新型「S600」のリア画像その2、ある意味シンプルで飽きの来ないデザインだ、日本のナンバープレートを収めるのは難しそうだ、そういうところも考慮してほしいと思う、バンパー下にはデフューザーのような物が付くがフィンは無い、テールランプはオールLEDなので粒々が目立つ、画像はネット上から拝借

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↑ メルセデス新型「S600」のインパネ画像、調度品のような室内だ、ステアリングの革の部分とウッドの部分のコンビネーションが素晴らしい、センターのエアコン吹き出し口もクラシックで落ち着きのあるもの、メーター部分は大きなディスプレーとメーターが同居する、画像はネット上から拝借

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↑ メルセデス新型「S600」の室内画像、何度見てもこのシートは居心地が良さそう、もう降りたくなくなるかも、インパネ全体はゆるやかな曲線を描いて優美なデザインだ、画像はネット上から拝借

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↑ メルセデス新型「S600」のコマンダー画像、操作はここに集中していてマンマシンインターフェースはある意味完成しつつある、やはりブラインドタッチできるこの方式が主流になるのだと思う、プリウスのタッチトレーサーと同様現在ではベストな形の一つだろう、画像はネット上から拝借

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↑ メルセデス新型「S600」のヘッドアップディスプレー画像、ドライビングに必要な情報が非常にシンプルな形でカラー表示される、操作系とは別に表示系はヘッドアップディスプレーが主流となっていくのだろうか、個人的には視界を遮るので好みでは無い、画像はネット上から拝借

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↑ メルセデス新型「S600」のエンジン画像、というか搭載イメージ、エンジンがかなりデカい印象、このエンジンはオールアルミ製クランクケース・ワンピースチェーンドライブ機構・特殊な焼入の鍛造クランクシャフト・新型鍛造ピストン・新型エンジンコントロールユニット・ナトリウム充填中空ステム排気バルブ・新しい冷却水循環設計などが採用されている、画像はネット上から拝借

「S600」は安全装備もぬかりなし

さすがにSシリーズのフラッグシップなだけあり現状採用できる装備類はすべて盛り込まれている。

  • マジック ボディ コントロール
  • LEDインテリジェントライトシステム
  • ディストロニック プラス
  • BASプラス
  • プレセーフブレーキ
  • リアCPA
  • アクティブ ブラインド スポット アシスト
  • クロストラフィック コリジョンキーピング アシスト
  • アクティブ レーンキーピング アシスト

等々である。

「S600」の装備はメルセデスの技術の粋

やはりメルセデスのシリーズの中でも代表格のSシリーズのフラッグシップなだけあり装備類は素晴らしい。
安全性や動力性能も超一流だ、燃費だけ少し・・・だが、気にしていてはこんな車には乗れないのが現実だろうと思う。
ちなみに北米では2014年3月発売開始、日本への導入時期はまだ未定だ。
このメルセデス新型「S600」は現時点でのメルセデスのポリシーである「最善か無か」の体現だろう。

今回はこのへんで
では