車にまつわる経済アレコレ、トヨタの決算予想とか

トヨタの上半期の決算状況と通期予想が発表になった。
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トヨタの決算予想の中身

それによると2015年3月決算において純利益2兆円を予想するというものだ。2兆円という絶対額も凄いが、過去最高の決算になるというのも凄い。
ちなみに生産台数は過去最高とはならない見込みだ。 主な要因は円安効果ということが少し心配の種ではあるが好決算には違いない。
一時期のトヨタのことを思うと素晴らしい結果を出している。
最近のトヨタは社長自らプロモーションに走り回り、モータースポーツにも積極的だ。ユーザーが受ける印象も良いものに変わってきていると思う。
ただし心配な部分もあるにはある。製品自体の品質や性能はハイブリッドを中心に高いのだが、普及価格帯での安全装置の装備については遅れが目立つ。
ここはなんとか早く対応して欲しいところだ。

自動車メーカーとアフターマーケット市場

一方アフターマーケットではオートバックスがベネッセの運営するウィメンズパークとのネット上の連携を開始した。以前からオートバックスはネットでの成績が芳しくなく苦戦をしている。
今回は女性客の取り込みを目指しての提携を行った模様だ。
いつの時代でもそうだが、お財布の紐を握っているのは女性なのだ。それはネット上でもあまり変わらないようだ。
車に限らずリアル店舗とネット上のせめぎ合いは日常茶飯事になった。現在ではこの分野は相反するものではなく、相乗効果を狙ったものに変化してきている。
自分の身の回りを考えてみても取り付けが必要だとか調整が必要だとか実際に見ないといけないという場合はリアル店舗で買うことが多い。
スペックが分かっていて取り付けや調整が不要ならネットで一番安いモノを探すだろう。
こうして見るとアフターパーツのマーケットはなかなか難しい。よく考えてみると車自体はネット上の取引はごく少数派である。やはり実物を見て乗って値段交渉してというプロセスが存在する。そのために自動車メーカーのディーラー網があるという必然性があるのだ。
このリアル店舗をもっと活用するというか、ここが変わらないといけないのかもしれないと思った。

今回はこのへんで
では