トヨタRAV4の北米向けラリーマシンが登場

アメリカ国内や北米地域でのラリー競技は日本にいる我々にとってあまり馴染みが無い。しかし広大なアメリカで開催されるラリーは様々な形態があるようだ。
その北米でのラリーに参加するためにトヨタは新型RAV4のラリー仕様車を仕立ててきたので紹介してみたい。

北米でのラリー

我々の世代にはメキシコで開催されるバハ1000が印象に残っているラリーの代表格だ。出場するのはピックアップトラックが多く非常に大きなサスペンショントラベルを持っておりビックリする。
ヨーロッパが主体のWRCのようなラリーとは全く異なる。またパリダカと呼ばれているラリーレイドとも異なるスプリントレースだったりするのだ。
と言ってもこれ以外の北米でのラリーは全く知らないに等しいのでもっと我々ファンも勉強が必要だろう。
そしてドライバーとしてはロッド・ミレンなんかがまず頭に浮かぶ。トヨタのピックアップトラックで爆走していた時期の記憶が鮮烈だ。 グッドウッドフェスティバルでトヨタタンドラをドライブするロッドミレン
↑ グッドウッドフェスティバルでトヨタタンドラをドライブするロッドミレン、アメリカではこういったピックアップトラックのレースが盛ん、非常に長いサスペンショントラベルを持ちしなやかなセッティングが特徴だ、グリルの下にチラッと見えるサスペンションアームの長さを見るとビックリする、画像はネット上から拝借

新型RAV4のラリーマシンが登場

今回発表されたRAV4のラリーマシンは上記で紹介したロッド・ミレンの息子であるライアン・ミレンがドライブする車両だ。北米のラリー競技に参加するために制作された車両で現在ロッド・ミレンの主催するミレンワークスはトヨタと密接な関係にあるようだ。
新型RAV4ラリー仕様車フロント画像
↑ 新型RAV4ラリー仕様車フロント画像、ラリー仕様だがそれほど車高も上がっておらずノーマル然とした外観、アメリカのラリーらしくタイヤはBFGoodrichのall-terrainを履く、ヘッドライト下にHELLAとあるのが面白い、画像はネット上から拝借

 

新型RAV4のラリーマシンのスペック

発表されているスペックは次の通りだ。
ベース車両:2015RAV4LE、約226kg軽量化
エンジン:2.5L4気筒、176bhp/232Nm
タイヤ:BFGoodrich all-terrain tires
新型RAV4の北米向けラリー仕様車、サイド画像
↑ 新型RAV4ラリー仕様車サイド画像、TRDのロゴが入っているのでほぼワークス体制だろう、横から見るとまったく普通のRAV4のようだ、画像はネット上から拝借

新型RAV4リリー仕様車とライアンミレン選手
↑ 新型RAV4ラリー仕様車とライアンミレン選手、ロッドミレンの息子さん達が活躍する時代になったのだなぁと感慨深い、そういう意味ではロッドミレンは良い環境を作り上げているようだ少しうらやましい、画像はネット上から拝借

もっと放送してほしい!

ヨーロッパのラリー競技はWRCが有名でテレビでも放映されているので良くご存じだろう。しかし今回紹介したアメリカでのラリーは意外と知らない事が多い。どんな車や選手が出場しているのか、どのようなコースを走るのか全く情報が無い。これはアジアで開催されるラリーも同様だ。
もっとこうした競技が放映されると面白いし日本でのモータースポーツファンを増やすと思う。

今回はこのへんで
では