アップルの「iOS in the Car」→「CarPlay」

アップルがジュネーブショーで発表した「CarPlay」は以前「iOS in the Car」として発表されたものだが、デバイスメーカーの自動車メーカーに対する一つの布石になっている。
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車内ITをめぐる覇権争い

アップルはiOSでもって自動車内のマンマシンインターフェイスを押さえようとしている。
過去にこうした汎用OSと車との関係は何度かあった。記憶に新しいのはWindowsCEのファミリーだ。現状はフォードはマイクロソフトと組んでいる。
車内のこうしたマンマシンインターフェイスについては自動車メーカーもこの分野で独自性を発揮したいだろうし、それがセールスポイントにもなる。この大事な分野を他の企業に押さえられてしまうと、将来の構想にも影響する。

自動車メーカーの抵抗

おおよそ自動車メーカーはユーザーの持つデバイスのうち、多数を占める汎用OSとなっている時にはこれを採用するだろう。しかしそれが崩れた時には独自のモノを出してくるはずだ。保険みたいなものだ。ただこうしたソフトの開発には多額の資金が必要になることは確かだし、他との接続なども考えると流行り廃りが激しくリスキーな分野ではある。
車という移動するモノと外の世界を繋ぐネットワークが必須の時代になってきているのは確かではある。簡単に言えばマンマシンインターフェイス・M2M・ネットワーキング・自立制御・映像処理というところがキーとなる技術だろうか。

今回はこのへんで
では