男用のダイエット済み新型アルトラパンは無いのか?

最近のスズキは2015年5月19日にスペーシア、2015年6月3日にアルトラパンが相次いでモデルチェンジをしている。その中でも女性に人気のアルトラパンを見ていて気が付いた事がある。
新型アルトラパンのピンク2トーン
↑ 新型アルトラパンのピンク2トーン、先代よりもかわいらしさは抑え気味だが女性受けしそうな外観だ、このデザインで600kg台なのが凄い、画像はメーカーサイトより拝借

アルトファミリーは大幅ダイエットに成功なのだ

昨年の12月に新しくなったスズキの新型アルトは大変軽い車重が特徴だ。商用バンを除いた軽自動車では珍しい600kg台の車重に収まっている。
そのアルトのファミリーであるアルトラパンは文字通りアルトをベースにしていて同じ車台を使用しているのだ。当然新型アルトラパンも軽くなっており先代の800kgに対して新型は680kgに収まっている。ちなみにスペーシアについても車重を新旧で比較してみたがこちらは同じ重さだった。
新型アルトの車台を使用しているモデルは軽くなっているのだ。
新型アルトラパンのカラーラインアップ
↑ 新型アルトラパンのカラーラインアップ、前列が2トーンの設定、パステルカラー以外の色はパッとしない色が多い、特に赤や茶色なんかは垢抜けない、画像はメーカーサイトより拝借

軽くなっても重さはアピールしないのは何故?

アルトもラパンも大幅な軽量化を行い燃費についても改善している。車の場合、軽量化は運動性能、環境性能に大きな影響を及ぼす重要なスペックだ。レーシングカーなどは軽量化に多大な手間とお金を掛けているというのが周知の事実だろう。
しかし一般のユーザーにとって極端な軽量化は安全性への不安につながることもある。特に軽自動車においてはそうだろう。
例えば新旧アルトを比較してみると、旧型で710kgだった車重が新型になると650kgに減量している。その差60kg(-8.5%)というところだ。10%近くも減量できたのは単純に凄い事だ。
軽自動車の場合この絶対値として車重600kg台というのが一般ユーザーがあまり見たことの無い数値なのだ。それだけにユーザーとしてはこんなに軽くて大丈夫なのかと思ってしまうのが現実だろう。
一般的なユーザーはこうした取り方をしてしまいそうだからスズキは大々的に軽量化を打ち出していないのだろうと思われる。
しかし新型アルトのボディーは剛性も高く安全性も十分なモノだ、それはよりパワフルなアルトターボRSが同じボディーを使用している事からも明白だ。
軽いイコール危険ではないのだ。
新型アルトラパンのインパネラインアップ
新型アルトラパンのシートバリエーション
↑ 上が新型アルトラパンのインパネラインアップ、下がシートのバリエーション、インパネは色目がシートはパターンが選択できる、それほどメルヘンチックではないので現実的な感じだ、画像はメーカーサイトより拝借

男用のアルトラパンは無いのか?

日常の足にする車を軽自動車から選択する際に商用バンのような色や内装では味気ない。メーカーや既にユーザーの方には失礼かもしれないが、どちらかと言うとアルトはそんな感じだ。
一方、アルトラパンは主に女性向けの商品構成となっていて、女性に受けるような外装色と内装を自由に組み合わせを選択する事が出来る。しかしその中には男性受けするような色使いは無い。
男性が主に乗る車であっても日常利用するのなら小マシなデザインや色使いの車に乗りたいと思うだろう。ラパンにはこうした発想は無いようだ。
スズキの軽自動車ラインアップを見回しても通常の背の高さではアルトくらいしか選択肢が無いのが現実なのだ。
これは是非とも男性にとってもセンスの良いモデルをラインアップしてほしいモノである。
新型アルトラパンで男性が乗れそうな色
↑ 新型アルトラパンで男性が乗れそうな色、ベージュとか黄色なら男性が乗っていても違和感は無いだろう、赤とか茶とか白とか黒はハッキリ言って男性から見ても魅力を感じない、先代に比較してプラスティッキーな印象もあるもう少しレトロ感が欲しいところ、画像はメーカーサイトより拝借

今回はこのへんで
では