AUDI「S3 セダン」が正式発表、人気出そうな感じ

AUDIのS3と言えばコンパクトなA3をベースにしたホットバージョンだ。
今まではスポーツバックしかラインアップになかったものにセダンが追加になるという情報が昨年から流れていたが、ニューヨークショーで正式に発表になった。

 

ジュネーブショーからニューヨークショーで少し変わったS3

ジュネーブショーでのS3
ニューヨークショーでのS3
↑ 「AUDI S3 セダン」、上がジュネーブショーの際に公開された画像、下が今回ニューヨークショーで公開された画像、ボディー形状・ライト・グリルはほとんどそのまま、細かな装飾が異なるのみだ、画像はネット上から拝借

AUDI S3 セダンのスペック

AUDI S3 セダンのスペックは次の通り。

全長4,460mm
全幅1,800mm
ホイールベース長2,640mm
2.0L 4気筒ターボエンジンTFSI
最高出力300ps/5,500rpm
最大トルク380Nm/1,800-5,500rpm
6速S-Tronic(DCT)
もちろん4輪駆動quattro

AUDI S3 セダンの外観

以前の画像から比較すると至極まともな生産型モデルになっていて、ともすればAUDIらしすぎて冒険がないようにも見えるがこんなものだろうと思う。
あたり前だが先に発表になっていたS3 Sportsbackとフロントは同様のデザインになっている。
「AUDI S3 セダン」フロント画像
↑ 「AUDI S3 セダン」、どこから見てもAUDI流のボディー、ある意味冒険が無くて面白くないが逆に言えば強烈なアイデンティティーを発露している、トランクの部分にスバルのB4の匂いを感じる、セダンとしてはまとまりが良く使いやすそうな印象だ、画像はネット上から拝借

「AUDI S3 セダン」、リアまわり
↑ 「AUDI S3 セダン」、リアまわり、トランク部分からリアバンパーにかけては丸い造形で新鮮、マフラーは4本出し、小さなトランクスポイラーが付く、画像はネット上から拝借

 

AUDI S3 セダンの内装

「AUDI S3 セダン」のコックピット
↑ 「AUDI S3 セダン」のコックピット、AUDI流に仕立て上げられた室内、落ち着いた感じでほどほどにスポーティー、画像はネット上から拝借

「AUDI S3 セダン」の後席
↑ 「AUDI S3 セダン」の後席、シート自体は平板な感じ、AUDIはシートの仕上げが素晴らしいモデルがあるこのもでるもあそうだ、S3セダンも期待ができそうな感じ、画像はネット上から拝借

 

AUDIのシリーズ展開のうまさ

最近のAUDIは得意なパターン展開が成功し車種展開を行っているように見える。
まずベースとなるシリーズがあり、それに満足できない顧客層に、より強力なモデルを提供している。それが一連のSのシリーズだったり、RSのシリーズだったりするわけだ。
RSのシリーズはBMWで言うとMシリーズに当たり、内容と価格は力の入ったシリーズだが、いかんせん好き者の顧客は少ないためにそれほど数は見込めないだろう。
そこで普通のモデルでは物足りない層に対して少しだけ違うものを提供することで顧客はノーマルモデルに対して優越感を得、メーカーであるAUDIは客単価を上げ利益率を稼ぐことができるという訳だ。
実際に自分自身で検討してみてもノーマルよりもSシリーズがどうしても気になる。
少しだけこだわりのある層に対して巧妙な戦略なのである。
総じてドイツのメーカーはこうした戦略がうまいように感じる。

ちょうど良い大きさのS3セダン

このA3/S3のボディーはスポーティーに走るのにもちょうど良い大きさであるし、小さすぎず大きすぎず非常に実用性の高いサイズだと思う。
ひと昔前はこの大きさをA4が担当していたが少しづつボディーが大型化した結果だ。
それにA3のSpotsbackの形に尻込みしていた人たちにも、今回のA3/S3のセダンボディーは取っつきやすいのではないだろうか?
かくいう私もSportsbackはあまり好きではないのだが、今回のセダンは全体のバランスが素晴らしいと思うのであった。
そのうちに日本にもA3/S3共に導入されることだろうと思うが、結構人気が出るのではないかと思うので少し楽しみだ。

今日はこのへんで
では