ペダルのチューニングって見た目重視になっていないだろうか?

    2017/01/18

車をドライビングする際に非常に重要なインターフェースであるペダル。
このペダルっていう奴はステアリングホイールと同じく車を操作する上では非常に重要なのだ。
コレに目を向けたことがあるだろうか。

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スポーツカーに良くある表面が金属製のやわなペダル

管理人TomTomが以前乗っていたZC31スイフトスポーツは金属でカバーされた一見スポーティーなペダルが付いていた。
このペダル外見とは裏腹に非常に操作しにくくて常に改善をしたい部分の1つだった。
というのは各ペダルにはその踏み方というのがありそれに合っていないのだ。

具体的にどういう事なのかと言うと次のような不満があった。

  • アクセルペダルは角度が悪くヒールアンドトーがやりずらいので自分でシャフトを曲げて調整した
  • ブレーキペダルは表面の金属のプレートが滑るのと金属プレートの剛性不足、これは未改善
  • クラッチペダルも同じく滑って剛性不足、さらに角度が悪く操作しずらい、スズキスポーツのクラッチペダルに変更した

ZC31スイフトスポーツのカッコだけの表面を覆った金属プレートと滑り止めのゴムは用を成さなかった。これなら標準のゴムペダルのほうがはるかにマシだった。
管理人のZC31スイフトスポーツのヤワなペダル
↑ 管理人のZC31スイフトスポーツのヤワなペダル、アクセルペダルは丸い鉄棒を曲げて自分好みに調整した、ブレーキペダルは小さくてプレート部分に剛性が無く頼りない感触だったが改善できず、クラッチペダルはノーマルでは角度が悪くスズキスポーツのペダルに交換した、一番左のフットレストはスズキスポーツ製で非常に良く出来たモノだ、大きくて全く滑らないので重宝した

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アクセルペダル操作時の特徴

各ペダルを踏む際の足の動きを解説してみよう。
アクセルペダルは右足で踏むようになっていて微妙なタッチが要求されるペダルだ。その踏み方はそれほど力を加える訳ではなく3つあるペダルの中では最小の踏力で踏むペダルとなっている。

さらに吊り下げ式のアクセルペダルで考えてみると踵はフロアに付けた状態で操作する。という事はアクセルペダルを踏み込むと足の裏はアクセルペダル表面とずれる動きをする。
つまりアクセルペダルの表面は靴にガッチリ食い込むようなモノでは無くある程度滑る必要があるという事だ。

アクセルペダルは鉄の丸棒で作られている場合はある程度曲げることができるので高さ等の微調整を行う事も可能だ。最近ではアクセルバイワイヤで電気的にスロットルを開閉するのでプラスティックで出来ている車も多い。この場合は取り付け部分にワッシャをかましたりして調整できる可能性がある。

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ブレーキペダル操作時の特徴

サーキット等でのスポーツ走行を行う場合にフルブレーキングの機会が多々ある。
このフルブレーキング時にはビックリするくらいの踏力をブレーキペダルに対して与えている事を意識する必要がある。逆にブレーキリリースの局面では繊細な踏力調整を行う必要もある。

ブレーキペダルに関しては自分でもビックリしたがこんなことがあった。
KP61(FRのスターレット)でダウンヒルをしている際に直線からヘアピンへの突っ込みでブレーキングが遅れてしまった事がある。この時これでもかというほどブレーキペダルを踏みつけた。そうするとフルバケットシートだったがブレーキペダルを踏んだ反力で体が持ち上がりルーフに頭をぶつけたことがある。こんな事はもちろん初めてだし、その後にも経験は無いので火事場の馬鹿力という事なのだろう。

こうしたブレーキペダルを踏む際の事を考えるとブレーキペダルの表面は靴との間で滑っては操作できない。さらにブレーキペダル自体の剛性も非常に重要なのだ。

ブレーキペダルは一般的に高さの調整はできないようになっている。さらに剛性を出すためにブレーキペダル自体も頑丈な作りになっている。
こういう事からペダルのチューニングは調整の不可能なブレーキペダルに他のペダル類を合わせるという事が必要となってくる。

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クラッチペダル操作時の特徴

クラッチペダルも非常に力の掛かるペダルなのだ。
ノーマルのクラッチではそれほど重い車は少ないと思う。しかし強化クラッチを入れた車のクラッチペダルの踏力はクラッチにもよるが尋常ではないモノがある。
そしてクラッチペダルも微妙な調整を必要とするペダルだ。従ってクラッチペダルの表面が滑ると操作できない。
さらにブレーキペダルと同じくクラッチペダル自体は頑丈にできていて調整する事がほとんど不可能だ。

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理想のペダルはどのようなモノか?

これまでの事を総合するとスポーツ走行にバッチリな理想のペダル像も見えてくる。
例えばラリーカーであるWRCカーのペダルが参考になるだろう。
その例としてポロWRCのペダルを見てみよう。

レーシングカーのようにペダルが下から生えているタイプだ。
一番右側にあるアクセルペダルは普通の車のような形状となっていて通常の車と変わらない。
そして一番参考になるのはブレーキペダルだと思う。ブレーキペダルは他のペダルよりもひと回り大きく、表面にノンスリップ素材が貼り付けてある。これこそブレーキングがどれだけ重要かと言う事だと思う。
ひと回り大きいのはWRCカーの場合は左足でのブレーキングが普通に行われるために踏みやすくなっている。
一番左のクラッチペダルはアクセルペダルと同形状となっている。これはWRCカーの場合スタート時にしかクラッチペダルを踏む必要が無いためにこうした形状なのだ。
ポロWRCカーのペダル
↑ ポロWRCカーのペダル、ブレーキペダルが一番優先されているのが良く分かる、ブレーキペダルのシャフトはかなりゴツイ、ブレーキペダルの表面にはノンスリップ素材が貼り付けてあり滑らないようになっている、クラッチペダルはWRCカーの場合スタート時にしか使わないのでこの形状だ、アクセルペダルの右にはカーボン製のニーレストが見える、さらに踵部分にはボディーの凸凹をフラットにするヒールプレートが設置されているこれもカーボン製だ、画像はネット上から拝借

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市販車のペダルでは何を重要視すべきか?

管理人TomTomが考えるペダルの機能としては次のような事を実現すべきだと思っている。

ペダルで実現する機能の優先順位

  1. ブレーキが踏みやすく滑らず調整しやすい事
  2. ヒールアンドトーが容易にできるブレーキペダルとアクセルペダルの位置関係にする
  3. クラッチペダルはブレーキペダルとなるべく高さを揃える

各ペダルの調整方法

その際の調整方法はブレーキペダルを基準として他のペダルを合わせる事だ。
市販車でこれを実現しようとすると次のようなチューニングをするのもありかもしれない。

  1. 一番重要なブレーキペダルはゴムを取り去り滑り止めテープを装備する
  2. ブレーキペダルに合わせてアクセルペダルの位置を調整する
  3. ブレーキペダルに合わせてクラッチペダルを調整
    ノーマルペダルをそのまま使用(高さそのまま)
    ハイリフトペダルカバーを使って嵩上げ(高さ嵩上げ)
    ブレーキと同様ゴムを取り去りノンスリップシートを張り付け(高さ低くする)
  4. 調整方法の最後にペダルの表面を覆うカバーを用いて調整する事はなるべく避ける方が良いと考えている
    特にゴムのペダルに重ねて使用する金属のプレートは避けたい、これならゴムのままのほうがマシだ。
    この理由はペダルと足との間に余分なモノが入りリジットではなくなる事
    ペダルとペダルの間に靴が挟まって抜けなくなる事を防止する事
    カバーが外れてしまう事を避ける事
    が理由だ。

 

 

市販車ではできる事は少ないがまとめると

これまでに示したように各ペダルの調整できる範囲は少ないが調整できない事は無い、それをまとめると次のようになる。

  • アクセルペダルが調整できるのであれば調整する。
  • ブレーキペダルはそのまま使用するか、ペダルゴムを取り去ってノンスリップシートを張る。
  • クラッチペダルはそのまま使用するか、ペダルゴムを取り去ってノンスリップシートを張るか、ハイリフトペダルを装着する。

ペダルはドライビングに重要なだけにくれぐれも安全に配慮してチューニングしてほしい。

今回はこのへんで
では

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