JB74_ジムニーシエラのアクセルペダルの位置調整を行った やっぱり3点留めにした

以前にJB74_ジムニーシエラのアクセルペダルの調整を行ったと書いた。
その時は手抜きをして2点留めのペダルユニットのみをワッシャーで嵩上げした。
だけどやっぱり2点留めというのは少々不安が残るので3点留めに変更した。
そんなことを書いてみた。

人間の体と感覚は非常に微妙

管理人は過去にドライビングポジションの事、特にシート位置の微調整について書いたことがある

クルマのシートでもリクライニング等の調整が効かないバケットシートのポジション出しは大いに微妙だ。
調整に使用するワッシャー1枚でも違いが感じ取れたりするのは、人間の感覚ってなかなか凄いと思う。

でも調整したいのはバケットシートだけじゃない。
今回の管理人のケースのようにリクライニングシートである程度ポジション出しはしてみたがピタッと決まらないときもある。
さらにシート・ペダルが決まってもステアリングホイールが決まらないということも多い。
調整すべき箇所がたくさんあるが全てを調整出来ているわけではない。
でも少しでも自分の理想のドライビングポジションに近づけたいというのは誰もが思うことだろうと思う。

バケットシートではないけどポジション出しは重要

バケットシートに限らずシートのポジション出しは重要だと思っている。
人それぞれあるだろうが、管理人は手よりも足を優先するタイプ。
当然のことながら手を優先する人もいる。

管理人はペダルとフロア、そしてシートの位置関係をピタッと決めたいタイプだ。
ペダルが自由自在に操れるならステアリングホイールとの関係には目をつぶる(優先順位が低い)。
順序から言えばペダルとシートの関係をベストに持っていき、最後にステアリングホイールとの位置関係を調整する。

と言ってもノーマルのクルマならステアリングホイールの調整はチルトにテレスコピックしかない。
テレスコピックも調整できないクルマも多くある(JB74_ジムニーシエラもそうだ)。
嫁さんのZC6_BRZなんかでは、管理人がシート位置を合わせると比較的後ろ目なのでステアリングホイールのテレスコピックは最も引き出した状態になってしまう。
ちなみにチルトは一番下になってしまう、つまり目一杯引き出して低くするしかない。

ステアリングホイールに関して言えば、エアバッグのことさえ無ければナルディのディープコーン型を入れてボススペーサーで調整したい。
管理人が競技で走り回っていた大昔はディープコーン型が無かったのでスペーサーを入れまくって調整していた。

今どき個人的にはエアバッグを無効にするのはリスクだと思うのでステアリングホイールは交換しない。
そんなノーマルステアリングホイールの前後位置調整については、今までは全く出来なかったと思う。
だが最近はノーマルのステアリングホイールに装着するスペーサーが発売されていて調整ができるようだ。
これならエアバッグを無効にせずともノーマルステアリングホイールの前後調整ができる。
良いアイディアだなぁと感心するのだった。

シート自体で調整が効かないならペダルを合わせてみる

シートポジションはある程度できているがペダルがスッキリしないということもある。
今回の管理人のJB74_ジムニーシエラではアクセルペダルが遠すぎた。

ではMT(3ペダル)のクルマに乗っているとしてペダルの中での優先順位はどうだろう。
どのペダルに合わせてポジションを出すか?ということだ。
人それぞれだと思うが管理人は次のような順序になる。
①ブレーキペダル
②アクセルペダル
③クラッチペダル
この優先順位でポジションを出す。

ブレーキペダルは調整できないことも多いので、ブレーキペダルにシート位置を合わせるということになる。
その次にそのブレーキとのコンビネーションでアクセルペダルを今回のように調整する。
この2つのペダル間で段差が大きいと、アクセルからブレーキに踏み変える時には向こうずねが攣りそうになる。
さらにヒールアンドトーがやりずらいということにもなる。
こんな感じでクラッチペダルは一番最後になってしまう…。

管理人のJB74_ジムニーシエラはAT(2ペダル)なのでアクセルペダルとブレーキペダルの位置関係のみを調整すれば良い。
ということでアクセルペダルの調整を前回から行っている。

2点よりも3点でしょ

前回のアクセルペダル調整は少々手抜きだった。
JB74_ジムニーシエラのアクセルペダルはバルクヘッドにアクセルペダル用のプレートが3点留めされている。
そのプレートにアクセルペダルのユニットが2点留めされているという構造になっている。

前回の調整は手抜きして2点留めのアクセルペダルユニットの取付部にワッシャを挟み込んで調整した。
だがよく考えてみると、これで固定はされているのだがなんだか心もとない。
斜めに力が掛かった時には傾くのではないだろうかという心配が頭をよぎるのだった。
そこで、やっぱり3点留めしなきゃと思いプレートの下にワッシャを挟み込んで調整する方法に変更した。


JB74_ジムニーシエラのアクセルペダルとプレートを全て取り去ったところ。バルクヘッドからは3本のボルトが出ている、これらにワッシャ3枚を入れて自分の体の方向へ移動させることにした。
JB74_ジムニーシエラのアクセルペダルとプレートを全て取り去ったところ。バルクヘッドからは3本のボルトが出ている、これらにワッシャ3枚を入れて自分の体の方向へ移動させることにした。
上記のボルトにプレートを取付して3本のボルトナットで固定する。3本で固定するので傾くことも無いだろう。
上記のボルトにプレートを取付して3本のボルトナットで固定する。3本で固定するので傾くことも無いだろう。
プレートにアクセルペダルユニットを2本のボルトナットで固定、これで安心できる。アクセルペダルが自分の体に近づく量は以前と同等。
プレートにアクセルペダルユニットを2本のボルトナットで固定、これで安心できる。アクセルペダルが自分の体に近づく量は以前と同等。

たぶん2点留めであっても3点留めであっても実用的にはそれほど差が出るものではないだろう。
しかし力学的にも精神的にも3点留めが安心感がある(ブラシーボ効果かも)。
こういうことは大いに大事だと思う。

ピタッと決まれば楽しいうれしい幸せ

こうして、ああでもないこうでもないと弄ってベストポジションを探すのは楽しい作業だ。
妥協することも多くあるが、制約のある中でベストなポジションが見いだせた時には気持ち良くドライビングできるしなにより楽しい。

ただ人間の体って今回のようにワッシャー1枚の違いが感じられたりする微妙なところもある。
反対に、気にしなければ慣れてしまうということもある(どっちやねん)。
要は自分の意識をそこに持っていくのかどうかということなのだろうと思う。

でも体調や意識は日々異なることも多い。
管理人の場合もリクライニング角度を細かくダイヤル回して調整したりする。
管理人のJB74_ジムニーシエラにはレカロのSR-7Fが装着してある。
レカロのリクライニングシートはダイヤル式で純正シートよりも細かくリクライニングが調整できるところが良いと思っている。

いずれにしても満足できる正しいポジションでドライビングができることは精神的には大いに良いことだ。
皆さまも満足できる正しいポジションでご安全に!

今回はこのへんで
では