最近何かと熱いクロスオーバーその3、「S-Cross」

またまたクロスシリーズである。今回はジュネーブショーでワールドプレミアの予定のスズキのクロスモデルである。以前から「S-Cross」の名前で出ていたのでご存知の方も多いだろう。

スズキと言えば4WDに強い

スズキと言えばクロカン四駆のジムニーが真っ先に思い浮かぶが、不整地の走破性能において現在最高水準の車の一台であろう。大きさはヨーロッパ的に言うとAセグメントになる。またスズキには大型の四駆であるエスクードもラインナップにあり、四駆の経験は豊富だ。

SX4の後継車「S-Cross」

この「S-Cross」は一説にSX4の後継と言われており、大きさ的にはCセグメントに属するようだ。
画像を見る限りかなり現代のデザイントレンドに沿ったスタイリッシュなデザインだ。最近の傾向であるボンネット部分が分厚い歩行者保護のデザインだ。フロントの印象は前に紹介した「Peugeot 2008 Crossover」と近似性を感じる。
SX4も発売時は結構ニッチな部分を突いた車だったが、いかんせんデザインに魅力がなくイマイチの評判だった。それに比較しても今回の「S-Cross」はトレンドをうまく取り込んでいると思う。
「S-Cross」のティザー画像
↑ 「S-Cross」のティザー画像、最近はこうやって発売前に少ししか見せないマーケティングが流行っているが本当にデザインに魅力がある車は普通に公開しても売れるだろうと思う、画像はメーカーサイトより拝借

「S-Cross」のヘッドライト部分のみを見せたティザー画像
↑ 「S-Cross」のヘッドライト部分のみを見せたティザー画像、デザインはともかく個人的には好きな金色だ、それも少し変な金色で他に見たことのない色に見える、この色が発売になったら大英断だ、画像はネット上から拝借

最近のスズキのボディーはなかなか良い

スズキは現行エスクード以降、デザイン傾向と造り込みが変わったと思われ、非常に車自体が良くなっている印象だ。現行エスクードの次に発売されたスイフトではコンパクトだが剛性感あふれるボディーで人気を博している。
さらに最近では軽自動車の燃費技術において、オリジナルの技術を確立し確固たる地位を築いている。規模は小さいがピリッとした気概を持ったメーカーという印象だ。
「S-Cross」はわざわざジュネーブショーでワールドプレミアする事を考えるとヨーロッパでのクロス市場に打って出る戦略車なのであろう。競争の激しいマーケットで戦うだけに内容が今から期待できる。次の情報を待つ事にしよう。

今回はこのへんで
では