北京ショーにアウディTTオフロードコンセプト、TTとは似ても似つかぬ姿

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アウディは北京ショーにTTオフロード コンセプトを出展した。

本題に入る前にアウディが属するVWグループと中国マーケットに触れておこう。VWグループは中国マーケットに大変力を入れていて、その力の入れようは尋常ではない。多分世界で一番このマーケットに力を入れている自動車メーカーだろう。中国マーケット向けのスペシャルモデルも多数存在するようだ。特にロングホイールベース車なんかは高級車としてもてはやされるようだ。

そんなマーケット向けにアウディからTTオフロードコンセプトを北京ショーで発表している。その外観を見てみるとTTとは似ても似つかぬ姿ではないか。なぜこんなネーミングにしたのか理解できない。たぶんこの巨大なマーケット向けの戦略なのだろう。

そんなTTオフロードコンセプトの内容はかなり刺激的な内容だ。プラクインハイブリッドでワイヤレス給電対応だ。エンジンは2.0L直4ターボ292hp、トルク38.7kgmに加えてモーターを2台搭載する。モーターはトランスミッション内とリアアクスルにあり、それぞれ53hpと114hpを発揮する。システム総合出力は408hp、最大トルクは66.3kgmとなる。

その結果0-100km/hは5.2秒、最高速度は250km/h自主規制に達する。そのくせ燃費は52.6km/Lという優れた数値だ。

TTオフロードコンセプトのサイズは4.39m×1.85m×1.53mで以外とコンパクトで低い印象だ。しかしなんだかコンセプトのよく分からない車ではある。どう見てもTTとの共通性は見出せないし、そもそもドアの数が異なる。どちらかと言うとスポーツバックの派生モデルのようだ。ある意味中国マーケットはなんでもありなんで面白い車が出てくる、目が離せないマーケットである。

今回はこのへんで

では