ポルシェ新型「Macan（マカン）」は東京モーターショーでジャパンプレミアとなった車だが我々が思っている車とは少々異なるようだ。
マカンはカイエンの小型版ではない
ポルシェのラインアップで言うとマカンはご存じSUVであるカイエンの小型版という潜入観念があったのだがどうも異なるようだ。
「純血ポルシェ」と言うキャッチフレーズの通り、どちらかと言うとSUVと言うよりは背の高いスポーツカーのようなのだ。
マカンのベースはQ5
まず車の成り立ちだがベースはAIDIのQ5である。その車台に搭載されるエンジンは次の3種がありネーミングされている。
- 「マカン ターボ」：V6 3.6リッター ツインターボ（400ps/550Nm）
- 「マカン S」：V6 3.0リッター ツインターボ（340ps/460Nm）
- 「マカン S ディーゼル」：V6 3.0リッター ツインターボ ディーゼル（258ps/580Nm）
マカンはもちろんフロントエンジンだが操縦性はかなりのモノのようでスポーツカーのように振り回すことができる。もうこうなるとSUVという枠から外れてスポーツカーの領域に踏み込んでいると思うのだ。
そしてポルシェ自身もマカンをそう考えているに違いない。きっと少し背の高いケイマンというような考え方なのでであろう。
マカンターボは強力だ
運動性能としては一番強力な「マカン ターボ」は7速PDKを駆使して0-100km/hを4.8秒、ローンチコントロール付きのスポーツクロノパッケージを装着すると4.6秒となる。これはまさにスポーツカーだ。
またSUVとしての一面としてオフロードモードがあり、全ての制御がオフロード向きとなるモードもある。ちなみにサスペンションはエアサスと通常のバネ式の2種類がある。
気になる燃費はアイドリングストップ、コースティング、エネルギー回生等の技術を満載して400psの「マカン ターボ」で10.9-11.2km/Lとスペックを考えるとかなり優秀な数値を叩き出すところが現代的だ。
日本でも2014年中には発売される公算が強い。
↑ ポルシェ新型「Macan（マカン）」のダンス中フロント画像、なんて素敵なSUVなのだろうまるでダンスを踊っているような画像だ、フロントの造形はカイエンとよく似ているが少し小さい印象だ、、リアのがタイヤが太い、ちなみに「ターボ」はフロント235/55R19リア255/50R19が標準となる、画像はネット上から拝借
↑ ポルシェ新型「Macan（マカン）」のダンス中リア画像、リアハッチはかなり傾斜している、ボディサイズは全長4,699×全幅1,923×全高1,624mmとなりコンパクトとは言っているが日本ではかなり大きい特に全幅が大きいので取り回しに苦労しそうだ、マフラーは4本出しでデフューザーも付く、画像はネット上から拝借
↑ ポルシェ新型「Macan（マカン）」のオフロード画像、もちろんオフロードを走ることができる、オフロードモードではシフトスケジュールを始めオフロード向けの設定となり車高も40ミリ上がる、もちろんフルタイム4WDでトルクスプリット型で前後のトルク配分はかなり細かく制御される、画像はネット上から拝借
↑ ポルシェ新型「Macan（マカン）」のインパネ画像、ポルシェらしいインパネ、ステアリングは偏心した真円、シフトレバー横のスイッチ類が壮観だ、面白味は無いがポルシェのセオリー通りの見慣れたインパネ風景だ、画像はネット上から拝借
↑ ポルシェ新型「Macan（マカン）」のブレーキおよびリアのエアサス画像、ブレーキシステムはオプションでPCCB（ポルシェ セラミック コンポジット ブレーキ）を選択できるところが非常にスポーツカーしてる、足回りは基本的にAUDIのQ5と共通だがエアサスは「Macan（マカン）」だけだ、画像はネット上から拝借
↑ ポルシェ新型「Macan（マカン）」のフロントコイル方式のサスペンション画像、各パーツにAUDIの表示があるのが分かるだろうか、足回りはAUDIのQ5と共通というか全く同じらしい、しかしチューニングはポルシェという事だ、画像はネット上から拝借
↑ ポルシェ新型「Macan（マカン）」のブレーキおよびエアサス画像、ターボ用3.6L V6ツインターボ エンジン、最高出力400ps最大トルク550Nmと強力、0-100km/hを4.8秒でこなす、燃費も10.9-11.2km/Lとスペックからすると優秀、画像はネット上から拝借
マカンはSUVの形をしたスポーツカーだ
価格は車格からするとカイエンよりは安価な設定となるはずだ。日本への導入は2014年の後半と見られるが内容からするとかなり人気が出るのではないだろうか。
SUVの形をしたスポーツカーの登場だ。
今回はこのへんで
では
