ルノー新型トゥインゴに試乗してみたら結構まともな車だったがコンセプトが唯我独尊なのだ

 

先日200万円予算の輸入コンパクト車を取り上げてみた
その中で結構インパクトがあったのがルノー新型トゥインゴだ。
新型トゥインゴはスマートとプラットフォームを共用する今時の自動車メーカー事情による成り立ちの車だ。
最大の特徴はなんといっても今時めずらしいRRレイアウトにあるだろう。
そんな新型トゥインゴに興味津々で試乗してきたのでさっそく書いてみた。

新型トゥインゴのLEDランニングライト

上の画像は新型トゥインゴのLEDデイランプ、独特のデザインで一種のアイデンティティーとなっている。
TwinRunに採用されていたような渦巻きではないが個性的。

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新型トゥインゴの第一印象は分厚く塊感が凄い

管理人TomTomは以前ルーテシアには試乗したことがある
その際にはルーテシアのデザインはルノーらしい曲線を活かした素晴らしいデザインだったという印象がある。

小さいくせに嵩高くて小さなSUVみたい

今回新型トゥインゴの第一印象は分厚いということだ。
何が分厚いのかというと全体に嵩高いのだ。
ボンネットもルーフもそしてフェンダーもボリュームがたっぷりあってこんもりとしているのだ。
なんだかごくごく小さなSUVを目の前にしているような印象なのだ。
ボディーはおおむね丸っこいのだが丸いと言い切るには少し違う、丸っこい中にも塊感が半端ない。
それに加えて後ろから見ると往年のサンクターボのオマージュとなっていてフェンダーが出っ張っていて好き者だったらすぐに気づく。

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新型トゥインゴのボディーはペラペラ良い意味でミニマル

新型トゥインゴのボディーはほとんどが樹脂でできていて鉄の部分はルーフとドアくらいだ。
だからボディーを触るとプニュとへこみ、叩くとペコンと音がするのが今時な感じだった。

新型トゥインゴのフロント画像

さらに輪をかけるのがドアを閉める時の音で今までにないくらい安物臭い音がする。
しかしこの安物臭い雰囲気が新型トゥインゴ全体に貫かれていて、ある意味これがコンセプトになっているのだ。
普通の人がコレを聞くとちょっと興ざめかもしれない。

ただ全体の造形はかわいくて良い感じだ。

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新型トゥインゴは安物臭さがコンセプト!?

室内を見渡してみると非常にプラスティッキーな作りをしていて他に例を見ないかもしれない。

下の画像は新型トゥインゴのインパネ画像。
カラフルだが非常にプラスティッキー、造形はちゃちいが質感と操作性はそれほど悪くない。
ただ高級に見せようとしていないところが潔くて気持ち良い。
ステアリングホイールは下が切れたD型シェイプでかなり小径なもの。

新型トゥインゴのインパネ画像

新型トゥインゴのプラスティッキーな内装

シフトレバーの根本のプラスティックなんてこれ以上安物臭くできないほど安物臭いと思った。
しかもシフトレバーの生えているベースが球状になっていてこれがまた安物臭くて笑える。

ナビなんて付けるスペースすら用意されておらず、自分のスマートフォンを使えば?というコンセプトだ(オプションでフォルダーが用意される)。
こんなに安物臭いのにナビなんて付けるお金持っているの?って聞かれているようだった(苦笑)。

リアシートはおまけ?でもリアのドアあるし・・・

リアシートは非常に狭く平板で。おまけのようなシートだ。
きちんとリアのドアが作り込まれているのに軽自動車に比較してもビックリするほど狭い。
たぶん新型トゥインゴのりあシートは大人なら20分ほどなら我慢できるくらいだろうと思う。
それにリアの窓はフリップアウトするタイプで下には下がらない(VWのUP!と同じ)。

ここまで徹底すると潔いと思う

目に見える部分と触れる部分がほとんどこうした作りになっていてある意味清々しい。
キャッチの通り「パリが仕立てたコンパクト」というのは正解だろう。
逆に言うとシンプルが好きな人には非常に良いと思うのだ。

管理人TomTom自身も新型トゥインゴのこうした雰囲気は嫌いではないのだった。

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新型トゥインゴに乗り込んでみると好き者にはなかなか良い

外観と内装の第一印象はこんな感じだったのだが実際に新型トゥインゴに試乗させていただいた印象はすこぶる良い。
ただし近所を走り回るという条件付きだ。

新型トゥインゴの操作系は及第点

ステアリング、アクセル、ブレーキ、変速動作どれをとっても及第点でまずまずの感触だ。
思ったよりも良かったが特別感触が良いわけでもないが悪いわけでもない、我慢できる最低限の感触という感じだ。

エンジンとミッションはどうなん?

アクセルに対するエンジンのツキはもっさりとしているがパワー感とトルク感はそれなりにあり街中では十分走る。
気になるルノーのEDCと呼ばれるダブルクラッチトランスミッションはどうなんだろうと思っていた。
ルーテシアのときには大変良くできたミッションだと思ったがRRだけに狭い床下に押し込められているので気になっていたのだ。
新型トゥインゴのミッションはダブルクラッチだから速いとかショックが少ないというのは期待しないほうが良い。
特に低速(1速と2速)では少々ギクシャクするのが玉にキズだがキチンとその機能を果たしている。
試しにシフトレバーによるマニュアル操作でシフトダウンしてみるとブンっとブリッピングするところなんてちょっと生意気でかわいい。
新型トゥインゴはRRが特徴だが運転してみるとそうそう意識することはない。
だがアクセルを踏むと後ろの方からノイズがやってくることで意識できる。
室内は思ったよりも静かで普通にお話しができる。

下の画像は新型トゥインゴのエンジンとシフトレバー画像。
エンジンはリアの荷台の下に鎮座するがギリギリのスペースに押し込まれている感じ。
音や振動は全く問題ない。
右はシフトレバーの画像、右は通常のDモードで左に倒せばマニュアルモードとなり積極的にシフトできるしシフトダウン時はブリッピング付き。
シフトレバーの根本が話題のプラスティッキーな球体となっている。

新型トゥインゴのエンジンとシフトレバー画像

ステアリングは少々頼りない

街中を試乗してみてステアリングをクリクリと回す機会が幾度とあった。
まず感じたのはステアリング操作が軽すぎることだ。
軽すぎるだけではなくフィードバックも少なく路面の状況が全く伝わってこない。
ここは期待はずれだった。

サスペンションと乗心地

乗心地は意外にもしっとりしていて柔らかいのだが柔らかすぎることもない。
街中を走る程度ではある程度の速度ではダンピングがある程度効いていてキチンと姿勢を保っている。
ただ足回りがヘタってきたり激しいGをかけるとRRなのでリアサスペンションが底付きしてしまうような状況もあるかもしれない。
新車のうちは良いのだが経年変化が少々心配な印象だった。

下の画像は新型トゥインゴのフロントホイール画像。
フロントはキチンとベンチレーテッドタイプでぬかりなし。
フロントタイヤサイズは165/65R15で細い(リアとはサイズが異なる)。

新型トゥインゴのフロントホイール画像

シートはあかん

新型トゥインゴは全体的にアップライトな車で運転姿勢もそうなっている。
シートは非常に固く車に対してマッチしていない。
さらに腰のサポートが悪くて近所は良いけど長距離には出かけたくないシートだった。
近年まれに見るデキの悪いシートだ。
営業マンに聞く所によればスマートと共用のシートということだが車のコンセプトの違いが際立つ結果になってしまっている。
フランス車らしくもっとふんわりと包み込むようなシートが必要だろう。

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結構売れているらしい新型トゥインゴ

ルノーの営業マンに聞くと納期はいま2017年2月に発注して5月~6月くらいとのことだった。
それだけ売れているのかと思ったが割当台数が少ない上に想像以上に売れているという事情が重なっているみたいだ。

管理人TomTomが新型トゥインゴに感じたのは次のようなことだ。

ミニマルなコンセプトに同調すれば幸せ

新型トゥインゴのコンセプトは非常にミニマルでシンプルそれに安物臭いがちょっとだけフランスの香りがするという感じ。
これに同調できる人であれば問題はないだろう。
考慮しなければらないのはリアシートは大人が座るには不向きなので実質は2×2程度と考えたほうが良い。
こんなシンプルで割り切った車は今時めずらしいと思った。

走る機能は良くできている

新型トゥインゴは価格なりに走る機能をキチンと実現している。
ステアリング、ブレーキ、アクセルとエンジン、それにミッション、手に触れるコントロール類は及第点だろう。
ペダル配置がちょっと寄っているので気になる人には気になるポイントかもしれないのでチェックすべきだ。
RR方式にしても一般の人なら特に意識せずに乗ることができる。
ただステアリングは軽すぎてフィードバックはない。
また高速道路の挙動が気になるのでここは十分吟味したほうが良いだろうと思う。

下の画像は新型トゥインゴのリアホイール画像。
リアタイヤのサイズは185/60R15となっていて生意気にもフロントよりも少し太い。
リアのブレーキはドラム式だがシルバーに輝くアルフィンドラムが奢られていてこういうところは国産車も見習うべきだ。

新型トゥインゴのリアホイール画像

日常の使い勝手

新型トゥインゴは2名までの利用で近距離の用途に向いていると思った。
ある程度シートの高さがあるので乗り降りは大変楽にできる腰掛ける雰囲気だ。
アップライトな姿勢からは視界もまずまずでボディーが丸いが心配することはない。
ラゲージについても床は高いがキチンと確保されている。
RRレイアウトの恩恵でステアリングの切角が大きいのが特徴で小さく回れるので取り回しは楽である。

我慢できないシート

特に吟味が必要なのはシートの出来だと思う。
こうした新型トゥインゴのシートが好みなら良いがちょっとこのシートでは連続1時間程度が限界だろうと思う。
ルノーはパリの街中を1時間だけ走るという条件でこのシートを設定したのだろうか?聞いてみたいものだ。

ということで新型トゥインゴについて管理人TomTomの判断はこのシートなら買わない。
シートを交換するという手もあるがスポーツカーでもないのにそこまではしたくない。
他はよくできているので惜しいと思うのだった。

今回はこのへんで
では

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