新型シビックType-Rは2グレード、なんと最大トルクの発生回転数が異なる

新型シビックType-RはUKですでに販売が開始されている。
気になるそのグレード構成やオプション類も公開されているのでチェックしてみた。
新型シビックType-Rのリア画像
↑ 新型シビックType-Rのリア画像、実際にこんな暗いサーキットを走る事は無いと思うがなかなかカッコ良いショット、各部のディティールは美しいという感じではなく体育会系の仕上げ、なんだか大昔のTSマシンを思い出してしまった、画像はメーカーサイトより拝借

新型シビックType-Rのグレード構成

新型シビックType-Rのグレードは2種類あり「TYPE R」と「TYPE R GT」となる。共通してエンジンは「2.0T i-VTEC」ミッションは6MTのみの構成だ。
機構部分を含め基本的な部分はトルクの件を除いて変わらないが装備品が異なる。
新型シビックType-Rのフロント画像
↑ 新型シビックType-Rのフロント画像、この角度からだとフロントフェンダーの出っ張り具合が良く分かる、ボディー全体は5ドアハッチバックだが各部のパーツで非常にアグレッシブな印象だ、もう少しスポーツカーらしい形状のボディーが欲しかった、画像はメーカーサイトより拝借

気になる新型シビックType-RのUK価格

新型シビックType-RのUKでの価格は次のようになっている。

  • 「TYPE R」:£29,995(約575万円)
  • 「TYPE R GT」:£32,295(約619万円)

新型シビックType-Rは大変高価な車になってしまった。昔のボーイズレーサー的な性格が失せてしまっているのが少し悲しい。

新型シビックType-Rのカラーバリエーションその1
新型シビックType-Rのカラーバリエーションその2
↑ 新型シビックType-Rのカラーバリエーション、5色のボディー色が用意される、黄色も欲しかった、画像はメーカーサイトより拝借

新型シビックType-Rのスペックを再度おさらいしてみる

新型シビックType-Rのスペックは次のようになっている。

サイズ:全長4,390mm×全幅1,878mm×全高1,466mm
ホイールベース:2,594mm
車両重量:1,382~1,397kg
エンジン:2.0i-VTEC、1,996ccガソリンターボ、アイドリングストップ付、ユーロ6適合
最高出力:310PS/6,500rpm
最大トルク:400Nm/2,500~4,500rpm
ブレーキ:前18インチベンチ&ドリルドディスク、後16インチソリッドディスク
タイヤホイール:235/35R19、アルミホイール
タンク容量:50L
燃費:13.7km/L(Combined)
最小回転半径:6.3m
乗車定員:4名
ヘッドライト:ハロゲン
車両制御:「R+」モード

0-62mph加速:5.7秒
最高速度:167.8mph(約270km/h)
新型シビックType-Rのエンジン画像
↑ 新型シビックType-Rのエンジン画像、なんと言ってもこの強力なエンジンが最大の特徴だろう、このエンジンに見合うボディーやブレーキ等の総合性能が問われる、個人的にはターボ化ではない方向でやってほしかった、画像はメーカーサイトより拝借

新型シビックType-Rのグレード間の違い

最大トルクの発生回転数が異なる

不思議な事に最大トルクの発生回転数が異なる。これはどういう事なのだろう。
最大トルク以外のエンジンスペックは同一なのだが2つのグレードでエンジンの味付けが異なるという事なのだろうか。この件については徐々に明らかになる事だろう。

  • 「TYPE R」:400/2,500rpm
  • 「TYPE R GT」:400/4,500rpm

上記以外の新型シビックType-Rの2つのグレード間の相違点

「TYPE R GT」には「TYPE R」に加えて次の装備が追加される。
ホンダコネクトがGARMINのナビ付き
6スピーカーが8スピーカーになる
ペダル
アンビエントライト
自動防眩ミラー
オートエアコン左右独立
電動格納式ドアミラー
パーキングセンサー
オートワイパー
リモートパワーウィンドウ
リモート格納ドアミラー
ワンタッチパワーウィンドウ
サブトランク
オートヘッドライト
ハイビームサポートシステム
レッドアンビエントライティング(ドアトリム)
ブラインドスポットインフォメーション
フォワードコリジョンワーニング
レーンデパーチャーワーニング
TSR
新型シビックType-Rのリアウィング画像
↑ 新型シビックType-Rのリアウィング画像、良く見ると複雑な形状をしている、翼部分が微妙な曲線を描いているのが本格的で効きそうな印象、画像はメーカーサイトより拝借

新型シビックType-Rのオプションとアクセサリー

オプション

オプションとしては次のようなモノが用意されている。

Carbon Exterior Pack – Black
Carbon Exterior Pack – Red
Carbon Interior Pack
Rally Red Exterior Pack
Rally Red Interior Pack
新型シビックType-Rのカーボンパック
↑ 新型シビックType-Rのカーボンパック、外装と内装にカーボンがあしらわれる、内装は単品でも装着可能なようだ、画像はメーカーカタログより拝借

アクセサリー

アクセサリーの類は小マシなモノは全く用意されていない。ボディーの外装を少しだけモディファイするようなモノばかりだ。これから充実するのだろうか。
カタログには新型NSXなんかが登場しているので面白い。
新型シビックType-Rのレッドパック
↑ 新型シビックType-Rのレッドパック、こちらも外装と内装にレッドの装飾があしらわれる、画像はメーカーカタログより拝借

新型シビックType-Rで個人的に気になるところ

新型シビックType-RにはLSDは装備されているのだろうか。
Webにもカタログにも記載が無い。思うに車両制御の各種電子デバイスに組み込まれているのだろうと思う。従って機械式のLSD等では無く電子式のモノとなっているのではなかろうか。詳細情報が欲しいところだ。

新型シビックType-Rのメーターを見ていてレッドゾーンが7,000rpmなのだ。これはターボ付きとはいえType-Rとしては低くないだろうか。もう少しカーンと回してスッキリ楽しくパワーを味わえるエンジンが良いと思うのだがどうだろう。
新型シビックType-Rのレブカウンター画像
↑ 新型シビックType-Rのレブカウンター、レッドゾーンは7,000rpmで全く普通の車になってしまったのが少し悲しい、ニュルのアタック動画を見ているとミッションもワイドな設定なようでトルクで走る方向のセッティングなのだろう、画像はメーカーサイトより拝借

さらにインテリアの質感や仕立て等を見ているとルノールーテシアRSやメガーヌRSのほうがよっぽど高級感があって良さそうだ。パフォーマンスはこのクラスでは唯一の新型シビックType-Rだが価格相応の装備をしているかと言えばそうは見えない。路線変更して高級スポーツカーを目指すならそれなりに仕立て上げないとユーザーは満足しないだろう。
これに関連して2ペダルモデルを用意すべきだろう。ロータスもルノースポールも2ペダルのモデルを用意する時代だ。しかも上記のように高級スポーツカーを目指すなら必須だと思う。コンセプトが中途半端な気がするのだ。

新型シビックType-Rの情報は「新型シビックType-Rカテゴリー」をご覧ください。

今回はこのへんで
では