ホンダ新型「シビックType-Rコンセプト」これが市販型か?、ちょっとやり過ぎの感あり

以前からホンダ新型「シビックType-R」は露出されていたり、メディア向けに試乗会が行われていたがジュネーブショーにコンセプトとして出てきた。 画像を見る限り外装は既にかなりの水準に仕上がっている印象だ。現在は走り込みをして最後の仕上げをしているのではないだろうか。

Type-Rのあり方も変わってきている

新型シビックType-Rはスポーツカーのどこを目指しているのか良く分らないが、昔のコンセプトからは少しづつ離れて行っているような印象がある。
例えばType-RとしてEK9なんかは下手をすれば外観からはType-Rと非常に分かりづらいようなさりげなさがあった。歴代のType-Rを見ていると少しづつ派手にはなってきているが、そんなベースモデルと外観は変わらないコンセプトを引きずっていたと思うのだ。これが玄人やらオッサン受けするのだろう、いやいや若い人も自分なりに消化していた。
ホンダのスポーツカーが無い今、この「シビックType-R」がホンダの唯一のスポーツカーとなる。こういった立ち位置だからアイコン的なスポーツカーとなるべく生まれてきているのではないだろうか。
市販車をベースとはしているが、ベース車とは全く異なった車というか別モデルとしての位置付けをして、価格もそれなりの価格を付けるというわけだ。
しかし買う方としてはベース車も含めて専用モデルならば、かなりの高額な金額を投入しても納得なのだが、市販車をベースとしている以上あまりに高額な金額というのは心理的に抵抗があると思うのだ。
過去に無限モデルのコンプリートカーは500万円だったし、インプレッサの限定Sシリーズなんかも同様の価格帯でこのあたりが限界だろうと思う。
それでも庶民には程遠いスポーツカーとなってしまう。 メーカーとしては利益の出る車作りをしなければならないから、もうからない車やモデルは切り捨てるという取捨選択が必要なのは分る。
しかしホンダとしての手に入るスポーツカーを出さないことには、スポーツカーメーカーとしてのホンダは忘れられてしまうのではないだろうか。

新型シビックType-Rの画像

まずは公開された画像を見てみよう。

↑ ホンダ新型「シビックType-Rコンセプト」のフロント画像、バンパー下部の開口部の大きさが高性能を予感させる、グリル自体はなんだか無限のメッシュグリルを最初から装着しているような印象のもの、少しだけ古臭い車を見ているような印象がある、画像はネット上から拝借


↑ ホンダ新型「シビックType-Rコンセプト」のフロント画像その2、フロントバンパーのコーナー部分の造形にFD2シビックType-Rの面影がある、この角度から見ても空力パーツが尋常ではない、リアドアのノブはベース車同様ピラー部分にありブラックアウトされていて目立たない、画像はネット上から拝借


↑ ホンダ新型「シビックType-Rコンセプト」のサイド画像、 これはこれでバランスのとれたシルエットをしていると思う、サイドから見てもフェンダー部分がいかにもいかつい、ホイールは19インチだろうか非常に大きく見える、サイドの空力付加物はフロントからサイドそしてリアへとそれなりに統一されたデザインをしている、画像はネット上から拝借


↑ ホンダ新型「シビックType-Rコンセプト」のリア画像、 一番目立つのは巨大なリアのウィングだろう、よく見ると2枚の羽根が付いている可動式かどうかは分らない、ウィングとテールランプが一体化されて煩い、これはサードパーティー潰しでもある、もう少し大人のデザインができなかったのだろうか、デフューザー部分も仰々しく仕上がっていて非常にレーシーだがひつこい印象だ、画像はネット上から拝借


↑ ホンダ新型「シビックType-Rコンセプト」のリア画像その2、町中で前にこんな車が走っていたらどう思うだろうか、「こんなレーシングカーみたいな車に乗っている奴はどんな奴なのだろう」と思えるほどの仕上がりだ、性能は良いのだろうが自分で乗ってみたいと思わない車になってしまった、画像はネット上から拝借

強烈な外観の新型Type-R

確かにレーシーな印象はすごく強い。
しかしながらこれを乗るには勇気がいるだろう。歴代のType-Rのように車好きなお父さんという印象ではなくなってしまったところが残念だ。
そうなるとホンダは早急に「Type-R」のブランディングを日本国内で行う必要がある。今までと全く異なった車になってしまっているからだ。
その対策として多分ホンダの事はフィットあたりにもType-Rを設定してくるのではなかろうか。
こちらも期待してみたい。

新型シビックType-Rの情報は「新型シビックType-Rカテゴリー」をご覧ください。

今回はこのへんで
では