古い車のレストア リメイク リボーン リイマジン、呼び名はイロイロあるけれど自分らしく日常使える古い車DC2

先日ポルシェ911のレストアメーカーを紹介した。
こうした古い車の再生のシリーズではないが、管理人はかなり以前から興味があり購入を非常に迷った車がある。
それはインテグラType-RのDC2なのだ。
ストイックに走るには今でもうってつけの車だと思う。
今回紹介するDC2はルックスを追求した車では無いがストイックに走ろうという人にはこういうやり方もあるという良い見本だと思う。
インテグラType-R

ストイックに走るには最適なDC2

DC2はご存じの通りホンダインテグラの1つのグレードでType-Rが付いた2番目のモデルだ。
1番目はNSXだったが、普及価格帯のストイックな走れる車としては初めてのモデルとなる。

ホンダの歴代Type-Rに感心するのは限られたリソースの中で走る事を最優先にした車作りにある。
しかもFFの世界に走る楽しさを持ち込んだ事は非常に高い功績だろう。

一例をあげるとエンジンはB18型の1.8Lから200PSを絞り出す典型的な高回転型エンジンだが、VTECのおかげで街乗りでも苦労しない低速トルクがあるところが素晴らしい。
またサスペンションは前後ともダブルウィッシュボーンが奢られていて今考えると贅沢な作りなのだ。

そんなDC2も20年選手

DC2のインテグラType-Rが登場したのは1995年だから古い個体ではすでに20年選手となる。
しかしその後の登場した車ではこれほどのポテンシャルを持つ車も無い事から競技の世界では未だに現役で好成績を上げ続けている。
ある意味これは寂しい事だが社会情勢等があるので世の中の流れだと思う。

そこで中古車のDC2をフルにレストアして好みのDC2を作ってしまうというショップもある。
管理人TomTomはこうしたDC2が欲しくて実際にショップへ出向いてお話を伺った事がある。

DC2のリメイク

そのショップはファインアートというショップで滋賀県の甲賀市にある。
ファインアートではこうしたレストアをリメイクと呼んでおり徹底的に細部まで手を入れるのだ。

競技を専門とするショップではボディーから競技車を作る事はある意味当たり前でしっかりしたボディーが無いと足が動かないのだ。
だからDC2のボディーをフルにストリップしてから錆を取り補強を要所に入れていく。そして再塗装すれば新品同様なのだ。
このボディーに定評のあるパーツを組み付ける。
さらにパワートレーンは一旦分解して交換が必要なパーツは交換しバランス取りして最組み付けを行う。
これらのボディーのレストアとパワートレーンのオーバーホールをセットにした形がファインアートの売りなのだ。
ファインアートのDC2ボディー作業
↑ ファインアートのDC2ボディー作業、ボディーをいったんストリップしてスポット増しや補修したうえで再塗装する、これで新品以上のボディーが手に入る、画像はメーカーサイトより拝借

ファインアートのDC2エンジン作業
↑ ファインアートのDC2エンジン作業、エンジンも一旦ばらして再組み立てを行う、素人には手の出せない領域だけにココまで手が入っていると非常に安心だ、画像はメーカーサイトより拝借

ファインアートのDC2ミッション作業
↑ ファインアートのDC2ミッション作業、ミッションもエンジン同様バラしてから再組み立てを行う、LSDも好みのパーツを指定して組んでもらえる、画像はメーカーサイトより拝借

ファインアートのDC2ブレーキ作業
↑ ファインアートのDC2ブレーキ作業、こうして車のあらゆる所に手が入り新品同様に仕上げられる、これらが車両そのものも含めたパック料金となっていて分かり易い、画像はメーカーサイトより拝借

もちろん注文してから作業にかかるので自分の好きな仕様に仕立て上げる事もできる。
これなら動く部分は全て手が入った新品同様のDC2が手に入る事になる。
まさに走る事が好きな人であれば理想の車には違いない。

管理人TomTomも何年か前にファインアートへお邪魔して作業風景を見せていただき見積してもらったことがある。
残念ながら処々の事情で購入には至らなかったが今でもこうした手の入ったDC2は欲しいと思っている。
一番のメリットは素人が自分で手が入れれないパワートレーンが組み直してあることだ。
加えてショップにこれらの作業を個別にオーダーして作業していただくよりもかなり安く済むパック料金というところだろう。
もちろんオプションでパーツを加えていくと価格は変動する。

ストイックに走る車を探している人は覗いてみてはいかがだろうか。

コンプリートカーと言う商品

最近では新車や中古車を用いてお勧めパーツを組み込んだパターンのコンプリートカーというジャンルが人気だ。
我々一般ユーザーが手の出せる価格と内容が完成した状態で手に入るのが最大のメリットだ。

今回は絶版車のDC2をベースにレストアして新品同様の性能を発揮するDC2のリメイクを紹介したがこうした形は今後ますます人気が出るに違いない。
ショップの工賃と言うのはある意味グレーでいくらかかるか分からない奥の深い世界だからだ。
それがハッキリとしたパッケージ料金で提示されているのは安心できるのだ。

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