車のハブボルト(スタッドボルト)の不思議、でっぱったものとへっこんでるの、必要な工具

    2017/01/17

車のハブボルト(スタッドボルトと呼ばれることもある)は車両にホイールを固定する非常に重要な部品なのだ。
このハブボルトは日本車と輸入車(特にヨーロッパ車)で全く形が異なるのをご存じだろうか。
日本車はハブからハブボルトが生えているタイプ、逆に輸入車はハブにはボルト穴のみがあるタイプと違いがある。
なぜこういう事になってしまったのだろうか。

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ハブボルトの種類

ハブボルトと言ってしまうとちょっと語弊があるのだが、要はホイールを装着する際にナットを使うのか?ボルトを使うかうのか?という事だ。

ナットを使う場合

日本車ではハブ側からボルトが生えていてホイールをナットで固定する車が大多数を占める。
交換前のブレーキキャリパー
↑ 国産車の例アイシスのハブボルト、ハブから5本のボルトが生えている、ここにホイールを装着しナットで締め付ける構造になっている

ボルトを使う場合

日本車とは正反対に輸入車でもヨーロッパ車はハブ側には穴が開いているだけでホイールを装着する際にはボルトをねじ込むタイプが大多数を占める。
BMW X3のハブ
↑ BMW X3のハブ、こちらはハブに穴が開いているだけだ、ホイールを装着するにはボルトを使用してこの穴にねじ込む、ホイール装着の際に引っかけるところが無いので重いタイヤホイールでは難儀する

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それぞれのメリットとデメリット

どちらが良いかという事は車の利用状況や部品の入手のしやすさ整備に関係してくるので一概には言えないが簡単に上げてみよう。

ナットを使う場合(日本車に多い)

・メリット
ホイールの装着が簡単
・デメリット
ハブボルトの交換に手間と時間が掛かる
長いボルトが必要になる時に対応できない(スペーサーを入れるような場合)
ハブボルトが痛む場合がある

ボルトを使う場合(ヨーロッパ車に多い)

・メリット
ハブボルトの交換が簡単
・デメリット
ホイールの脱着が大変

背景にある考え方

日本車の多くに見られるハブからボルトが生えているタイプはハブボルトを簡単に交換できないようになっている。
つまりハブボルトはユーザーには触らせたくない部分という事だ。
一方ホイールを締め付けるナットは交換が容易だ。

逆に輸入車でもヨーロッパ車に多いハブに穴があるだけのタイプはボルトの交換が容易なのだ。
ボルトを買ってくればOKだ。
この場合ハブボルトは消耗品としてドシドシ交換してくださいという考え方がある。
ヨーロッパ車でハブボルトを交換すると日本車で言うとハブボルトとナットを両方交換する事になる。

これは車に対する考え方の違いからくるものだろう。
管理人TomTomは日本車式のハブからボルトが生えているタイプが好みだ。
理由は簡単、ホイール脱着時に圧倒的に楽だからだ。

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ハブボルトによる作業性

普通に車に乗っているとほとんどハブボルトを見る機会は無いと思う。
しかしブレーキパッドを交換したりそれに伴いエア抜きをしたり、少し車を弄りだすとホイールを脱着する作業は日常茶飯事となる。
その際の両方式の作業性はどうなのだろう。

ナットを使う場合(日本車に多い)

圧倒的に作業性はこちらの方が上だ。
ホイールを装着する場合にはホイールの穴にハブから生えているボルトを入れてしまえば良いので簡単だ。
以前紹介したアメリカのNASCARなんかもこのタイプになっていてタイヤ交換の際にはホイール側にあらかじめナットを引っ付けておいてインパクトレンチで締めつけるだけで済むようにしてある。

ボルトを使う場合(ヨーロッパ車に多い)

ホイールの脱着の際にホイールを引っかける事がほぼできないので力仕事と穴を合わせる際の微妙な動作が要求される。
大径で重たいタイヤホイールを扱う際には危険ですらあるのだ。
この作業用にホイールセッティングボルトというツールが出ている。これを使用すればひと手間増えるが簡単にホイールの装着が可能だ。
ホイールセッティングボルトを先にねじ込んでおいてホイールをそこに引っかけるように使用するのだ。

ホイールを装着する際のナットやボルトを締め付ける際の工具は上記のホイールセッティングボルト以外は変わりない。
この部分については「趣味の車弄りに必要な工具を揃える-その3:ホイールを脱着する作業の工具」に書いたので参考にして欲しい。

日本車でもホイール固定にボルトを使うタイプもある

日本車でもヨーロッパからの逆輸入車はホイールの固定にボルトを使用するタイプもある。
これは現地の仕様に合わせた形になっているためだろう。

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ホイールを留めるナットやボルトは奥が深い

最後にホイールを装着する際に用いるナットやボルトは大変奥が深い。
通常はボルトナットの接触面がテーパー形状や球状になっているのが普通だ。
まだ少ないとは思うがこの部分がフラットな形状も出てきている。

このホイール周りの事については別の機会に書くことにしたいと思う。
またホイールのハブに対するセンタリングについてもその際に一緒に合わせて書いてみようと思う。
ZC31ハブリング
ZC31ハブリング装着画像
↑ ZC31スイフトスポーツにハブリングを装着した図、ハブとホイールのセンターを合わせるためにハブリングというリング状のスペーサー(赤い部分)を利用する事もある、これでハブとホイールのセンターが出てよりバランスが取れるという効果がある、ヨーロッパ車(ボルト式)はホイールとハブセンターがピッタリの場合が多いが日本車(ナット式)はホイールボアの方が大きぃ場合が多い

今回はこのへんで
では

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