ルノー イオラブのホイールは変幻自在

パリモーターショーに出展されているルノーイオラブは100km/Lを達成するための車だ。

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燃費性能を上げるためにパワートレイン、重量、各部のフリクション、転がり抵抗そして空力は大変重要な要素だ。この分野の先駆者として、古くはホンダの初代インサイト、VWのXL1がありユニークなアプローチをしている。

ルノーイオラブでの注目ポイントはホイール

今回ルノーから出展されているイオラブにもこういったアプローチも数多く見られるが、TomTom的に気になった技術がある。それはホイールの空力性能を狙ったものだ。通常のホイールはブレーキの冷却のため穴があいているのが通常だ。しかしイオラブのホイールは空力と冷却の両方の解決を図るものとなっている。 つまり必要の無い場合はホイールは冷却穴を塞いだフラットな形状、そして冷却が必要になると冷却用の穴が出現するという仕組みだ。具体的にはホイールの上に回転式のカバーを被せて回転するようにしてある。

ブレーキの温度センサーが温度上昇を検知するとホイールのカバーが回転して穴を閉じたり開いたりする仕組みだ。 機構的なものは目新しく無いがこの仕組みを実際に導入した車は初めて見た。まだまだ工夫の余地は沢山残っているようだ。

今回はこのへんで

では