「86×style Cb」フロントはイイ感じ:大阪オートメッセ2013で見てきた

以前レポートした「86×style Cb」だが、先日の大阪オートメッセ2013のトヨタブースで実車の展示があったのでマジマジと見てきた。

「86×style Cb」はなかなかの完成度

個人的には子供向け86を大人向けに変身させるボディーキットとして良いのではないかと思う。
実車を見てみて、まずまずの完成度で、もう少し細部を詰めれば売り出しできそうな完成度だ。想像するに世間の反応を見て発売するかどうかを判断している段階ではないかと思う。
ではそのディティールを見てみよう。

「86×style Cb」のフロントは斬新

「86×style Cb」のフロント画像
↑ 「86×style Cb」のフロントのノーズ部分、よく見るとグリル開口部はメッキの横バーが4本入っている、その横に黄色く光るバンパーに見せかけたバーがありクラシカルな雰囲気を出している、下部には黒いリップが入っているが雰囲気を壊している、フェンダーとの接合部の合わせはうまくいってるがボンネットとの合わせは少しだけ違和感がある

「86×style Cb」のノーズ部分を横から見た図
↑ 「86×style Cb」のノーズ部分を横から見た図、フェンダーとの合わせはピッタリ、ボンネットからのラインもセンター部分は違和感なし、グリル部分はかなり傾斜しているのが分かる、これで歩行者衝突安全基準がクリアできるのかは不明、ホイールも専用なのかカッコ良いデザインだ

「86×style Cb」のライト部分の正面からのアップ
↑ 「86×style Cb」のライト部分の正面からのアップ、かなり凝ったヘッドライトでプロジェクター形状のライト+LEDポジション、ライト自体の出来はまずまず良いと思うが高級感は無い、ライトのすぐ左横のボンネットとノーズの合わせ目の隙間が気になる

「86×style Cb」のライト部分上からのアップ
↑ 「86×style Cb」のライト部分上からのアップ、以前から心配していた通り、ボディーラインはノーマルだがライトを専用品に交換しているためフィッティングが気になるところ、ご覧のようにライトの後部には不自然な部分が残る、ボンネットとフェンダーのラインに対してノーズ部分だけがフィットしているように見える、ノーマルライトとの形状の違いがあるのでしょうがないところだが惜しい部分、白いパーツで埋めることもできると思うが不自然に映るので止めたのだろうと想像できる

「86×style Cb」のサイドルーバーのアップ
↑ 「86×style Cb」のサイドルーバーのアップ、よく見ると透明なパネルが3枚ありそれをライティングしているのが分かる、ボディー側はメッキ仕上げのパネルが付く、かなり細かい作り込がなされている、しかしこの素材は耐候性が心配だ直射日光では何年も持たないのではないか?

「86×style Cb」のリアはありきたり

「86×style Cb」のリア部分
↑ 「86×style Cb」のリア部分、それほどノーマルとの違いは顕著ではないが少しボリュームアップしている印象、フロントに比較してテールライト下の角が立ち過ぎで丸く仕上げたほうが良かったのではないか?、スポイラーは結構前後方向に大きなものが付いているが雰囲気を壊している

「86×style Cb」のリア部分を低いアングルから
↑ 「86×style Cb」のリア部分を低いアングルから、下部は専用の形状となっていてマフラーは最近のトヨタの車のようにバンパーに組み込んだような形状となっている、これじゃまるでマークXかクラウンのようだ、個人的には丸いマフラー出口でクラシカルな印象のほうが良かったと思う

「86×style Cb」のテールライト部分のアップ
↑ 「86×style Cb」のテールライト部分のアップ、はっきりとは分からないがテールライトとトランクリッドも専用品だと思われる、テールライトとリッドのフィッティングは問題なし

「86×style Cb」のリア部分を下から見上げた図
↑ 「86×style Cb」のリア部分を下から見上げた図、こうして見るとかなり大きくリアに張り出したスポイラーが付いていることが分かる、上の画像では専用のトランクリッドではないかと書いたがこうして見るとパネルだけかもしれない、右側のパネルが良く分かるが張り付けてあるように見える

「86×style Cb」のルーフ部分の図
↑ 「86×style Cb」のルーフ部分の図、ルーフ形状はノーマルのままだと思われる、画像のようにボディーの黒い部分は艶のあるカーボンのように見える素材のシートが張り付けられているようだ、個人的には全部白いモノトーンの「86×style Cb」を見てみたい

「86×style Cb」はもう少し詰めれば市販できるかも

やはり間近で見ると写真では分からなかった部分がはっきりと見えてくる。
「86×style Cb」に関してコンセプトは大変良いと思うが、実際の車を見ると前後でコンセプトの違う車のようであり統一されていないような印象。
またなぜツートーンなのかは良く分からないところだが、モノトーンのほうがこのフォルムをより魅力的に見せれたのではないかと思う。
もう少し全体的にクラシカルな方向を徹底すれば良いと思うのだが、現状のままだとやっつけ仕事感があり、いま一つな印象となってしまった。もう一段の詰めをお願いしたい。
画像はiPhoneで撮影し多少の加工をしているが見ずらいのはご容赦願いたい。

今日はこのへんで
では