ついにアルファード/ベルファイアが販売開始、スタートダッシュ決め見どころ多し

新型アルファード/ベルファイアの販売が開始されて内容が詳細に出てくるようになった。
内容を見てさすがトヨタと言わざるおえないと感じている。その新型アルファード/ベルファイアの内容を個人的にこれは!というポイント踏まえて簡単に見てみよう。

アルファード/ベルファイアのスタートダッシュ

新型のアルファード/ベルファイアは20150123までの受注として既に21,000台となっている模様だ。
月間販売台数目標は各々3,000台/4,000台となっていて、販売スタート時で既に月間販売目標台数の3倍の数値となっている。
驚くべきは650万円以上もする「エグゼクティブラウンジ」が受注数の10%をしめていることだ。300万円以上する新型アルファード/ベルファイアのスタートダッシュとしては非常に好調と言えるだろう。
新型アルファードの外観
↑ 新型アルファードの外観、グリルの押し出しがきつくなり高級志向を表しているような気がする、ボディーサイズはそれほど変わっていないので使い勝手は変わらないはずだ、今回のモデルチェンジでは内装やミニバンとしての乗り心地に関係する部分が素晴らしい、画像はメーカーサイトより拝借

ボディーサイズはそれほどでもない

以前のオートサロン時の情報では新型アルファード/ベルファイアのボディーサイズは全長4,915mm×全幅1,895mm×全高1,880mm、ホイールベースは3,000mmということだった。
ふたを開けてみると次のようになっている。
全長4,915mm(+45mmアルファードの場合)×全幅1,850mm(+20mm)×全高1,880mm(-10mm)となっており先代とそれほど大きくは違わない。
普段の取り回しで一番重要な全幅が1,850mmに収まったことはユーザーにとって大きなメリットになるに違いない。ここらあたりがトヨタの凄いところだ。
新型ヴェルファイアの外観
↑ 新型ヴェルファイアの外観、こちらもグリルが大型化して押し出しがより強くなっているが全体のシルエットは先代を踏襲していてガラリと変わったところがない、ウェルファイアのほうが若々しい印象があるがあえて言えばトヨタらしくないグリルだと思う、画像はメーカーサイトより拝借

助手席のロングスライド

新型アルファード/ベルファイアの助手席セッティングは今まで見たことの無いモノだ。
これを実現したのはシートを支えるレール部分を助手席にも採用したことも重要だがシートベルトの処理がシートで完結しているところも見逃せないポイントだ。
こうしたシートベルトの処理は前例が沢山あるが大型ミニバンの前席では珍しいと思う。
ユーザーの使い方にバリエーションが出てよろしいと思うのだが、ドライバーは孤独感を感じてしまうかもしれない。
新型アルファード/ベルファイアでの新機軸
↑ 新型アルファード/ベルファイアでの新機軸、助手席シートがかなり後ろまでスライドするようになっている、スライドするためのレールとシートで完結するシートベルトがこれを可能としている、これだけ動けば様々な使い方ができそうだ、一方助手席側のエアバッグとの関係はどうなるのだろうか少し気になるところだ、画像はメーカーサイトより拝借

リアサスペンションのダブルウィッシュボーン化

先代アルファード/ベルファイアのリアサスペンションはトーションビーム方式だった。
これはFF車では一般的でコストを重視したシンプルな機構のサスペンションだが高級車ではあまり使わない方式だ。
乗り心地を高級車にふさわしく劇的に改善しようとすれば独立懸架に変更するのは必至であっただろう。逆に言えば今までが手抜きだったという事だ。
これで新型アルファード/ベルファイアのレクサス化の下準備は整ったのではなかろうか。
新型アルファード/ベルファイアに採用されたリアのダブルウィッシュボーンのサスペンション
↑ 新型アルファード/ベルファイアに採用されたリアのダブルウィッシュボーンのサスペンション、これでやっと高級ミニバンという事ができる、先代はFFか第1号でもあったので妥協したのか?それとも先代から新型が車格を上げたという事かどちらかだろう、個人的には先代のリアサスが高級ミニバンとしては残念な部分だったので正常進化と言える、画像はメーカーサイトより拝借

新型アルファード/ベルファイアの法人需要狙い?

今回の新型アルファード/ベルファイアのグレードで「Executive Lounge」というグレードが設定されている。
ニュースを見ていると最近は政治家でもクラウンのようなセダンに乗らずアルファード/ベルファイアのようなミニバンに乗っているところも頻繁に見かける。こうした法人等の需要に応えるためのグレード設定だろう。
それを見込んでか非常に高価な車になっていて650万円から700万円のプライスタッグが付く。
画像で見る限り内装が素晴らしく、これならいつまでも乗っていたいと思うかもしれない。
リムジンとミニバンの間の存在となるのだろうか。名付けてリムジンバンといったところか。
新型アルファード/ベルファイアの「Executive Lounge」
↑ 新型アルファード/ベルファイアの「Executive Lounge」グレード内装、政治家や企業の社長が使いたくなる内装だ、それに新型は車格も上がりそういう人が乗っていても場違いな車にはならないだろう、今までは特装モデルとしてはミニバンでもこうしたリムジンを意識した車はあったが1つのグレードにしたことが凄いところ、それだけに価格も凄い700万円のリムジンバンだ、画像はメーカーサイトより拝借

トヨタの車の中でもドル箱的存在のアルファード/ベルファイアであるからして失敗のない内容となっていて。さらに今までにない層も取り込もうとする欲張りなトヨタらしい出来だと思う。

今回はこのへんで
では