ルノー「Sandero R.S. 2.0」という貴重なNAホットハッチ、ただしブラジル限定

地域限定のルノースポールのモデルがある、ブラジルのみで販売されている「Sandero R.S. 2.0」だ。
このモデルはNAエンジンを積む今時非常に貴重な存在なのだ。
今回はそのブラジルで販売されているルノー「Sandero R.S. 2.0」を紹介しよう。
「Sandero R.S. 2.0」のリア画像
↑ 「Sandero R.S. 2.0」のリア画像、ブラジル限定モデルだ、なんの変哲もない5ドアハッチバック、リアハッチ辺りに先代のCLIO R.S.の面影がある、画像はメーカーサイトより拝借

今時貴重なNAのホットハッチ

個人的好みで恐縮だがNAのエンジンが少なくなってきた。
カーンと気持ちの良い高回転のパワー感を味わえるのはやはりNAだと思うのだ。
今では環境対策や燃費対策によりNAエンジンはすでに少数派、すでにターボが主流になった。

少し前ならルノースポールの先代CLIO R.S.やTWINGO R.S.もNAだった。
そんなNAエンジンを懐かしんでいたらルノースポールでまだNAエンジンのモデルがあったのだ。

それはブラジルで販売されている「Sandero R.S. 2.0」というモデルで、ブラジル以外では販売されていないモデルだ。
「Sandero R.S. 2.0」は垢抜けない外観だが貴重なNAエンジンを積む5ドアハッチバックで各部はルノースポールらしい仕上げがされている。
惜しいことにエンジンはカリカリチューンでは無く2.0LのNAエンジンとしては実用エンジンの域を出ないものだ。
「Sandero R.S. 2.0」のエンジン画像
↑ 「Sandero R.S. 2.0」のエンジン画像、2.0LのNAから145hp/195Nmを発揮するエンジン、ブラジルらしくガソリンとエタノール用がありエタノール用のほうが出力が大きい、画像はメーカーサイトより拝借

「Sandero R.S. 2.0」のスペック

サイズ:全長4,068mm×全幅1,733mm×全高1,499mm
エンジン:2.0L直列4気筒、ガソリン/エタノール2種あり
最高出力;145hp/5,750rpm(ガソリン)
最大トルク:20.2mkgf/4,000rpm(ガソリン)
ミッション:6MT
タイヤホイール:16インチ
サスペンション:前ストラット、後半独立
ブレーキ:前280mmベンチレーティッドディスク、後240mmディスク
タンク容量:50L
乗車定員:5人
0-100 km/h加速:8.4秒(ガソリン)
最高速度:200km/h(ガソリン)
車両重量:1,161kg
販売地域:ブラジル
「Sandero R.S. 2.0」のフロント画像
↑ 「Sandero R.S. 2.0」のフロント画像、サイズは不明だがなかなか可愛らしい外観、実用性は非常に高そうだ、スポーティーかと言えばそうでもないが各部にスポーティーな装飾が施されている、画像はメーカーサイトより拝借

「Sandero R.S. 2.0」の外観画像

ではさっそく画像を見てみよう。

「Sandero R.S. 2.0」のフロント画像
↑ 「Sandero R.S. 2.0」のフロント画像その2、真正面から見ると最近のルノー顔では無い独特の顔付をしている、画像はメーカーサイトより拝借

「Sandero R.S. 2.0」のフロント画像その3
↑ 「Sandero R.S. 2.0」のフロント画像その3、バンパー下は開口部が大きく凝った造形になっている、画像はメーカーサイトより拝借

「Sandero R.S. 2.0」のサイド画像
↑ 「Sandero R.S. 2.0」のサイド画像、ボディー形状は元々スポーティーなモノでは無いが各部の仕上げがスポーティーな印象、もう少し車高が低いとさらにカッコ良いだろう、画像はメーカーサイトより拝借

「Sandero R.S. 2.0」のリア画像その2
↑ 「Sandero R.S. 2.0」のリア画像その2、リア部分は塊感があって良い感じ、マフラーは左2本出し、小さなデフューザーも付く、テールランプはブラックアウトされていてあまり見かけないやり方だ、画像はメーカーサイトより拝借

「Sandero R.S. 2.0」のリア画像その3
↑ 「Sandero R.S. 2.0」のリア画像その3、ボディーに対してタイヤホイールの存在感がかなりある、リアハッチ上にはスポイラーが付いている、リア部分はかなりいい感じだ、画像はメーカーサイトより拝借

「Sandero R.S. 2.0」のホイール画像
↑ 「Sandero R.S. 2.0」のホイール画像、タイヤホイールは16インチ、サイズは不明、ホイールは凝った形状のホイールが付く4穴だ、R.S.の刻印も入っている、画像はメーカーサイトより拝借

「Sandero R.S. 2.0」の内装画像

内装は非常に簡素でシンプル、スポーティーではないが飽きは来ないデザインだ、これだけシンプルだと潔い。
「Sandero R.S. 2.0」のインパネ画像
↑ 「Sandero R.S. 2.0」のインパネ画像、インパネは非常にシンプルだ、シンプルだが機能的な作り操作に迷わなくて済みそう、ステアリングホイールにR.S.のロゴが入る、ステアリングホイール形状は真円だが偏心している、画像はメーカーサイトより拝借

「Sandero R.S. 2.0」のシート画像
↑ 「Sandero R.S. 2.0」のシート画像、シートの配色とデザインは良くない、形状はほどほどにスポーティーでホールド性は良さそうだ、画像はメーカーサイトより拝借

「Sandero R.S. 2.0」のシフトレバー画像
↑ 「Sandero R.S. 2.0」のシフトレバー画像、うれしいことにNAエンジンに6MTの組み合わせだ、内装の仕上げは良くも無く悪くも無くと言ったところ、画像はメーカーサイトより拝借

元となるSanderoというモデルはDACIAの車

「Sandero R.S. 2.0」の元となるSanderoというモデルはルノー傘下のDACIAというメーカーの車だ。
DACIAというメーカーは日本には入ってないし情報もほとんど無いが実用的な車が多い。
「Sandero R.S. 2.0」はそんな実用的な量産車をベースにした車だが、他のR.S.の車よりも洗練されておらず良く言えばオールドファッション的だ。なんとなく懐かしい感じがする。
こんな車もあっても良いかもと思った。

今回はこのへんで
では