ルノー新型「ルーテシアRS」続報、困った!ますます欲しくなった

最近の私はルノー新型ルーテシアRSの事で頭が一杯だ(苦笑)。

ルーテシアRSがイベントに登場

個人的には既にカタログも入手したが、発表イベントがありより詳細な情報が発表されているので見てみよう。
ルノー新型ルーテシアRSのデモンストレーションその1
↑ ルノー新型ルーテシアRSのデモンストレーションその1、盛大にタイヤスモークを上げてのデモ、この場合もロールは軽く安定した姿勢だ、画像はネット上から拝借

搭載されるのは1.6L直列4気筒ターボエンジンで最高出力200ps、最大トルクは240Nmは既報の通り。
エンジン内部では摩擦を低減するためにダイヤモンドライクカーボンによりタペットのコーティングがされているらしい。いつもルノースポールは車の随所にこだわりを見せる。
トランスミッションは6速EDCだが、ここにもなかなか面白い仕組みが入っている。ブレーキング中にシフトダウンをパドルで行う際に、パドルを引き続けると複数回のシフトダウンをこなす機能だ。これは実際の場面でかなり気分良くドライビングできるのではないだろうか。
たぶんシフトダウン時のオーバーレブ制御が入っていると思われるので、これを使いこなすためにはかなりのハードブレーキングが必要だろう。
腕利きにはたまらない装備だと思う。

 ルノー新型ルーテシアのデモンストレーションその2
↑ ルノー新型ルーテシアのデモンストレーションその2、駐車場でのデモ走行シーンだがロールが少ない事が見て取れる、画像はネット上から拝借

「R.S.ドライブ」の詳細

RSの特徴である「R.S.ドライブ」のモード切り替えはノーマル/スポーツ/レースの選択が可能だ。

ノーマル

EDCのシフトスピード:0.2秒
アイドリング:750rpm

スポーツ

シフトスピード:0.17秒
アイドリング:1,000rpm
アクセル、ブレーキ、ESC、パワーステアリングのセッティングが変更される

レース

マニュアルモード時のみ選択可能
シフトスピード:0.15秒
ESCは完全にOFFとなる

このモードは完全にサーキット専用と考えた方が良いだろう。
またコンパクトカーでは珍しいローンチコントロールを装備していてスタンディングスタートは容易に可能だが、日常的に利用する場合は少ないだろう。
0-100km/h加速は6.7秒となり先代モデルよりも0.2秒速いが特別速いというわけでもない、Golf7GTIと同レベルである。ちなみに0-1,000m加速は27.1秒。

2種類のシャーシ

フロントはストラット式だがダンパーはHCC(ハイドロリック コンプレッション コントロール)という技術を採用。リアには先代ルーテシアR.Sに比較して10パーセント剛性Upのスタビライザーが装備される。
ここが悩ましい問題だがシャシーはシャシースポールとよりハードなシャシーカップがある。シャシーカップでは全高が3mm下げられフロントのスプリングレート27%アップ、リアで20%アップとなる。ステアリングのギア比も高められている。
これだけ異なるとスペックから言うとシャーシカップが買いだろうが、普段の実用性が気になる。乗り心地はどうなのだろうか。

電子デフを装備

R.S.デフという駆動輪の回転差を常に監視しトラクションの抜けた方のブレーキをかけてトラクションを回復させるというLSD効果を狙う装備もある。これはエンジントルクを絞らずESCよりも速く作動するそうだ
機械式LSDに変わる装備なのでわざわざ後付けする必要も無い。

外装もレーシー

外装についても伊達では無い。リアダウンフォースの8割をディフューザー、2割をリアスポイラーが発生する。その想定速度は不明だが、かなり煮詰められた結果となっている。
ルノー新型ルーテシアのデモンストレーションその3
↑ ルノー新型ルーテシアのデモンストレーションその3、ボディーカラーはジョンシリウスメタリックの黄色も良いがホワイトにブラックのホイールもなかなか意表を突いて新鮮、すぐ買える訳でもないのに悩んでしまう、画像はネット上から拝借

いつもルノースポールはエンスーの心に響く装備や機構でもってアピールしてくる。国産ではこういったこだわりのある車が皆無な今、かなりのインパクトがあるのではないだろうか。サイズ的にも非常に妥当なサイズだと思う。
個人的にはこの詳細な情報を見て、困ったことにますます欲しくなってしまったのであった。

今回はこのへんで
では