トヨタとUberの協業に思う 自動車メーカーが自動車メーカーでなくなる日 決済会社かソフト会社かサービス事業者か?

    2016/06/01

ニュースにトヨタとUberが協業を検討開始と出ていた。
Uberと言えば世界中で新たなモビリティーを生みだしている最右翼の会社なのはご存じの通りだ。
自動車メーカーがこうしたUberのようなサービスを提供している企業と提携する目的はなんだろう。
じっくり考えてみると自動車メーカーの製品である自動車とは直接関係が無いだろうと思っている。

トヨタとUberのロゴ

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Uberとはなんぞや?

Uberとはご存じの方も多いとは思うが白タク会社のような存在だ。
以前Uberの事を書いたので参考にしてほしい

簡単に仕組みを解説すると利用者はUberアプリから白タクを呼ぶ(出発と目的地を指定)。
ディスパッチされた白タクが利用者の指定場所まで迎えに行って目的地まで乗ってもらうというサービスだ。
利用者と白タクの間では金銭の授受は行われないようになっていてスマートフォンのアプリ上で決済される。

以前も書いたがUberのポイントは2つあると思っている。
1つは白タク業務で利用者も車の所有者も双方メリットがある。
もちろんUber自身も手数料を徴収する事で儲かる訳だ。
2つめは白タク利用料金のカード決済機能を持つことだ。

直接的な白タク業務での手数料収入に加えて決済手数料をも取り込んでいると思うのだ。
つまりUberはクレジット決済会社の機能を持っているという事だ。

今回のトヨタとUberの協業は自動車メーカーの枠を超えている

トヨタがUberと協業するという事は直接的にUberに自動車を提供するという事ではない。
自動車を使用したサービス分野において協業するという事だ。

ここ何年かで自動車メーカーは激しい変化の波にさらされている。
それは次のような分野だ。

  • 通常自動車に求められる安全性や経済性はもちろん
  • 自動車がEV化し制御がソフトに移っている事
  • 自動車自体のIT化が加速している事
  • 自動運転の実現が目前に迫っている事
  • 高齢化や過疎化さらに福祉をにらんだサービスが将来必要な事

これからの自動車メーカーは単にハードウェアを作るメーカーとしての存在では成り立たないという事になる。
車に直接関係する部分としては機械的なハードを作り制御するソフトを作る。
間接的には自動車と外の世界とのインターフェースをOSも含めて自前で用意する必要がある。
さらにはサービスを提供する主体にもならないといけない。

非常に広い範囲でのビジネス領域となっていくのは必至だ。
だから今回のような協業という事になっていくのだろうと思う。
もう少し突っ込んで考えるとUberは現在の自動車メーカーの領域を侵食する存在ではないという事も言えるだろう。

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今までの分類では網羅しきれない事業領域

管理人TomTomは車が大好きだ。
さらにIT系を生業にしているからこれからは車の周辺はIT化が進み面白い。
法規制の問題はあるがこうした分野で新たなビジネスモデルが沢山出てくるだろう。

日本では自動運転等のおおまかな方向性が定まってきた感じがする。
なんと言っても2020年のオリンピック-パラリンピックに間に合わせないといけないからだ。
それに前述の高齢化や過疎化さらに福祉も見据えてのおおきなうねりが出てくるはずだ。

いつもこうした事を考えると思う事がある。
自動運転等の方向性とは全く逆の事だ。
自動車は道さえあればどこへでも移動できる自由の象徴だと思う。
自動運転になるとある意味電車のような存在になってしまうのが悲しい。
だがこれはゴムの車輪が付いた電車だと思えば良い本来の自動車とは別の概念の乗り物なのだ。

お話がUberからそれてしまったが今回のトヨタとUberの動きは非常に広い分野というか定まっていないというか未知の分野への足掛かりとなるものかもしれない。
ITのお話はよくバーチャルとかネット上の事とリアルな世界とは区別して言われることが多い。
昔からソフトウェアは形が無いし最近のネット上のサービスも実態が良く似た状況だ。
だが通販を考えてみると良く分かるがネット上のバーチャルな事とリアルな物流がからんでこそサービスとして成り立っている。
何が言いたいかというとIT系のバーチャルな動きとモノを物理的に運搬するようなリアルな動きがシンクロして新しいサービスが生まれるということだ。
もちろんそれには人間の移動も含まれる。

世界中で自動車にかかわる新しいサービス模索が続いている。
何年かはこの分野から目が離せない。

今回はこのへんで
では

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