AUDIの「オールロード シューティングブレーク」がお披露目

デトロイトモーターショーでAUDIから「オールロード シューティングブレーク」が発表になっている。

オールロードとシューティングブレークは流行

このシューティングブレークという名称だが最近えらく流行っているようだ。
元々は狩猟の際に獲物や道具を積めるように通常の形状の車の後部を改造して延長したものを言うらしい。
なんともヨーロッパ貴族的な成り立ちではある。
要するにスタイリッシュなハッチバックモデルと解釈すれば良いだろうか。
最近ではメルセデスもシューティングブレークにえらくご執心だ。

オールロードとシューティングブレークの融合

今回発表されたAUDIの「オールロード シューティングブレーク」もそんな形状をしている。
オールロードクワトロの3ドアハッチバック形状と言ったところだが用途が限られてしまうような印象だ。
サイズは全長4.2m×全幅1.85m×全高1.41mとそれほど大きくない。
ボディーはアルミとカーボンのパネルにより構成され車重は1,600kgとなっている。

狩猟にも環境を配慮?

狩猟にも環境を配慮しなければならいのかパワートレインはプラグインハイブリッドとなっている。
エンジンは2.0L直噴ターボと2個のモーターを持つ。
それぞれの出力はエンジンが最高出力292ps最大トルク380Nm、フロントモーター出力40kWトルク270Nm、リアモーター出力85kWトルク270Nmとなっている。
基本はFFでトラクション状況によりモーターの後輪へのアシストが介入する仕組みのスタンバイ方式の4WDのようだ。
現在のところの情報ではEVとして約50km走行可能、燃費は最大で52.6km/LとなっておりプリウスPHVほどではない。
しかしながらベースのエンジンが非常に強力なのでそれを考えると大変良い燃費と言えるだろう。

AUDI「オールロード シューティングブレーク」のスペック

詳細なスペックは無いので画像を見てみよう。
AUDI「オールロード シューティングブレーク」
↑ AUDIの「オールロード シューティングブレーク」画像、幾分寸詰まりの外観、一連のオールロードクワトロのようなアウトドア風味はちょっと薄いか、ただ基本的なものは踏襲している、少しだけ高い車高にフェンダーアーチ大径ホイール、3ドアと言うのが実用性は別にして新鮮だ、画像はネット上から拝借

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↑ AUDIの「オールロード シューティングブレーク」リア画像、割合シンプルなリアの形状で先祖返りをしたようだ、リアから見るとオールロードの印象は全くない、かすかにルーフレールにその気配を感じるのみだ、画像はネット上から拝借

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↑ AUDIの「オールロード シューティングブレーク」フロント画像、フロントもいたってシンプル、少し薄目を開けたライトが印象的、噂のレーザービームなのだろうか、フロントもアウトドア風味は全く感じられない、画像はネット上から拝借

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↑ AUDIの「オールロード シューティングブレーク」インパネ画像、これを見る限りかなり完成度が高そうな印象、ハイブリッドだがそんなことは全く感じさせない、最近のAUDI流の小径で下が切れたD型のステアリング、個人的には回しにくいのでNGだ、ステアリングは真円が望ましい

 クロスオーバーも多様化する時代

各メーカーとも クロスオーバーにシューティングブレークと様々な形を提案してきている。
シューティングブレークについて用途はかなり限られるとは思うのだがこうした使い方というか車の在り方はヨーロッパではかなりポピュラーなのだろう。
日本ではスタイリッシュなワゴンといったところだがクロスオーバーの次に定着するのだろうか。

今回はこのへんで
では