BRZのタイヤを丸4年間放ったらかしにしたら… 続報:ディーラーによる締め付け過ぎでホイールナットが外せない

前回、嫁さんのBRZのタイヤがヒビ割れて要交換となったお話しを書いた。
先程交換に行ってきたのだがちょっとおまけが付いた。
そんなことを書いてみた。

今回のいきさつ

管理人はさきほど自宅に帰ってきたのだが、タイヤ交換の際に最近では珍しい症状に遭遇した。
というのはタイヤ交換のために朝ディーラー(JB74ジムニーシエラでお世話になっている町工場)にBRZを預けておいた。
たぶんそこからディーラーがタイヤ屋さんへ持ち込んでタイヤ交換するという段取りのようだ。

タイヤ屋さんへ持ち込んだ際にBRZの右後輪のみホイールナットが緩まないという連絡を受けた。
プロのタイヤ屋さんが緩めれないのだからよほどきつく締まっていたのだろうと想像できる。
ひょっとしたらスタッドボルトを破壊してしまうかもしれないということだったので、おまかせすると返答しておいた。

その後、連絡がありボルトは山が少し崩れてしまったがタップ当てて修正をしてナットは1つのみ交換しているということだった。
右後輪以外は全く問題がなかったそうだ。
管理人は今までスタッドボルトやホイールナットではイロイロとトラブルに遭遇しているがこんなことは初めてだ。

町工場には右後輪のスタッドボルトの手配をお願いしておいた。

誰がホイールナットをバカみたいにきつく締めたのか

そこで管理人は最近ホイールの脱着をしたのはいつだろう?と整備記録を見てみた。
すると以前は自分でタイヤのローテーションをしていたが最近はサッパリやってない。
最後に自分でローテーションをしたのは2018年9月だ。
ちなみに自分でホイールの脱着を行うと必ずトルクレンチで締め付けることにしている。

それ以外でホイールの脱着をするのはディーラーによる整備の時だけだ。
直前の整備は2021年5月の4年目の1年点検、その前は2020年5月の初回車検ということになる。
たぶん1年点検ではスバルの場合ホイールは外さない(過去そうだった)。
すると初回車検の時にはホイールの脱着を必ず行うはずなので、この時に過大なトルクでホイールナットを締め付けたということになる。

スバルディーラーの整備はイマイチと感じていたがホイールナットのような基本的な整備もキチンとできていないということだ。
今回BRZで初めてスバルディーラーとの付き合いが発生したが整備の基本ができていないように思える。

ホイールナットのトルク管理

ホイールナットといえば一番ひどかったのはランクルプラドに乗っていた時(今からかれこれ30年も前だ)にトヨタディーラーに車検をお願いした際にスタッドボルトを折られたことがある。
車検からランクルプラドが返ってきてクルマを一周りしたらホイールナットが少し傾いているのを発見した。
手で触ってみるとポロっとナットが落ちた。
よく見るとスタッドボルトが折れて、その折れたボルトにナットが付いたまま落ちてしまっていた。
これには仰天した。
管理人は若い頃には競技としてのラリーも参加していたので多少のことでは驚かないがこの時はビックリしたものだ。

トヨタディーラーを養護するわけではないが、たぶん当時はホイールナットのトルク管理は一般の整備ではあまりしていなかったのではないだろうか。
加えてクルマが四駆でホイールは6本のボルトで取り付けられている。
きっとインパクトレンチで取り外し、取り付けもインパクトレンチで取り付けたのだろう。
その際のトルクの設定を確認しなかったということだろうと想像する。
この件以外にこのトヨタディーラーでは不審な整備が数多くあったのでトヨタの客相に苦情を申し立てた。

この時に感じたのだがディーラって我々が感じているほどスペシャリストではないということだ。
特に当時のランクルプラドのような四駆はトラックに近い扱いを受けていたのではなかろうか。
これが30年前のお話しだ。

こんなことが純然たる乗用車で現代において起きるなんてどういうことだろう。
原因は明らかに締め付けトルクが過大で、外すのにボルトやナットを破壊しないといけないなんて今まで聞いたことがない。
現代では素人でもホイールナットを締め付けるのにトルクレンチを用いることが多い。
管理人も以前は力任せに締め付けていたが、最近ではキチンとトルク管理するようにしている。

現代のディーラー事情

メディアではトヨタやレクサスディーラーによる車検時のデータ改ざん問題が報道されている。
ディーラー経営も現代はなかなかきついようだ。
特に整備で儲けを出さないと会社全体の利益が確保できない状況なのだろう。

それはホンダでも感じたし、S660の時はセールスマンが素晴らしくて点検や車検時にこちらが喜びそうな提案を行い、それにまんまと乗せられたということもある。
またホンダでは純正オイルの在庫を持っていないということもあった。

スバルでも同じことを感じていた、整備時の洗車ひとつとってもそうだし、なんせ時間を大変気にする。
それは経営上仕方がないことなのは理解できる、限られた時間内に数をこなすというミッションがあるからだ。
だが整備の基本は安全だろう、顧客が安全にクルマに乗れるように整備するという大命題というか基本を忘れているような気がする。

ホイールナットの締め付けトルクなんて基本中の基本だと思う。
それもボルトやナットを破壊しないと外せないなんて強大なトルクを掛けるなんてますます信じられないことだ。
スバルディーラーの整備内容には失望したのだった。

新しいタイヤはエコタイヤ最廉価版と気になること

今回のタイヤ交換は個人的にイロイロと興味深いことが多い。

まずタイヤの選択だが管理人のポカミスで予定してなかったこともあり最廉価版のエコタイヤを選択した。
銘柄はトーヨーのSD-7で215/45R17 87W 燃費A ウェットcのラベリングとなっている。
このタイヤどれくらい走れるのだろうか、それに乗り心地や燃費はどうなのだろうか。
非常に興味がある。

トーヨーのSD-7 215/45R17 87W 燃費A ウェットcのラベリング、本当はウェットbかaが良かったが一番安いやつにした。
トーヨーのSD-7 215/45R17 87W 燃費A ウェットcのラベリング、本当はウェットbかaが良かったが一番安いやつにした。

次にスバルディーラーの整備姿勢だ。
基本的な整備であるホイールナットのトルク管理、それも破壊しないと外せないような締め込み方だ。
これは管理人的な感覚でも、歴代お粗末な整備ワースト2位だろうか。
もちろん、1位はランクルプラドの時のトヨタディーラーによるスタッドボルト折損事件だ。

さらに町工場を見直すべきということもある。
この現在お世話になっている町工場は管理人にとってZC31スイフトスポーツ以来のお付き合いである。
クルマで言えばZC31スイフトスポーツ、アイシス、それに現在乗っているJB74ジムニーシエラである。
その間にこうした整備に力を抜いたええかげんなことは全く無い。
今回もイロイロと骨を折ってくれて応急措置をしていただいている。
無理難題をお願いしていることも多いが融通がきくし手を抜いているところもない。
なにより整備してくださる整備士の顔が見えているのが非常に安心だ。
嫁さんのBRZは来年2022年5月でまる5年経過し2回めの車検となるが、スバルディーラーでの整備をやめて町工場で面倒を見て貰う予定にしている。

最後に、皆さんもメーカー系ディーラーでの整備から戻ってきたら、主要な部分は自分でチェックする癖を付けておいたほうが良いと思う。
特に最近ではコストの問題で時間を掛けないので2重チェックのようなことはしていないと思われる。
メーカー系ディーラーの整備はあまり信用しないほうが良いと思う。

今回はこのへんで
では