丸4年半放ったらかしBRZ、ついに観念してバッテリーを注文した

我が家の嫁さんのBRZは放ったらかしシリーズのようになってしまっている。
必要最小限の消耗品の交換しか行わなかったBRZは2022年5月で丸5年を迎える。
前回はヒビ割れたタイヤを交換したわけだが、今回はバッテリーだ。
そんなことを書いてみた。

最近は案外バッテリーのトラブルは少ない

管理人の場合という断り付きだがバッテリーのトラブルは意外と少ない。
というのはバッテリーの場合はクルマの使用状態に大いに左右される。
毎日ある程度の距離を乗るのであれば意外と長持ちするような印象だ。
バッテリーの寿命はざっくり3年とか言われているが現在ではもう少し伸びているような気もする。

直近でのバッテリーのトラブルはアイシスに乗っていた時、丸4年使用したバッテリーがショッピングセンターで突然死したくらい。
嫁さんのBRZのバッテリーは最近怪しくなり始めているが納車から4年半なんとかもっている。
管理人の前車のS660のバッテリーも4年半の間まったく健康な状態だった。

こうしてみると通常の利用状態でバッテリーは4~5年は持つようだ。

ZC6のBRZのバッテリー。エンジンルームの掃除を最近してないのできちゃない。形式は55D23Rというサイズ。
ZC6のBRZのバッテリー。エンジンルームの掃除を最近してないのできちゃない。形式は55D23Rというサイズ。

バッテリーとか電装のいまむかし

管理人が若い頃、30年以上昔のこと、バッテリーは全く信用できないモノだった。
バッテリー上がりということが頻繁に発生していた、その背景としてクルマの電装が未熟だったということがある。
バッテリー自体の性能もイマイチ、でも一番の原因はオルタネーターの性能が悪かったことかもしれない。

それに加えて装備品も何かと増えていった。
その頃ヘッドライトはハロゲン球をわざわざ高ワッテージ球に交換した。
バック球もより強力なものに交換していた。
オーディオは高出力なカーステを積んでいた。
山で使用するため補助灯としてドライビングライトを装備していたし無線機も積んでいたものだ。

こうした環境だったので充電より放電が多くなりバッテリーが悲鳴を上げる状態(バッテリー上がり)にならないように気を使って運転していたものだ。
例えば、ヘッドライトは信号等で停車中は消灯し、しばらく動き出してから点灯するようにしていた。
こうしたことができる後付デバイスも販売されていて、管理人はULTRA HLコントローラーがお気に入りだった。
ULTRA HLコントローラーの動作としては、クルマが停止すると少し遅れてヘッドライトがジワジワと減光(完全には消えない)、走り出す時はパッと元の照度に戻る。
ULTRA HLコントローラーには点灯する際の突入電流も抑える機能もありハロゲン球が長持ちしたものだ。
今では考えられないが、渋滞時エアコンのスイッチをこまめに入切したりした。
こうして、できるだけバッテリーに負担とならないようにしていたものだ。

それに季節的なこともある。
バッテリーは外気温が低くなると不具合が起こる可能性が高くなる。
暖かいうちは何事もなかったが、寒くなると一気にバッテリーが不調になるというのはよくあることだ。

現代ではこうしたことは全く考えなくても良いし、実行しなくても問題ない。
ここ10年ほどはこうしたことと全く無縁になった。
渋滞していてもエアコンはフル回転、信号待ちでもライトは消灯しない、オーディオも全開だ。
クルマの電装のレベルがすごく上がった。

過去に乗っていたアイシスのバッテリー。プラス端子から塩を吹いている。中古車で購入し、すぐに1回交換、その後4年で計2回交換した。
過去に乗っていたアイシスのバッテリー。プラス端子から塩を吹いている。中古車で購入し、すぐに1回交換、その後4年で計2回交換した。

バッテリーに対するこだわりはない

バッテリーってすごく重要なパーツであることは理解しているのだが、もし交換するとなるといつも価格優先で性能に対するこだわりは全く無かった。
はなからバッテリーは消耗品と考えているからだ。

でも、よく考えてみるとタイヤなんかは銘柄により乗り心地やグリップに明らかな差が出る。
バッテリーもタイヤも同じ消耗品であるのにこの差はなんだろう。

タイヤは最近ラベリング制度ができて客観的に性能を把握しやすくなった。
燃費性能とウェットグリップが客観的に分かると非常に安心だ。
管理人は最近ではこのラベリング制度を頼りにタイヤ選択している。

だが、バッテリーはどうだろう?タイヤのようにブランドや商品により差が見出しにくい。
欧州車用のバッテリーは高価だとか、やっぱり国産のバッテリーが安心だとかというなんとなく感じていることだけだ。
だから、バッテリーはサイズさえ合致すればよほど怪しいモノ以外なら価格優先で導入してしまう。

反対に特定用途のバッテリーは明らかにコレというブランドや商品がある。
例えば、ディープサイクルバッテリーやレース用の超軽量バッテリーなどだ。

ユーザーにとって、普通のバッテリーは、必需品にもかかわらずブラックボックスだ。

NDロードスターのバッテリー。意外なことにエンジンルームの先端にある、保温材で囲まれているのが今風。
NDロードスターのバッテリー。意外なことにエンジンルームの先端にある、保温材で囲まれているのが今風。

印象の良いバッテリー

口コミで、このバッテリーはいいよ、と聞いているモノも若干ある。
ひとつはエネオスのバッテリー(赤い筐体)、もうひとつはパナソニックのカオス(青い筐体)、この2つを以前から聞いていた。
ただ、これらのバッテリーは価格が比較的高価だったり、流通ルートが限られたりするので手を出さなかった。

これまた便利な時代になったものだ、現代ではネットでバッテリーのような重量物も購入できる。
ただしエネオスのバッテリーはネット上には未だに流通していないようだ(GSでしか買えない)。

今回BRZ用のバッテリーを調達するにあたって、今まで手を出さなかったバッテリーについても調べてみた。
すると、一般のバッテリーと比較してもそれほど高くない価格で出ているではないか。
それなら今まで使う機会のなかったパナソニックのカオスを使ってみようと思った。

バッテリーって交換したからこうしたところが変わるとかが見えにくい。
一番ハッキリしているのがエンジンの始動時だろうか、セルの回り方が元気になる。
バッテリーを交換したから、エンジンが力強くなった(ガソリン車)とかいうことは聞いたことが無い。
だけど、評判が良くて長い期間に渡って商品として世の中に出ているモノは本当に良いのだろう。

今回ネットで注文したのでバッテリー交換は自分で行うことになる。
またそのあたりをレポートしてみようと思う。

今回はこのへんで
では