マツダのCX-3は静かなのねぇ~、ディーゼルエンジンを静かにする新技術

もうすぐ出てくる予定のマツダのCX-3だが我々が思っている以上に新技術が投入されているようだ。やはりマツダにとってCX-3はグローバルな潮流のコンパクトクロスオーバーとしてこれからの屋台骨を支えていく車として力が入っている。

もっと静かにしなさいSKYACTIV-D

現在でもCX-5に積まれているSKYACTIV-D2.2はディーゼルとしては静かでスムーズなエンジンだ。そして新型デミオにも既に搭載されているSKYACTIV-D1.5ディーゼルエンジンだがCX-3用はデミオとは別物のようだ。CX-3に搭載される予定のSKYACTIV-D1.5はさらにディーゼルの音を小さくするために新しい技術が投入されている。これは「ナチュラルサウンドスムーザー」という技術でピストンピンにダイナミックダンパーを仕込んでディーゼル特有のピストンやコンロッドの振動と共振させることで音を打ち消す方法がとられている。

SKYACTIV-D1.5ディーゼルエンジンの外観、今回CX-3に搭載するにあたってかなりの新技術を投入している、画像はネット上から拝借
SKYACTIV-D1.5ディーゼルエンジンの外観、今回CX-3に搭載するにあたってかなりの新技術を投入している、画像はネット上から拝借

足回りもかなり手が入っているようだ

デミオがベースとはいえ新しいCX-3はマツダにとって全く新しいジャンルのコンパクトクロスオーバーとなる。このセグメントは世界的なトレンドとしてこれから発展が期待されている分野でもある。ライバルが多く存在するここに打って出るわけだから元々ハンドリングに定評のあるマツダの評価を崩すわけにはいかない。そこで車高の高いコンパクトクロスオーバーを気持ち良くドライビングできるように足回りにもかなり手を入れたようである。デミオと比較してロール剛性の強化、ロールセンターを高く設定、ダンパー強化、キャスター角の減少、フロントロアアームブッシュ強化、リアは柔らかく変更、リアサスペンション取り付け位置変更となっている。もちろんボディーもデミオに比較して補強材を追加しより剛性を上げる方向でチューニングされている。

想定するユーザー層は30代の男性

ここは少し意外なのだがCX-3の想定ユーザーは30代の男性ということだ。30代の生きの良い男性がどのようにチューニングすると気持ちよく走れるかを強く意識されているらしい。個人的には40代の男性や女性、そして50代の男性もかなり興味を引く車になるのではなかろうかと思う。このCX-3のサイズはデミオよりも大きいとはいえ街中でも使いやすいサイズなのだ。それにクロスオーバーの追い風もあり幅広いユーザー層に受け入れられるようになると思うのだ。個人的には50代のオッサンだがリアシートさえ広ければCX-3は次の車の候補にしたいと思っている。またデミオのディーゼルよりもCX-3のディーゼルのほうがユーザーとして受け入れやすと思う。いずれにしてもマツダの新型CX-3はかなり力の入った力作であることは間違いないだろう。乗るのが楽しみな車がまた増えた。

CX-3のサイズは全長4,275mm×全幅1,765mm×全高1,550mmとなり日常使用するちょうど良いサイズの上限くらいかと思う、立駐にも入れる事ができる全高になっている、画像はネット上から拝借
CX-3のサイズは全長4,275mm×全幅1,765mm×全高1,550mmとなり日常使用するちょうど良いサイズの上限くらいかと思う、立駐にも入れる事ができる全高になっている、画像はネット上から拝借

今回はこのへんで では