三菱自動車の不正に見る老舗企業グループの傲慢さ

    2017/10/30

三菱自動車の燃費測定に関する再測定値が発表になった。
この数値を見てここまでやっていたのか?とビックリした人も多いのではないだろうか。
様々な報道を拝見していると15%ほど水増しした燃費となっていた模様だ。
この問題の根深さはいくつかポイントがあると思う。

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燃費の偽装は現在では決算書の改ざんのように大変大きな問題だ

車を選ぶときに燃費の数値を気にし出してから久しい。
特に新車の選択時には少しでも燃費の良い車を選択したいのはユーザーの立場では当たり前の事だ。
その時に参考とするのがJC08モード燃費だろう。

この数値が15%も異なると実用燃費にも大きな差が出てくるのは想像に難くない。
ユーザーとしてJC08の数値と実用燃費に差があるのは承知の上だが選択の際のひとつの基準なのは変わらない。

その数値を15%も改ざんしているのだからどうにもこうにもフェアーでは無い。
例えが適切ではないだろうが株式を購入する際の企業の決算書を改ざんしたようなものだ。
上場企業の場合は決算書の改ざんや虚偽の記載は大変厳しく処分される。
酷い場合は上場廃止になる事もあるので企業はみな慎重だ。
対して今回の燃費偽装に関してはそれよりは気軽に行っているような印象を受ける。
しかし消費者保護という観点では同じだと思うのだ。

問題を起こす企業に共通する企業体質の問題

日本においても最近の経済問題でも公表すべき数値を改ざんした例は後を絶たない。
東芝などもそうだが老舗企業でこうした事が目立つ。
最近では報道される事も少なくなったがVWのEA189ディーゼルエンジン排ガス不正事件なども同種の匂いがする事件だ。

こうした事件の際に何度も書いているが車内のヒエラルキーが強力過ぎて世間一般のコンプライアンスを冒してまで社内の圧力に屈してしまう構造だ。
強力な企業内のヒエラルキーが存在するが故の価値観の喪失と言っていいだろう。
一言で言えば企業全体が傲慢になっているのだ。

こうした傲慢な姿勢は今回のように数値に現れたり販売姿勢に現れたりする。
三菱自動車に関しては管理人TomTomはあまり良い印象を昔から持っていない。
管理人TomTomのような一般ユーザーが企業の姿勢を感じるのは主に販売現場だ。
その販売現場は自動車自体を作っているメーカーとは別会社だがその姿勢は伝わってくるものだ。

古いお話で恐縮だが1990年頃に三菱のパジェロを検討した事がある。
ちょうどその時パジェロは大変な人気車だったのだがディーラーでぞんざいな対応をされたので選択肢から外したのだった。
結果トヨタのランドクルーザープラドを購入したのだった。

こうしたユーザーが感じる企業イメージとは怖いもので未だに管理人TomTomはこの時の経験から三菱自動車には良い印象を持っていない。
その結果、今までに三菱自動車の車には一度も乗った事が無い。
今後も乗ろうと思わないだろう。
もう26年も前の事なのにいまだに影響しているのだ。

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危機感が無く自浄作用の無い組織は大変危険だと思う

三菱自動車の場合は根深い問題がある。
過去にリコール隠しを行ったという実績が複数回あるためだ。
そうした事が何度もあるにもかかわらず今回の事件をやらかしたという意味は非常に大きい。

管理人TomTomのように以前から良く思っていない人はやっぱりそうだったという印象を持っているだろう。
そうでは無い人も何度繰り返したら気が済むのかと思った事だろう。
繰り返しても変わらないという事は危機感が無いという事だ。
繰り返していてもきっと生き残る道はあるしどうにかなるだろうと経営トップはもちろんの事、下々の社員にまでこうした考え方が蔓延しているのだろう。

少し見方を変えれば会社の体質を変える事が出来ないが故にあきらめが蔓延したのかもしれない。
こうなるとあきらめの境地であり、どうにでもなれという姿勢で製品を作っていた事になる。
これは大変危険な状態だしユーザーとしてはこうした姿勢の企業の製品に手を出してはならない。

三菱自動車の今後はどうなのだ?

三菱自動車の製品としては中には良いものもあるし一時期はWRCで活躍していた事もあり良いイメージも残っているのは確かだ。
このような事件が起こると製品はそれほど悪くなくても企業としての倫理観や姿勢が問題となる。

また今回の事件を別の視点から見ると燃費でライバルに追いつく追い越すための技術力や発想が無かったという事でもある。
その技術力が無かったことを起点としてそれを何とかごまかすために偽装に走ったという事だ。

個人的には三菱自動車としてのブランドはもう生き残れないだろうと思う。
どんなに良い製品を作っても社内保身に走りユーザーを欺く姿勢をユーザーは敏感に感じ取るものだ。
そんな企業の製品を誰が買うのだ。

注目点は今後日産自動車がどのように三菱自動車を料理するかにかかっている。
もちろん三菱自動車の経営陣は総入れ替えが望ましく現在の状態ではユーザーは納得していない。
そして心を入れ替えた企業姿勢が変わったという事をユーザーに理解してもらわないと旧三菱自動車の開発した車や工場で作られた車は買わないだろうと思う。
この問題は日産自動車にとっても非常に重要だ。
決して安く生産能力を増強できたと喜んでいる場合ではないと思う。

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ユーザーにとっての最適解は?

最近三菱自動車がユーザーに対する補償を発表し三菱車1台に付き10万円程度の補償を行うようだ。
これが高いのか安いのかは現在のところは良く分からない。
というのは今後起こるであろう現象を予想できないからだ。

現在のところ三菱車は買い取り業者の買い取りも停止中と聞く。
仕入れる側から言えばリスクの大きな商品は仕入れたくないのは当然の事だ。
ユーザーにとっては他メーカーの車に乗り換えたいが乗り換えられないという塩漬け状態なのだ。
こうなったら車が朽ちるまで乗るしかないだろう。
車としての資産価値が全く無くなってしまったという事だ。

こういう状態で10万円の補償が高いのか安いのか判断が付かない。
管理人TomTomは適正な買い取り価格で三菱自動車に買い取ってもらいたいと思う。
つまり使用した後の返品ということになる。
これは三菱自動車にとって資金的な面から現実的な解決策ではないだろう。
三菱自動車ユーザーには困った事態になったと思う。

我々ユーザーが命を託す車だからこそしっかしりた自動車メーカーから買いたいというのは当たり前の事だ。
ユーザーが自分を守るためにも自動車メーカーを選択することが非常に重要になる。
もちろんデザインや性能や味付けの事もあるがそれ以前に自動車メーカーの選択が重要になると思う。

今回はこのへんで
では

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