新型カローラセダンに思う 正常進化だが日本仕様にはサイズ的に苦労の跡がしのばれる

 

新型カローラが発表された。
カローラと言えば日本を代表するコンパクトセダンというキャッチフレーズは昔のこと。
最近では年寄り専用車となっていてジジ臭いイメージが定着していたと思う。
トヨタではクラウンを若返らせたこともありカローラをどうにかしたかったのだろうと思う。
ただ自動車メーカーの都合でのボディの大型化はカローラも例外ではない、5ナンバーサイズを外れてしまったのは残念だ。
そんな事を書いてみた。

201909US仕様のカローラフロント、より若い層に埋めるデザインで結構アグレッシブ
US仕様のカローラフロント、より若い層に受けるデザインで結構アグレッシブ
toyota.com

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カローラの思い出

管理人は個人的にはカローラに思い出がたくさんある。
管理人の親の世代だが当時初めて我が家のマイカーになったのはカローラ1100デラックスだった。

1966_Carolla
免許をとってからは友人のTE47や自分のTE71、それにAE86に親しんだ。
きっと世代的にカローラのエキスを刷り込まれた世代なのだろうと思う。
日本においてカローラという存在はこうしたファミリーカーの代名詞ということになっていたと思う。
時代は移り変わり現在のファミリーカーはトヨタで言えば実質プリウスとなっているのではないだろうか。

現在のプリウスの外観は個人的には普通のセダンとは言えないと思っている。
ウチの嫁さんも現行と先代プリウスの外観には未だに拒否反応を示している。
実用性だけを考えると現在のプリウスであってもさほど不都合はないとは思うが外観が先進的すぎると思う。
こうした考え方を持っている人は結構多いのではないだろうか。
普通のセダンが良いのだ。

これからのカローラの立ち位置

こうした国内の事情からはカローラは普通のセダンのあるべき姿を模索しているように思う。
日本におけるコンパクトセダンのあるべき姿をこうした形に表現したのだろう。

さらにグローバルで見てみるとカローラというクルマは結構アグレッシブな存在となっている。
日本以外では主に若年層のセダン需要を取り込むための戦略車としての位置づけだ。
こうした内外の事情の最大公約数をとって作られたのが今回のカローラなのだと思う。
この結果内外の差があったカローラのブランドのイメージ統一を図るという意図なのだろう。

プリウスみたいな外観ではなく普通のセダンがほしいと思った時に今までは選択肢が無かった。

201909日本仕様のカローラセダン、USやUKよりもかなりおとなしいデザイン
201909日本仕様のカローラセダン、フロント
201909日本仕様のカローラセダン、リア
toyota.jp

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国内カローラは海外カローラとはサイズが異る

面白いのは海外のカローラは国内向けのモデルよりももっと大柄だということ。
UK仕様のカローラはサイズが全長4,630mm×全幅1,780mm×全高1,435mm、ホイールベース2,700mmとなっている。
これに対して日本仕様の新型カローラのサイズは全長4,495mm×全幅1,745mm×全高1,435mm、ホイールベース2,640mmとなっている。
全長135mm、全幅35mmの違いがある、ホイールベースが異なるところが大きい(日本仕様のほうが小さい)。

201909UK仕様のカローラセダンのサイズ
201909UK仕様のカローラセダン、サイズ
toyota.co.uk

トヨタがボディの基本ディメンジョンを変更してまで日本仕様をアジャストしてきたのは、カローラをこれからの国内のコンパクトセダンのスタンダードにしようという意志の現れだと思う。
しかし当然車台は共通となっているはずだから今までのようなカローラという名前のクルマは複数の車台を使用してたということは解消される。

ユーザにしてみれば今となっては国内の使い勝手を考えてモデルを出してくる自動車メーカーはトヨタくらいになってしまった。
他の自動車メーカーはすでに大きなマーケット用のモデルが国内にも投入されてボリュームを製造上のボリュームを稼ぐ構造になって久しい。
こういった事情だから国内のコンパクトカーやセダンのモデルが無くなってしまった。
トヨタにすればこのサイズが国内での使用にベストなサイズだと判断したのだろう。

201909UK仕様のカローラセダン、ちょっと大人の感じのデザイン
201909UK仕様のカローラセダン、フロント
201909UK仕様のカローラセダン、リア
toyota.co.uk

相変わらず日本の道は狭い

管理人は兵庫県の東の端っこの比較的都市部に住んでいるが地方へも頻繁に出かける。
そこで感じるのが日本の道は狭い道が未だにたくさんあるということだ。
一例を上げれば京都市内の市街地であっても管理人の乗る軽自動車(S660だ)でギリギリの道幅の場所があったりする。
確かに幹線道は広くきれいになったが一歩住宅地に入るとまだまだこうした場所は多い。
さらに地方部へ行くと町中の昔からの道は大いに狭い。

そうした時に普段使いのクルマは必要最小限のサイズが取り回ししやすいのは言うまでもない。
日本において5ナンバーのクルマが税制優遇が外れてから久しい、だが排気量の問題ではなくサイズ的に小さな車が実は必要なのだ。
だからこそ現在日本で売れているのは軽自動車というのが現状なのではないだろうか。

自動車メーカーにとってもこの問題は頭が痛いに違いない。
グローバルな規模での生産を考えると車台は共通で作りたい。
しかし小さな車を必要としている国や地域と数は限られる、それに安全基準を満たすにはある程度の大きさも必要だ。

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日本で1,000ccまでのクルマの税制を安くしたらどうかと思う

現在の日本ではこうした事情(サイズのこと)や維持費の問題で軽自動車しか売れない構造になっていると思う。
そこで軽自動車の税制はそのままで、新たに1,000ccまでのクルマの税金を引き下げるとかはできないものだろうか?
もし実現したら少しは日本国内において小さな車が売れると思うのだが…。

それに日本以外でも小さなクルマを必要としている国や地域はあると思う。
現に新型ジムニーはグローバルでの人気も凄いものがある。
新型ジムニーは用途的に特殊な例かもしれないが、小さなクルマを必要としている人もいると思うのだ。

本当に必要なクルマはどんなクルマなのかを今あらためて考える必要があるように思う。

今回はこのへんで
では

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