S660の車検がやってくる まる3年乗ってみたS660の感想をまとめてみる

早いもので管理人がS660に乗り始めて3年が経過しようとしている。
S660に対しては素の状態をじっくり味わうというコンセプトで最小限の変更で走ることに比重を置いてきた。
その結果、週末しか乗らないが距離が伸び28,000kmほどになった。
我ながらビックリしたのは飽き性の管理人がS660に対してまったく飽きていないということだ。
そんなことを書いてみた。

S660で行く桃太郎伝説を訪ねる弾丸ツアー、復路の神子畑の夜の様子

やっぱり小さくて軽いスポーツカーが好きだ

管理人の場合はどの車もそうなのだが週末しか乗れない。
土曜日とか日曜日にじっくり一人でクルマを味わうのが大好きだ。
だからツーリングを兼ねて山深い場所にS660で出かけることが多い。

こんな時にS660はまさにピッタリなのだ。
一人しか乗れないのは慣れた、だから荷物が載らないのも気にならない。
まさにタイヤ4つある2輪って感覚。

ドライビングのためのスペースもミニマムで、程よくタイトな空間に身を委ねると至福の時である。
これ以上狭いと不便を感じるギリギリのところなのが我ながら面白い。

軽くて小さいのは今のところメリットが多い。
コーナリングの際にはやはり軽くて小さいことがメリットとして大いに感じられる。
すべてのコントロールが軽くて楽ちんである。
S660はハマる人にはハマるクルマなのではなかろうか。

S660で行く 標高1000mの氷ノ山で涼を感じる弾丸ツアー 兵庫県から鳥取県へ抜けるのは通行止め

メリハリを付けた走り方

管理人の場合、峠を攻めるといっても昼間公道であるからして100%というのはあり得ない。
最近ではかなり余裕を持って走っている、たぶん60%くらいなのではなかろうか?

最近では早朝でもロードバイク(自転車)で走っている人が多い。
それも結構な酷道の峠を攻めるヒルクライマーが多い。
1台しか通れない酷道のブラインドコーナーでロードバイクと遭遇するとギョっとする。
2輪の場合はライトである程度分かるのでまだマシなほうだ。

先日ブレーキの慣らしのために地元の六甲山へ登った
六甲山は管理人の場合35年ほど走り込んだ勝手知ったる山岳路ではある。
しかしながら最近の大雨で道路が崩れて片側通行になっている箇所が唐突に出現しビックリした。
状況は刻々と変わるものだ。

最近はこうしたことが多く感じられる。
安心して走れるのはある程度道幅に余裕がある場所でないといけない。
さらに主要国道では別の事情もある。
ということで主要国道ではない峠を走ることが多い。
そのつなぎではゆったりと走りメリハリを付けるようにしている。

S660で行く若狭走りまくりのプチ弾丸ツアー、京北町で162号線を横切ってから道が狭くなったところ

夜がめっきり弱くなったのは歳のせいではなく練習不足だった

夜が弱くなったと言ってもアレのことではない。
少し前までは夜しか走らなかった、それがあるキッカケで夜走るのを止めた。
それから昼間しか走っていない。

そのキッカケというのは夜間走っていると動物(管理人の場合は鹿さん)と遭遇することだ。
管理人の場合はこういうことが2回あった、さすがに2回クルマを半損させると気が滅入る
しかも全開で走っている時ではなく流している時だった。
これは何かのお告げだろうか?と思った。
なぜかというと全開で走っている時にこういう場面に出くわすと、きっと本人は無傷では済まないと思ったからだ。

先日、ツーリングの帰りが遅くなってしまい暗くなってしまった。
我ながらビックリしたのは夜走る感覚が大いに退化していたことだ。
コーナーの曲率を読むことやスムーズな操作ができないのだ。
やはり普段から走っていないと感覚が失われてしまうということに改めて気がついた。
しかもヤッパリ暗くなるとやはり夜行性の鹿さんと出くわすのだった。

鹿さんにはライトは無力だ、逆にライトに寄ってくる。
有効なのは音でクラクションを鳴らしまくりで回避するのが懸命である。
鹿笛も一度使ってみたいアイテムだ。
皆さんもご安全に。

S660は痛快ツーリングマシン!

3年経過したS660のヤレ具合と世間の目

S660はオープンボディーなだけにヤレを心配していた。
S660には3年、約28,000kmほど乗ったことになるが思ったほどヤレを感じない。

思ったほどヤレを感じないS660の優秀なボディ

新車の頃からフロントのスカットルがブルブルする症状はハードトップ装着であまり感じなくなった。
その後、この部分は気にならないのでヤレとしては進んでいないのだろう。
ルーフとの接合部がギシギシと盛大に音を立てることがあるがそれくらいだと思う。
ステアリング周り、駆動系周り、ドアの建て付け等々気になる部分は無い。
こうしたところは軽自動車だからと諦めていたのだが裏切られた格好だ。

唯一S660で気になるのは素材のチープさから来る錆の問題だ(ヤレとは全く関係が無い)。
先日ディスクローターを交換したがその際にディスクローターとハブ部分が大いに錆びていた。
こうした機構部分が盛大に錆びるのは精神衛生上、大いに気になる部分だと思う(機能的に問題無いとしてもだ)。
逆に言えばこうしたコストダウンの結果、非常に特殊な成り立ちのS660を我々が買える価格でホンダが提供できたということでもある。

中心部のサビが酷い、管理人のS660は屋根ありシャッターありガレージ保管だがこの状態だ

S660に対する世間の目

自分の愛車がS660である、ということを伝えると「ほぅ~」という反応が返ってくることが多い。
軽自動車であっても実用性の全く無い趣味車に乗っているということが一般人には奇異に見えるようだ。
S660に乗るチョット変わった人という感じだろうか…。

S660が登場してかなり経つが、未だに走っているとちょっかいを掛けてくる輩(4輪も2輪も)が多い。
たぶん軽自動車だからとか、小さいからとか、乗っているのがオッサンだからとか様々な理由があるに違いない。
だが、ペースを上げた速度でいくつかのコーナーを走るとそんなことはスッカリ忘れるのだった。

管理人のS660最新スペック

管理人のS660は、ほぼノーマルだが現在の内容は次のようになっている。


モデル :S660 β 2016年式
オプション :なし
エンジン :ノーマル
エンジンオイル :純正LEO(約3,000km交換、3回に1回フィルター交換)
吸気系 :ノーマル
排気系 :ノーマル
ECU :HKS フラッシュエディター Phase2
ミッション :6MT ノーマル
ミッションオイル :純正(1年に1回交換)
デフ :ノーマル
ブレーキディスク前 :ディクセルPD
ブレーキディスク後 :ディクセルPD
ブレーキパッド前 :ディクセルES
ブレーキパッド後 :ディクセルES
ブレーキフルード :CCI ゴールデンクルーザーDOT4
足回り :ノーマル
ホイール前 :ダンロップ DIREZZA ST01 15×5J インセット+45
ホイール後 :ダンロップ DIREZZA ST01 15×6J インセット+38
タイヤ前 :ダンロップ ダンロップ ルマンⅤ 165/55R15
タイヤ後 :ダンロップ ダンロップ ルマンⅤ 185/55R15
ステアリング :ノーマル
運転席シート :BRIDE 「A.i.R.」改(ニトリの低反発クッション入り)
助手席シート :ノーマル
フロアマット :BRZ純正
スマホホルダー :RAM MOUNTS
ルーフ :無限ハードトップ
ナビ :パイオニア MRP660(バックカメラ付き)
ドラレコ :パイオニア ND-DVR10
レーダー :コムテック ZERO600V
アクセルペダル :角度調整
クラッチペダル :JURAN ハイリフトペダルカバー P03
エアコンフィルター :エムリットフィルター D-040
ワイパーブレード :PIAA エアロヴォーグ


この先S660に何年乗ることができるか?は分からない。
だが、できる限りこのちょっと変わったクルマに乗り続けたいと思う。
たかが3年乗ったくらいではノーマルのS660ですら味わい尽くすことができていないからだ。
S660は、なかなか奥の深いクルマだと思う。

20190922いつもの場所でノーマルホイールのS660

今回はこのへんで
では