マイエアゲージは誤差ありあり いったいどちらが正しいのか

クルマのタイヤの空気圧の管理は非常に重要だということを過去に書いた。
最近になってタイヤの空気圧を改めてチェックしてみたら非常に根本的なことに気がついた。
それはエアゲージ自体に誤差があること(当たり前なのだが…)。
これは問題だ。
そんなことを書いてみた。

最近手抜きしていた空気圧チェック

どうも最近管理人はクルマのことを全般的に手抜き気味である。
嫁さんのZC6のBRZはタイヤがヒビ割れて酷いことになっていたし、タイヤ交換した後も乗り心地がイマイチだなと感じていた。
さらに自身のJB74ジムニーシエラについても乗り心地は良いが燃費が悪いなんて感じていた。
そこでエアゲージを改めて見直してみることにしたのだった。

現在管理人が使用しているエアゲージは2つ。
ひとつは車載していて気軽に使用できる一体型のもの(エアゲージ小とする)。
そしてもうひとつはガレージに常備してあるホースが付いたものだ(エアゲージ大とする)。

いつもはガレージ常備のホースの付いたエアゲージを使用している。
これで空気圧を計測し、その結果空気を補充したりしている。
今回、このエアゲージの表示が問題だった。

2017年に購入したストレイトのエアゲージ。各部はよくできているが難なのは計測時にいったん針が動き、その後に再び針が動き2段階になってしまう。このせいで計測精度が出ていない。
2017年に購入したストレイトのエアゲージ。各部はよくできているが難なのは計測時にいったん針が動き、その後に再び針が動き2段階になってしまう。このせいで計測精度が出ていない。

2つのエアゲージには表示差がある

当たり前だが計測装置は校正といってキチンと計測できているかを定期的にチェックしなければ意味がない。
しかし、我々素人にとってはこの校正という作業はハッキリ言って不可能に近い。
そもそも使用しているエアゲージ自体が安物なので出荷時に校正されているということはない。
したがって測っている空気圧自体が正確なのかどうか分からない。

最近ZC6のBRZもJB74ジムニーシエラも空気圧に少々疑いを持っていたのだった。
なぜかといえば、自分ではキチンと空気圧をキープしていると持っているのだが乗った感じが空気圧が不足しているように思えるという印象を持ったからだ。

そこで2つのエアゲージでタイヤの空気圧を測ってみて比較することにした。
例えば、エアゲージ小でタイヤの空気圧を計測すると240kPaの時、エアゲージ大で計測してみると250kPaと出る。
いまさらながら10kPaほど差があることが分かった。
エアゲージ大を購入した当初はこれほど差がなかったと思う(あやふやだ)。
最近はガレージでエアゲージ大でしか測定してなかった。

実は最初から癖のあるエアゲージ

このエアゲージ大は購入した当初からちょっとした癖があった
タイヤの空気圧を測定すると、いったん針が動く、その後しばらくしてから10kPaほど高圧のほうへ針が動くのだ。
2段階で針が動くという感じだろうか。
購入した当初にこれはヘンだということで交換しておけば良かったが後の祭りだ。

最近試してみたら、この動きは変わらないがエアゲージ小で表示する240kPaでは、エアゲージ大では1段階目が240kPaと表示される。
この後に針が高圧の方へ少し動いて最終的に250kPaに落ち着く。
つまりエアゲージ大で読み取っていたのは10kPa多い数値だった。
エアゲージ大は、本体の作り、ホース、チェック部分もしっかりしているので少々ごまかされてしまった。

やはり最初の印象で少しヘンだと感じていたのをそのままにしてはいけない。

2つのエアゲージでタイヤの空気を設定した

2つのエアゲージを比較しながら嫁さんのZC6のBRZとJB74ジムニーシエラのタイヤの空気圧を設定してみた。
ZC6のBRZはこの前タイヤ交換した(2021年8月11日だった)時からエアは測定しておらず約2ヶ月経過していた。
ZC6のBRZはタイヤの空気圧が低くて乗り心地が悪化していたようだ、今回は240kPaに2つのエアゲージを使用して設定した。

JB74ジムニーシエラではやはりタイヤの空気圧が低かった、200kPaを少し切るような状態だった。
これは元々低めに設定して210Kpaを狙ったものだが、エアゲージの誤差で低くなりすぎていた。
こちらは少し上げて230kPaに設定し直した。

管理人の手元にあるエアゲージ。実は小さい方は2つあり合計で3個ある。小さい方はすでに10年以上使用しているが本体は問題ない、だがタイヤ側のエアバルブと接するところのパッキンが痛み空気漏れを起こす。小さいが結構正確なエアゲージ、これは対策する予定。
管理人の手元にあるエアゲージ。実は小さい方は2つあり合計で3個ある。小さい方はすでに10年以上使用しているが本体は問題ない、だがタイヤ側のエアバルブと接するところのパッキンが痛み空気漏れを起こす。小さいが結構正確なエアゲージ、これは対策する予定。

結局新しいエアゲージを注文した

こんなことがあったので新たにホース付きのエアゲージを注文してしまった。
と言っても高級なものは買えない(校正済は10万円ほどする)、ブランド物は1~2万円ほどだ。
そこで、そこそこの価格で定評のあるものを探し、「MONSTER SPORT エアゲージ」を注文した。
決め手としては、評判が良く正確そうなこと(たぶん)、ホースが付いていてチャックにロックが付いていることだ。
これがやってきたら3つのエアゲージでタイヤの空気圧を測ってみて比較してみようと思う。

言うまでもないがタイヤの空気圧は非常にシビアで安全に直結する。
今回のタイヤの空気圧について教訓としては次のようなことだろうか。
・少なくても1ヶ月に1度はタイヤの空気圧をチェックする
・できるだけ正確で信頼できるエアゲージを使用する
・クルマで何かおかしいと感じたらタイヤの空気圧をチェックする

TPMSの導入もありかも

TPMSとは「Tire Pressure Monitoring System」のことでリアルタイムもしくは一定間隔でタイヤの空気圧をモニターするもの。
以前から気にはなっていたいたのだが、そんなんエアゲージでマメに測ったらええやん、と考えていたので導入はしなかった。
今回エアゲージでイロイロあって痛感したのは、マメにチェックするということだ。

最近全体的にクルマの各部をチェックするということが疎かになっているのが自分でも心配だ。
クルマを好きなことには変わりはないが、他のことが忙しいとつい手を抜いてしまっている。
改めてTPMSを調べてみたらすごく良いのがあった。

なんと言ってもTPMSって大層な表示部が嫌だった。
常時使うものでもないのに場所を取り目立ってしまう、それでなくてもモニターが増えて困っているのに。
できるなら目立たないところに設置して時々見るだけで良いと思うのだ。
見つけたのは空きスイッチスペースに入るTPMS、これなら目立たなくても済むし非常にスマートだ。
機能もエア圧アラートなんかも付いているので十分な機能。
TPMSに絶対的な空気圧の精度は求めないが、空気圧が減っているとか傾向が分かればOKだ。
減っていると分かればエアゲージで計測してエアを補充すれば良いと思っている。
この商品は空きスイッチスペースの種類とセンサーの種類(内部と外部)があるので、自分のクルマにあったものを選択する必要がある。

皆さんもタイヤの空気圧には気を配ってほしいと思う。
ご安全に

今回はこのへんで
では