純正相当品を使用してブレーキパッドの交換を行った

純正相当品ってブレーキパッドに関してはあまり良い印象が無い。ブレーキの効きが純正品と異なったりリニアでは無かったりしたのだ。

今回のブレーキパッドは男前モノタロウを調達してみた

以前から気になっているWebの通販でモノタロウというサイトがある。ここは町工場向けにあらゆる製品を扱っているサイトだ。車のパーツや工具が専門という訳ではない。
TomTomは車のパーツに関しては純正パーツには絶大な信頼を置いている。これはメーカーが装着を想定した品質や精度や使った時の感触等々をクリアしているためだ。逆に言うとこの純正パーツが基準となってサードベンダーの純正相当品と言われるパーツが比較される。 純正相当品のメリットはやはり安い事だろう。国産自動車メーカーの純正品もそれほど高価ではないが、これよりもかなり安く手に入るのが純正相当品だ。安くても機能や感触が変わらないのであれば安心して経済的に使えるということだ。

ブレーキパッドの交換はいつもの通り

作業は自己責任でお願いいたします。
アイシスのフロントブレーキパッドの交換を行ったので記録しておく。
交換前のブレーキキャリパー
↑ 交換前のブレーキキャリパー、これは助手席側の画像、アイシスのブレーキキャリパーは非常に一般的な形状、シングルピストンのフローティング、スライドピンにフローティングされているのでそのネジを外すとピストン部分がカパっと開く

ピストン部分を跳ね上げた状態
↑ キャリパーのピストン部分を跳ね上げた状態、これは助手席側の画像、下側のスライドピンを止めているボルトを外し上側を緩めるとこうして跳ね上げられる、跳ねあげたキャリパーは紐で上から吊るしておく、純正のブレーキパッドがかなり減っているのが分かる、新しいパッドを装着すると上に見えているピストンを押し戻さないとキャリパーが嵌らない、その際にはセパレーターAmazon)と呼ばれるピストンを押し戻す工具を使う、押し戻すとエンジンルーム内のブレーキフルードカップからフルードが溢れようとするので吸い取るようにする

男前モノタロウと純正品の比較
↑ 男前モノタロウのブレーキパッドと純正品の比較、下が男前モノタロウ上が純正品、当たり前だがバックプレートの形状等が全く同じだ、でもこれが同じでない時が時々あるので装着前に確認が必要、摩材は白っぽくて粒が目立つ、摩材の材質はNAO材でノンアスベストとなっている

パッドの比較、上から見たところ
↑ 男前モノタロウのブレーキパッドと純正品の比較その2、左が男前モノタロウ右が純正品、左側の上部についている金具は純正品から移植後、こうしたスモールパーツを装着する部分も正確に再現されている非常に重要な事だ、どのブレーキパッドでも残りが少なくなると踏んだ感触が悪くなるので気を付ければ分かる

パッド交換装着後のキャリパー
↑ パッド交換装着後のキャリパー、これは運転席側の画像、ブレーキパッドにはシムと呼ばれる薄い板が付いていて鳴きを抑制している、このシム装着の際にブレーキシムグリスAmazon)と呼ばれるグリスを塗る事である程度ブレーキパッドの鳴きを防止できる、この後キャリパーを下ろすのだがピストンを押し戻す作業がある、その際にはセパレーターAmazon)と呼ばれるピストンを押し戻す工具を使う、カップからフルードが溢れないように吸い取ることも必要だ、できればブレーキフルードのエア抜きを行えば完璧だが今回は省略した

男前モノタロウのブレーキパッドの印象

これは意外と言っては失礼なのだが非常に感触は良かった。ブレーキフルードのエア抜きをしていないので完ぺきではないがそれを差し引いて評価してみた。

  • 踏み応え
  • 踏力とスピード減速のリニア性
  • リリース時の感覚
  • 連続使用時のフェード

上記のような観点から観察してみるた。
踏み応えだが固すぎもせず柔らかすぎもせずちょうど良い感じだ。リニア性に関してはこれも踏んだ分だけキチンと減速し途中でガクンとなったりスッポ抜けるような感覚は無かった。リリース時の感触も全く問題ない、信号等での停止時のコントロールも容易だ。フェードに関してはあまり良くないので過大な期待はできない。
しかしこの価格(2,990円税別)でこの感じであれば非常にリーズナブルであることは間違いない。通常の街中を走る際の純正ブレーキパッドを置き換える用途ではお勧めのブレーキパッドだ。

今回はこのへんで
では