S660でアウトドアできるかやってみた 収納はバッチリだが、なんとバーナー点火せずコーヒー飲めず

前回S660でアウトドア気分を満喫できるだろうか?と書いた
一人行動が前提だが、いかんせん問題点はS660の積載性にある。
そこでアウトドアチェアとバーナーとパーコレーターを持って峠のコーヒーを飲んでみようと出かけてみた。
積み込みはバッチリだったが、現地へ行ってからトホホな結果に終わってしまった。
やはり日頃の点検は欠かさず行うのが良い(苦笑)。
さきほど帰ってきたのでS660でアウトドア気分の結末を書いてみた。

S660でアウトドアへ出かけた

久しぶりのアウトドアなんで…

良い天気だし、S660で峠へ出かけてうまいコーヒーを飲むというのが今回の目的だ。
そのためにはしまいこんであるアウトドア用品を引っ張り出さなくてはならない。

家から持っていくものは次のものだ。

  • アウトドアチェア
  • パーコレーター
  • バーナー
  • バーナー用の燃料

そして肝心のコーヒーだが、家にレギュラーのコーヒー豆が無かった。
いつもインスタントばかり飲んでいるのでレギュラーを切らしていたのだった。
アウトドアフィールドへ出かける際にどうせ水を調達せねばならないので、ついでにコーヒーも調達することにした。

道中で調達するもの。

  • レギュラーコーヒー

こんな感じで朝から準備をた。

ご老体のアウトドアチェアは引退

管理人TomTomの愛用しているアウトドアチェアのガタバウトチェアはすでに28年選手だ。
我ながらなんと物持ちの良いことだろうと感心する。
久しぶりに引っ張り出してみるとジュラルミンのフレームは全く問題ないのだが座面が裂けてかわいそうなことになっている。
このシマシマがお気に入りなのだが修理できるものなら修理したい。
S660でアウトドアはできるのか?、広げた状態のガダバウトチェア

だがこのガダバウトチェア、当時はマクラーレン社という英国のメーカーが作っていたが現在は廃盤なのだ。
折りたたむと画像のように非常にコンパクト。
超軽量で座り心地はちょっと個性的というところ。
S660でアウトドアはできるのか?、折りたたんだ状態のガダバウトチェア

取り急ぎ今回は別のアウトドアチェアを持っていくことにする。
という事で非常に一般的な棒状のアウトドアチェアを引っ張り出す。
このアウトドアチェアは安物でそこらのホームセンターで販売されているものだが実はシッカリしている。
こちらもすでに10年は使用しているがまったくガタがなくて生地も問題ない。

S660でアウトドアはできるのか?、広げた状態のアウトドアチェア

折りたたむとガダバウトチェアより重く多少かさばるが、それでもコンパクトで軽量な方だろう。

S660でアウトドアはできるのか?、折りたたんだ状態のアウトドアチェア

驚いたことに、S660のユーティリティーボックスに積み込んでみると、なんとピッタリではないか!
誂えたような収まり具合に我ながらビックリだ。
S660でアウトドアはできるのか?、ユーティリティーボックスに収まったアウトドアチェア

当然だがユーティリティーボックスの蓋もキチンと閉まる。

愛用のパーコレーターはアルミ製

これまた長年愛用のパーコレーターだが、こちらもかれこれ30年くらい使っているのだった。
アルミ製で内部はシンプルな構造となっているので壊れにくいのだろう。
愛着があるので使えるところまで使おうと思っている。

アウトドアでは定番のシエラカップだが、個人的にはコーヒーを飲む時には味気ない。
できればお気に入りのマグカップを持っていきたいのだが、アウトドアでは金属製の割れないマグカップが必要だ。
そうしたマグカップでは気に入ったものがなかなか無いのだ。
S660でアウトドアはできるのか?、シエラカップとパーコレーター

バーナーは2代目となるスポーツスター

バーナーは昔からコールマンのスポーツスターを使っている。
湯を沸かすだけではなく簡単な調理をすることもあるので火力の強いモノが好みだ。
それにランタンとの組み合わせでホワイトガソリンを共用できるということもありガソリンバーナーを使っている。

先代のスポーツスターは濃い緑色のモデルだが、現在使っているのは薄い緑色だ。
好みから言うと濃い緑色のほうが雰囲気があってクラシックな感じがする。
現行のモデルは濃い緑色になっているようだ。
パーコレーターやバーナーを適当なバッグに入れて準備は完了だ。
S660でアウトドアはできるのか?、バーナー本体一式

ガソリンバーナーはバーナー本体とは別に様々なパーツが必要だ。
燃料のホワイトガソリンは当然として、ガソリンを注入する際のファンネル(じょうご)、それにポンピングの際のグリップ等々だ。
それらはなるべく温度の影響を受けないように小さめのクーラーボックスに収納した。
ホワイトガソリンの缶が錆びているのはご愛嬌。
S660でアウトドアはできるのか?、バーナー付属品一式

S660に積むのだからなるべく小さくパッキングしたいのだが、現状では小さなバッグが2個と相成った。
積む場所は助手席の足元フロアだ。
S660でアウトドアはできるのか?、バーナー一式

いつものフィールドへ出かける

管理人TomTomが大好きなアウトドアフィールドの一つの篠山へ出かけた。
場所は峠ではないがあまり人が来ないダム湖の周辺だ。
季節も良いし天気も晴天なので人が多いかと思ったがそれほどでもない。
ダム湖なのでいつもの釣りのオッチャン達(自分もだが)だけだった。

さっそくS660を停めて準備を行う、と言っても大層ではない。
ボンネットを開けてユーティリティーボックスからアウトドアチェアを取り出すだけだ。
S660でアウトドアはできるのか?、S660のユーティリティーボックスからアウトドアチェアを引っ張り出す

助手席足元からバーナーやパーコレーターも取り出して準備する。
S660でアウトドアはできるのか?、S660の助手席足元から荷物を引っ張り出す

久しぶりなのでなんだかウキウキするのだった。

なんとココでバーナーに問題発生!

必要なモノをS660から引っ張り出してセットし始めた。
まず最初に気になっていたのがバーナーなのだ。

ホワイトガソリンのバーナーはタンク内の空気を圧縮する事でガソリンを押し出すようになっている。
だから最初にポンピングの儀式が待っているのだった。
ガソリンが入っていることを確かめてポンピングを開始すると手応えがスカスカではないか。
明らかにポンプのシリンダー部の圧縮漏れだ。
ガソリンバーナーはここで終わってしまった(悲)。
S660でアウトドアはできるのか?、点火できなかったコールマンのスポーツスター

暑くてしょうがないので買ってきたミネラルウォーターをシェラカップに注いで飲むしかなかった…。
少し悲しくなってしまった。
S660でアウトドアはできるのか?、バーナーが点火できず水を飲むの図

小型軽量のバーナー、それにマグカップを探そう

そもそもコールマンのスポーツスターをS660に積んで出かけるというのが無理っぽい。
もっとソロらしく小型軽量なバーナーにしなければならないと思う。
それに燃料も扱いに気を使うホワイトガソリンではなく、もっと簡単で安全なガスカートリッジで良いだろう。
だが冬場は特にそうだが風が強い中でも使えないとアウトドアでのバーナーは全く役に立たない。
さっそく調べてみると日本製で富士バーナーという会社が、軽量コンパクトで評判の良いバーナーを出している。
新富士バーナー「ソト(SOTO) AMICUS(アミカス) SOD-320」という変な名前だが風にも強そうだしシンプルで軽量コンパクトなのが良い。

 

もひとつコーヒーを飲むためのマグカップ(割れないもの)もお気に入りを見つけなければならない。
割れないことが必須条件だが冬場の利用を考えれば保温性もあるに越したことはない。
こちらも探してみると良いものが見つかった。
「セブンセブン アクティブマグ 350ml ATK-350」ステンレスの2重構造で国産(新潟県の燕製!)、サイズは250ml/350ml/450mlと3種ある。
パーコレーターで淹れたコーヒーをたっぷりと飲むために350mlくらいが良いと思う。

 

S660でもプチアウトドアはできそうだ

今回は失敗もあったがS660でプチアウトドアはなんとかなりそうだ。
天気さえ良ければ、今回のようにコーヒーを沸かして飲む事は大丈夫。
さらにもう少し装備を充実させれば軽い料理ならなんとかなりそうだ。

S660でアウトドアはできるのか?、今回の全貌

いずれにしても積載量ミニマムなS660だけにツールは軽量コンパクトにする必要がある。
さらに帰ってきて気がついたがユーティリティーボックス内は相当に温度が上昇する。
アウトドアチェアを取り出そうとしてアルミ製の足の部分を握ると、火傷はしないが熱っと感じるような温度なのだ。
だから本当に熱に弱いものは入れるのはやめたほうが良い。
アウトドアチェアもこれだけ熱くなると劣化が早まるかもしれない。
アウトドアチェア以外に隙間に何か突っ込めそうだと思っていたが諦めたほうがよさそうなのだ。

S660のユーティリティーボックスの底にはパンク修理キットが入っている。
電動のエアポンプも入っているのだが大丈夫なのだろうか?
時々、点検しておいたほうが良いかもしれないと思った。
今回のバーナーもそうだが、パンク修理キットもいざという時に役に立たないのではどうしようもない。

今回はこのへんで
では