ここのところなんだか新車ラッシュ そして新型カローラの評判がすごく良いみたい

国産車の新型車のニュースが次々と入ってくる今日このごろである。
少し前に書いた2019年9月発売開始の新型カローラについては受注台数が目標の2倍以上とのこと。
今までの国内カローラがショボかっただけに今回のカローラは随分印象が違う。
そんなことを書いてみた。

201909日本仕様のカローラセダン、フロント
toyota.jp

国内での新型車発表の動きが激しい

期せずして2019年は国内での新型車発表ラッシュになっている。

今年から来年にかけての新型車

管理人が思いつくだけでも次のようなクルマが発表されている

  • スープラ トヨタ 2019年5月
    ついに出たか!という感じ、管理人はカタログだけ貰ってきた近所のGR Grageには実車が無かった
  • 新型N-WGN ホンダ 2019年8月
    TVコマーシャルが印象的、こちらも管理人のお世話になっているディーラーでは見れなかった
  • 新型MAZDA3 マツダ 2019年8月
    フルモデルチェンジしても外見からはどこが変わったのか分かりづらいデザイン、エンジンは残念ながら従来のSKYACTIVとなる
  • 新型MAZDA CX-30 マツダ 2019年9月
    ついにSKYACTIV-X 2.0が乗ったSUVモデルが登場した、このエンジンは気になる
  • 新型カローラ トヨタ 2019年9月
    気になるので見に行きたいがまだ行けてない、個人的にはツーリングよりもセダンが好み
  • 新型スカイライン 日産 2019年9月
    「プロパイロット2.0」が話題、また「400R」で元気なところを見せているかな
  • コペン GR SPORT トヨタ/ダイハツ 2019年10月
    軽量コンパクトなスポーツカー、気になるので見に行ってきたが実車配備はまだのようだ
  • 新型フィット ホンダ 2020年2月
    新型フィットの発売は当初より遅れているようだ、どのようなモデルになっているか楽しみだが走りに振ったモデルは無いみたい
  • 新型ヤリス トヨタ 2020年2月
    日本名をヤリスに変え気合の入ったモデルとなっている模様、後からWRCマシンのようなスポーツモデルが出るかも?

国内では重要なクルマが新しくなった

こうして新型になった、またなる予定のクルマを眺めていると重要なクルマが多いのに気がつく。
軽自動車における普通のハッチバックのスタンダードとなったような立ち位置のN-WGNがフルモデルチェンジしてシンプル路線を打ち出している。
TVコマーシャルもなかなか印象的、だがホンダは国内では軽自動車のメーカーのようになってしまっている。

新型MAZDA3や新型カローラはCセグメントのクルマ、コンパクトなボディにたくさんのモノやコンセプトを詰め込んでいる。
両車とも外観デザインが素晴らしい。

来年早々にはコンパクトカーの代表格である新型ヤリス、新型フィトが発売になる。
個人的には両車とも期待大だが、よりスポーティな雰囲気になるのはヤリスではないだろうか。

新型カローラがよく売れているようだ

メディアを見ている限り新型カローラの評判は良いようだ。

新型カローラツーリングのリア
toyota.jp

新型カローラの受注状況

新型カローラは2019年9月に発売になり約1ヶ月間で次のような受注台数となったらしい。

  • カローラセダン5,400台(月販目標1,700台)
  • カローラツーリング13,700台(月販目標5,400台)

さらに同時にマイナーチェンジが入ったカローラスポーツは意外と小さな数値なのだが次のような数値となっている。

  • カローラスポーツ3,000台(月販目標2,300台)

カローラシリーズ全体としては月販目標9,400台に対して受注22,100台、目標の2.35倍の受注があった。
ちょっと意外だったのがセダン/ツーリング/スポーツの割合、意外とハッチバックの数値が少ないことだ。
カローラ3種の中でスポーツのみは全幅が1,790mmと唯一大きい(他は1,745mm)ことと関係があるのだろうか?

新たな5ナンバーのようなスタンダードになりそうな1,745mm全幅

管理人はまだ新型カローラを見てないがセダンとツーリングの両方とも全高が低い、セダンが1,435mm、ツーリングが1,460mmとなっている。
この全高に対して全幅が1,745mmとなっているのでバランス良くスポーティーに見える。
この全幅が1,745mmというサイズ感は今までの5ナンバー車という基準を新たにするものかもしれない。
5ナンバー車の1,695mmに対して50mm全幅が大きいがギリギリ実用的な数値となっていると思う。
個人的には1,695mmという数値を死守してほしかったのだが…。

なんと言っても新型カローラはリアサスがダブルウィッシュボーン!

先行しているTNGAである50系のプリウスと同じだが新型カローラのリアサスがダブルウィッシュボーンになっているのが好印象だ。
50系プリウスが出た時に試乗してみたがリアの落ち着きが素晴らしかった(外観はあれだが)。
同じプラットフォームを持つ新型カローラについても乗り心地やスポーティーさについては大いに期待できそうだと思う。

新型ヤリスは4WD車のリアがダブルウィッシュボーン!

新形ヤリスの情報も少しづつ出てきている。
黒豆をモチーフにしたワンモーションの外観でデザイン一新だがそれほどインパクトのあるものではない。
新型ヤリスはBセグメントに属するコンパクトカーで5ナンバー枠に収まるサイズだ。
現在分かっているサイズは全長3,940mm×全幅1,695mm×全高1,500mmとなっている。
車両重量はハイブリッドモデルで1,090kgだからまずまずというところ。

トヨタ新型ヤリスのフロント
toyota.jp

ホモロゲーションなのか?

個人的に注目なのは4WD車のリアサスがダブルウィッシュボーンになることだ。
従来はトーションビーム式だったので、これは大きな違いだと思う。
この事はホモロゲーションの関係だろうか、それとも新たな車台GA-Bの思想なのだろうか非常に気になるところである。

過激なモデルも…

またGR Grageにお邪魔した時に新型ヤリスのお話が出た。
それによるといつなのか分からないが、かなりスポーツ度が高いモデルが出るとのことだった。
なんせ前例のあることだから期待できるのではないだろうか。
でも前回みたいに高価過ぎるのは勘弁願いたいと思う

新型フィットはどうなのだ?あまり変わり映えしないようだが

おりしも東京モーターショーが開幕し本日から一般公開となっている。
管理人は関西に住んでいるので東京モーターショーは敷居が高く一度も行ったことがない。
そこでメディアの記事を読みながら興味のあるクルマをチェックしているところだ。

ホンダ新型フィットのフロント
honda.co.jp

新型フィットの発売がずれ込んだ訳

メディアによると新型フィットは電気式パーキングブレーキの不具合で発売がずれ込んだらしい。
個人的には電気式のパーキングブレーキは動作状況と効き分かりづらいので好みではない。
機械式で十分だと思うのだがどうだろう?

ハイブリッドにDCTはいらん

先日S660を車検整備にディーラーに預けた際に現行フィットのハイブリッドモデルに試乗した。
ご存知の通り現行フィットのハイブリッドモデルはいわくつきのDCTを積んでいる。
発売当初はトラブルの連続で苦戦していたことを思い出す。
ハイブリッドモデルにDCTとはチャレンジングな!と感じたがやはり難しかったようだ。
肝心のDCTの運転フィールだが、正直言ってハイブリッドにはDCTは似つかわしくないと感じた。
というのは発進時にはモーターで走り出すのだが、しばらくするとエンジンが始動する。
この時に加速感覚として段付きが感じられる。
さらにDCTの変速動作の際に段付きが感じられ、ダブル段付きとなってしまうので煩わしい。
これならトヨタ方式のCVTベースのほうがスムーズだと思った。
これに対して新型フィットはハイブリッドモデルについてCVTとなっている。

新型フィットのデザインは…

すでに新型フィットの外観は公開されているし東京モーターショーでも展示されているので見ることができる。
素直な感想は保守的で昔に戻ってしまったような印象があり新鮮味がない。
フロントマスクは厚ぼったくなり多少のレトロ感がある。
サイドは現行モデルとの差が見いだせない。
内装は2スポークのスタリングホイールで古臭い印象がある。
たぶん新型フィットはそういった感じ(少しレトロを感じさせる)を狙っているのだろうと思うのだ。

クロススターというSUVチックなモデルも登場するようだがなんとも中途半端な仕上がりになっている。
外観からはフェンダーアーチやルーフレールが装備されているようでタイヤもハイトの高いものが装着される。
アウトドア風味をもっと研究して遅れても良いからもっと煮詰めて出すのが良かったかもれない。

ホンダの行く先を占う新型フィット

管理人の個人的な考えだが、たぶん新型フィットにはスポーティーで過激なモデルは出ないだろうと思う。
ホンダにとって国内の過激なモデルはシビックType-Rがあり、S660があり、S2000の噂もチラホラ聞こえる。
フィットでもType-Rの登場が以前は噂されていたが結局登場しなかった。
ホンダにとってはフィットのようなコンパクトカーのクラスでスポーティーなクルマを展開する理由が無いのだろうと思う。
だがグローバルを考えるとコンパクトカークラス(Bセグメント)においてはまっとうなクルマが必要だ。

さらにホンダにはピュアなEVである「HONDA e」も控えている。
明らかにコンパクトカー(Bセグメント)のクルマだから新型フィットと同じクラスだ。
だからかどうか分からないが「HONDA e」にはかなりスポーティーな味付けがされているように思う。
なんせFRなのだ。

ということはホンダにとって新型フィットはまっとうな普通のコンパクトカーとしての役割を果たしてほしいということなのだと思う。

新型車を見ていると自動車メーカー各社の思惑が少しだけ垣間見えてくると思う。

今回はこのへんで
では