クルマが小キズだらけだったので久しぶりにコンパウンドで磨いたった

嫁さんのBRZは、この5月に2回めの車検となるが何も弄らずほぼ放ったらかしだ。
丁度良い機会なので洗車ついでに各部を見回してみた。
そんなことを書いてみた。

嫁さんのBRZは5周年記念

嫁さんのZC6_BRZは購入してからボディーのメンテらしきものは全くしていない。
納車時にディーラーによるコーティングをしてもらったくらい。
ここ2年くらいは嫁さんが通勤で毎日運行しているが、それまでは週1回稼働状態だった。
そんなことでZC6_BRZは5年が経過しようとしているが距離は30,000kmほど。

でもさすが国産車である。
不具合は全く無いし、調子も悪くない、管理人が時々乗る時にエンジンを廻してみることくらいしかやってない。
もちろん消耗品はイロイロあって、オイル・タイヤ・ワイパーゴム・各種フィルターくらいは交換している。

さすがに5年も経てばボディーは…

そんな嫁さんのZC6_BRZだが5月になったのでワイパーゴムとエアコンフィルターの交換を行うことにした。
管理人としては珍しく花粉と黄砂でジャリジャリのボディーをきれいにしたくなった。

一通り洗車して汚れを洗い流してからボディー各部を観察してみた。
ヘコミは無いが、左側に集中して擦り傷がたくさん付いている。
でも擦り傷は左ばかりで右側にはほぼ無い。
たぶん、嫁さんのクセで狭い道で左に寄るので枝葉で擦ってしまったりするのだろう。
ある意味素晴らしいと自画自賛だ。

さらにドアノブの下には引っかき傷がたくさん付いていて、そこにホコリが溜まり見るに堪えない状況になっている。
こうした小キズには無頓着な管理人だが、これは美しくない。

そこで今回は久々にコンパウンドで磨いてみることにしたのだった。
コンパウンド自体は昔購入したものを引っ張り出した。

↑ さすがにボディーは5年間ノーメンテだとドアハンドル部のボディーにダメージがたくさん残っている。これは助手席側、引っかき傷がたくさん。
↑ さすがにボディーは5年間ノーメンテだとドアハンドル部のボディーにダメージがたくさん残っている。これは助手席側、引っかき傷がたくさん。

コンパウンドってどうよ

ボディーを磨くコンパウンドって、若い頃は頻繁に使用していたものだ。
引っかき傷とか擦り傷の治療には代表的な治療方法だった、というかこれしか無かった。

そう言えば最近はコンパウンドを使用することが少なくなったと思う。
なぜなんだろう。
それは、推測だがボディーコーティングが発達して、ある意味コーティングをダメにするコンパウンドの使用が減ったということだと考えている。
せっかくボディー表面にコーティング膜が作ってあるのに、それをコンパウンドで磨くことによりコーティング膜を壊してしまうことになるからだ。

でも、コーティングしてあっても引っかき傷や擦り傷は避けれない。
そうするとどうやってキズの補修を行えばよいのか。
調べてみると溶剤系と研磨系があるようだが、結局塗面を溶かしたり研磨してしまうのでコーティング自体にはダメージを与えるものになるみたいだ。
もちろんキズを補修した後に再びコーティング処理すれば良いとは思うが素人には敷居が高い。

じゃあコンパウンドで磨いても同じやんと思ってしまった。
キズを消すために磨いてしまうとコーティングにはダメージを与えてしまう、これは避けれないのだと思った。

管理人は納車時(5年も前だ)にディーラーでコーティングをしてもらったが、コーティングを傷つけたくないので機械洗車は避け、コンパウンドの使用も避けてきた。
これを5年間も続けてきたわけだ、自分で言うのもなんだが律儀だ…。

↑ 運転席側のドアハンドル部をコンパウンドで磨いた後。助手席側同様磨く前はかなりひどい状況だったが磨くとうっすら残っているのが分かるくらいには復帰。磨きすぎるとアレなんでこのくらいで許したろって感じ。
↑ 運転席側のドアハンドル部をコンパウンドで磨いた後。助手席側同様磨く前はかなりひどい状況だったが磨くとうっすら残っているのが分かるくらいには復帰。磨きすぎるとアレなんでこのくらいで許したろって感じ。

ボディーコーティングの功罪

管理人は、こんなことを考えているとなんだか少し虚しい気持ちになった。
確かに最近のコーティングは素晴らしい、自然な艶が出ていて汚れにも強い。
一般人には1年に1回ボディーを磨いてもらいコーティングを施してもらうなんて手が出ないと思っている。
ほとんどの人が納車時にコーティングしてもらったのが3年・5年とそのままになっているのではないだろうか。

さらに今回のような小キズの補修というハードルもある。
小キズ補修を自分でやろうと思ったらコンパウンドで磨くしか無い。
するとコーティングはその時点で完璧ではなくなる。
管理人は、だったらワックスでええやん、と思ってしまった(苦笑)。

それなら小キズはコンパウンドで磨き、ワックスを掛けてピカピカヌルヌルのボディーを自分でキープすることが可能だ。

コーティングは1年に1回磨きと再コーティングをできる人なら良いのではないだろうか。

固形ワックスへの回帰

そういうことで管理人はコーティングには頼らないで、ワックス回帰を目指そうと思っている。
管理人がそう考え始めたのは昨年2021年10月のこと

最初は昔使っていた固形ワックスを懐かしさから使ってみようと思ったことがきっかけだった。

固形ワックスを使用してみると予想に反して良い。

まずワックス掛ける時はクルマの1パネル単位でやれば拭き取りは楽だ。
広い範囲に掛けてしまうとワックスが乾燥して拭き取りがしんどくなるし拭き残しが出てしまう。
例えば、片側のドア1枚にワックスを延ばして、すぐに拭き取るという感じだろうか。
これなら洗車後の拭き取りのような感じでワックス掛けができる。

次に気分的に水を弾き玉になるのが良い。
人間、努力したものが目に見える形で残るというのは心理的に大いに気分が良い。
それに固形ワックスは意外と長く持つ。
以前ZC6_BRZに固形ワックスを掛けたのは2021年10月だが、まだ水を弾き玉にしてくれている。
クルマの駐車状況にもよると思うが、望外に効果が長続きしている印象。

最後にボディーに触った時の感触が良い。
なんだかツルツルヌルヌルして、いかにもワックス掛けましたという感じ。
これは一種の心理的な承認要求なのだろう。
こうしたことはコーティングでは味わえないことだ。

↑ シュアラスターの一番安い固形ワックス、いつものコーナンで購入した。思ったよりも塗りやすく、拭き取りやすかった。
↑ シュアラスターの一番安い固形ワックス、いつものコーナンで購入した。思ったよりも塗りやすく、拭き取りやすかった。

磨きすぎるとアレなんで

ということで嫁さんのZC6_BRZは、洗車してからコンパウンドで各部磨き、そして固形ワックスで磨くということにしたのだった。

コンパウンドで磨くというのは多かれ少なかれ塗面を削り取っていることに変わりない。
なので絶妙な感覚が要求されると思う。
完璧を目指すあまり磨きすぎると塗面にダメージを与えるし、磨き足りないとキズが消えない。
コンパウンドの使用は、やりすぎないようにキズが隠れる最小限の磨きがポイント。

しばらくこの方式でクルマのボディーを維持してみようと思う。

今回使用した部材は次の通り。

今回はこのへんで
では