最近何かと熱いクロスオーバーその4、「V40 Cross Country」

またまた現在熱いジャンルであるクロスオーバーである、つい先ほど日本でも予約を開始したボルボの「 V40 Cross Country」だ。

ボルボは随分変遷してきている

個人的には正直なところ最近のボルボに興味が無かった。
ずいぶん前、それまでのボルボとはあらゆる意味で異なる850に当時親戚が乗っていたこともあり非常に良い印象だった。しかしその後のVやSのシリーズが出てからは重厚感が無くなって、自分の持っているボルボのイメージと違和感を感じたために離れてしまっていた。
また元々四駆好きだったのでXC90に非常に興味があり実車を見に行った。その際にセールスマンにライバルは何?と聞いたのだが、その答えがBMWのX5だった。その一言でX5と比較をし始め、その挙句新たに発売されたX3を買ってしまったという経験がある(その時のセールスマン氏ごめんなさい)。

XC90の印象が強烈だった

当時のXC90はもう四駆そのもののイメージで、全く洗練されてなくてSUVというよりもこれぞ四駆!というイメージだった。
当時すでにBMWは数段先を行っていて、全ての点においてBMWが優位に立っいると思ったものだ。
「V40 Cross Country」のフロント部分
↑ 「V40 Cross Country」のフロント部分、V40とそれほど変わらないが黒いプラスティックでクロス風味を演出、車高は高くないしタイヤは薄っぺらいものだ、サイドシルのガードが少しクロスしている、画像はネット上から拝借、2013パリショーのもの

という経緯でボルボとは離れてしまっていた訳である。
この2月に発表となったV40の記事がやたらと多く出ているので興味はなかったが読んでみると、かなりスポーティーだと書いてあるではないか。これにはビックリして改めて現在のボルボの情報を収集しているという段階である。

V40は競争の激しいセグメントへのボルボの切り札

このV40について、沢山ある記事に共通して書いてあることは、スポーティーで大人しく走るもよし、スポーティーに走るのもよし、という万能性だ。
V40自体はこれまた先日からイロイロ出てきているメルセデスのAクラスと同様のクラスで直接のライバルとなる。この層はライバルが多くボリュームゾーンであるため生半可な内容ではライバルに負けてしまうため、各社気合が入っている。
V40も実際に見たことは無いが記事を見ている限り、かなりのレベルまで作り込まれた印象を受けるし、走って楽しいというキャラクターでもあるようだ。
「V40 Cross Country」のリア部分
↑ 「V40 Cross Country」のリア部分、V40系で気に入らないのがこのリア部分、好みの問題であるが特にハッチバックの処理が違和感がある、バンパー下にはタンクガード風味な部品が装着される、クロスオーバーと言われるまで気が付かないクロスオーバーだ、画像はネット上から拝借

切り札の切り札「V40 Cross Country」

V40のことはここらへんで置いておくとして本題の「V40 Cross Country」のことにも触れておく。
V40自体は1.6Lのターボエンジンを積んで180馬力のモデルである。これに対して「V40 Cross Country」はエンジン自体が異なり2.0Lターボエンジンで213馬力となるので、クロスだからと大人しいだけのモデルではなさそうだ。
好ましいことにボルボではXCのシリーズはちゃんと四駆だし、今回のクロスオーバーシリーズの「V40 Cross Country」でもちゃんとした四駆である。
ただ車の成り立ちはかなり異なるようで、V40からほんの1cmだけ車高を上げて四駆にして雰囲気を作った車であるが、エンジンと駆動方式が異なり素のV40とは全くの別物だ。
個人的な感想を言わせていただくと、こうしたクロスモデルでもダウンサイジングの効いた小排気量のエンジンで作ってほしかったなぁと思う。たぶんこちらで思っているクロスオーバー像とメーカーの考えているイメージがずれてしまっているんだろうなと感じた。
「V40 Cross Country」のリアのバンパー下のアップ
↑ 「V40 Cross Country」のリアのバンパー下のアップ、わざわざロゴを入れてクロスを強調、ボルボの考えるクロスはこんな感じ、画像はネット上から拝借

今日はこのへんで
では