メルセデス E-Class All-Terrain は2017年の夏にリリース メルセデスに無かったのが不思議

メルセデスからリリースが出てから随分と時間が経ってしまったがE-Class All-Terrainを紹介してみよう。
ヨーロッパのDセグメントを中心にワゴンボディーの車高上げ、少しアウトドアっぽい外装、それに4WDを組み合わせたモデルとなる。
先行するのはもちろん Audi A4 allroad quattro 2.0 TDI あたりがライバルで、その他にも VOLVO XC60 なども競合する。
日本車では SUBARU OUTBACK が唯一ライバルとなるがヨーロッパでは継続しているが日本国内では止めてしまった。
現在こうした車高を上げたアウトドア風味のボディーは根強い人気があるが爆発的なセールスには至っていない。

メルセデス E-Class All-Terrainのフロント画像

メルセデスのアウトドア志向と言うと

メルセデスのアウトドア志向というと何と言ってもGシリーズだろう。
日本では超高級クロカン4WDで街乗り専門と言うところだが本国では様々な使われ方があるようだ

メルセデス「G350d Professional」のリア画像その2

Gシリーズまで必要ではないが時々アウトドアフィールドに出かけたい。
そうした趣味を持った人にはこうしたアウトドア風味の車はうってつけだ。
最近日本でもアウトドア趣味が定着し、こうした趣向を持つ人は増えたのではないだろうか。

管理人TomTomもかつてマウンテンバイクにハマっていた口だ
現在は時々乗るくらいだがこういったアウトドア風味の車にマウンテンバイクを載せて出かけると気分が上がるだろう。

こうしたアウトドア風味の車の良いところは、なんだか楽しそうな、ウキウキするような、これから出かける感があることだ。
そうそう気分的にアゲなのだ。
だから根強い人気があるのだと思う。

下の画像はメルセデス E-Class All-Terrainのフロントサイド。
こうしたアウトドア風味の定番である、大径タイヤ(扁平率が低くてペッタンコだが)、少し車高上げ、樹脂製のホイールアーチ、前後のバンパーガード、という外観上の装備を持つ。

メルセデス E-Class All-Terrainの全体的なフォルムはEクラスワゴンそのものだ。
大径となったタイヤホイールがパンパンなのが面白い。
アウトドア風味だが決して小さな車では無い。

メルセデス E-Class All-Terrainのリア画像

下の画像はメルセデスEクラス エステートのリア画像、造形的にはほぼ同じ。

メルセデスEクラス エステートのリア画像

メルセデス E-Class All-Terrainのスペック

メルセデス E-Class All-Terrain は発表によると2017年の夏に発売開始する予定となっている。
まずはDセグメントのEクラスからこうしたアウトドア風味のモデルを投入し、徐々にCクラスなんかに広げるのではなかろうか。
それではさっそくメルセデス E-Class All-Terrainのスペックを見てみよう。

サイズ:全長4,947mm×全幅1,861mm×全高1,497mm
ホイールベース:2,939mm
エンジン:1,950cc 直4 ディーゼルターボ
最高出力:143kW(194HP)/3,800rpm
最大トルク:400Nm/1,600~2,800rpm
ミッション:9G-TRONIC
駆動方式:4MATIC
サスペンション:前Four-link、後Five-link、AIR BODY CONTROL(最低地上高121~156mm可変)
タイヤホイール:8.0J×19、245/45R19
車両重量:1,920kg
最小回転半径:5.95m
0-100km加速:8.0秒
最高速度:231km/h
燃費:5.3L/100km(18.87km/L、combined)

Eクラスのワゴンボディーに2Lのディーゼルターボを積む。
アウトドアフィールドへ出かけるためのツアラーとして見ると妥当な選択だろう。
メルセデス E-Class All-Terrain は最新ディーゼルエンジン+最新9G-TRONIC+最新4MATICの組み合わせとなりスペック的にはEクラス中では全て入りだ。

メルセデス E-Class All-Terrain の画像

メルセデス E-Class All-Terrain のフロント周りはバンパー下のシルバーに塗られたガード風のパーツが雰囲気を出している。

メルセデス E-Class All-Terrainのフロント正面画像

メルセデス E-Class All-Terrain のサイドには定番の樹脂のホイールアーチが装備されいる。

メルセデス E-Class All-Terrainのフロント画像その2

タイヤホイールのサイズは245/45R19でホイールハウスに一杯一杯の感じ。
個人的にはこんなペッタンコのタイヤでダートを走れるのか心配になる。

メルセデス E-Class All-Terrainのサイド画像

メルセデス E-Class All-Terrain のリアにはフロントと同様にシルバーに塗られたガード風パーツが付く。
リアのバンパーは黒い樹脂となっている。

メルセデス E-Class All-Terrainのリア斜め画像

メルセデス E-Class All-Terrain を真後ろから見ると非常にシンプルな後ろ姿をしている。
これはオリジナルのEクラス エステートも同じ。
ゴテゴテしてなくて良い。

メルセデス E-Class All-Terrainのリア画像

メルセデス E-Class All-Terrain の室内はそれを意識する事は無い。
まぎれもなくメルセデスのEクラスなのだ。

メルセデス E-Class All-Terrainのインパネ画像

メルセデス E-Class All-Terrain は非常に端正で綺麗なインパネ周りが印象的。
木目が艶消しになっているのが渋い。

メルセデス E-Class All-Terrainの室内画像

メルセデス E-Class All-Terrain のダート性能はどうなのだ?

メルセデス E-Class All-Terrain をはじめとするアウトドア風味の車にとって本格的なダート走行はそれほど得意ではない。
フラットなダートなら全く問題無いだろうが不整地となると足の短さがネックとなるだろう。
これはこうしたコンセプトの車全体に言える事だ。

それに不整地に立ち向かわなければならないのなら車の選択がちがう。
それこそGクラスのようなクロカン4WDを検討すべきだ。

メルセデス E-Class All-Terrain の最大の魅力は普段は普通のワゴンとして使用できることだ。
そしてフィールドに出かける時には荷物を積み込んでウキウキで出かけられる事だ。
そして出先で出くわした多少の不整地なら電子デバイス満載の4MATICで乗り切ってしまう。

過大な期待はできないが多少の不整地はなんとかなるというレベルだ。

メルセデス E-Class All-Terrain の不整地走行画像

きっとキャンプやマウンテンバイクのようなアウトドアアクティビティーが好きな人には良きパートナーとなるだろう。
こうした車の根強い人気は世界共通のようである。

今回はこのへんで
では