JB74ジムニーシエラのオートレベライザーを調整してみた

先週末に管理人のJB74ジムニーシエラは足回りを交換してもらった。
その際による引取って帰ってきたのだが光軸が高くなっていた。
光軸が低すぎるのもアレだが、光軸が高すぎるのも難だ。
そんなことを書いてみた。

JB74ジムニーシエラの車高を変えると光軸がずれる

少し以前からクルマには車高による光軸の調整機構が付いていて、これはヘッドライトに付いている調整機構とは別モノだ。
大昔のヘッドライトの光軸調整はヘッドライト部分に付いた調整ネジを回して調整していた。
最近はクルマの法規が変わり車高により自動的に調整されなければならないということになったらしい。
年式にもよるがダッシュボードに手動式のダイヤルで光軸を調整することができるクルマもあった。

今回、管理人のJB74ジムニーシエラは足回りの交換で20mm車高アップをした。
車高を変えることにより光軸がずれるのではないかと心配していたのだが、やはりずれた。
これでは一般道を走る際に周りに迷惑なので調整することにした。

JB74ジムニーシエラにはリアのホーシング直上にボディ側に車高センサーが付いている。
その車高センサーとホーシングとの間を両端にピロボールの入ったアームで連結している。
車高が変わると、このアームが上下してセンサーの角度を変えるという仕組みだ。

このセンサーの目的はリアに乗員や荷物を積載した際の姿勢変化を感知して光軸を調整するということなのだろう。

JB74ジムニーシエラ、リアオートレベライザーのノーマル状態

オートレベライザーの取付アームを単純に20mm延長した

さてどうやって光軸を調整するか?ということだが、一番単純シンプルな方法で対応することにした。
ホーシング側のステーを車高アップ分の20mm延長するという内容だ。

ネットでも調べてみたが、やはり同じ方法、ショップのパーツを見ても長穴が空いているが同じ方法を取っている。

一旦センサーからのアームをホーシング側で外してみて、センサーを動かすためにどれくらいのトルクが必要なのかを見てみた。
手で動かすと非常に軽い、ここに力はかからないようだ。

そこでホームセンターで調達してきた汎用のステー(10mmごとに穴が3つ空いているモノ)を加工して使用することにした。
延長するのは20mmで良いのでホーシング側の取り付けネジの関係(干渉する)で穴1つ分をカットした。
ステンレス材だったので金鋸で切断してササッとヤスリを掛けただけだ(ちょっと手抜き)。

JB74ジムニーシエラ、リアオートレベライザー、ホーシング側のステーを20m延長した
JB74ジムニーシエラ、リアオートレベライザーを20mm延長して連結し感性の図
JB74ジムニーシエラ、リアオートレベライザーを20mm延長して完成の図その2下から見たところ

JB74ジムニーシエラの光軸を使用前使用後で比較してみた

ガレージの前の壁にオートレベライザーを弄る前の光軸に沿って緑の養生テープを貼り付けた。
これと調整後の光軸を比較してみると6メートル先の壁で養生テープの幅3つくらい下がっている。
まだ夜走ってないが、たぶんこれで大丈夫だろう。
下の画像では分かりにくいが赤線の高さ(調整前)に緑の養生テープが貼ってある。

JB74ジムニーシエラ、リアオートレベライザーを調整後の光軸の様子

JB74ジムニーシエラを弄るにはあれこれ自分で工夫しなければならないことが多い。
今回は基本的にショップに様々な機器やパーツの取付を依頼したが、最後の調整というか詰めを自分でしている。
でも、これが実に楽しい、頭も使うし手も使う。
JB74ジムニーシエラってDIY(言い方が古いが)のやりがいのある良い素材だと思った。

JB74ジムニーシエラ、いつもの場所で正面から

今回はこのへんで
では