S660で行くひたすら走るだけのプチ弾丸ツアー 国道477号線を走破してみたかった

今回は無性に走りたくなってS660でプチ弾丸ツアーに出かけたのだった。
今回の目的は以前から少し気になっていた京都北部を東西に横切る国道477号線を走破することだ。
そして琵琶湖の湖北で少しのんびりしてから帰ろうと計画した。
結果、国道477号線は走破することがはできなかったし、めぼしい場所には立ち寄らず、ひたすら走るプチ弾丸ツアーとなってしまった。
我ながらアホかいな、とあきれるばかりだが、走ることが好きなのでしょうがない。
しかしこの国道477号線は俗にいう酷道だろうが管理人にとってはこうした林道のような道は大好きだ。
そしてS660はこうした日本の狭い林道や酷道にはピッタリの車だと感じたのだった。

S660で行く若狭走りまくりのプチ弾丸ツアー、京北町で162号線を横切ってから道が狭くなったところ、その1
国道477号線の京北町あたり

今回も大雑把なプチ弾丸ツアー

いつものことだが管理人TomTomが弾丸ツアーに出かける際は大雑把な計画しか立てない。
今回もできるだけ国道477号線を走って京都北部を横切り、琵琶湖の西岸へ出て湖北でゆっくり昼ごはんを食べて帰ってくる、という内容だけだ。

一応、帰ってきてから国道477号線を調べてみると、なんと驚きの国道だった。
この国道477号線は起点が四日市市で終点が池田市となっている。
ということは管理人TomTomが知っている国道477号線というのはほんの一部ということになる。
こうしてみると国道はなかなか奥が深い。

今回のルートは兵庫県川西市の一庫ダムから国道477号線に入り、南丹市から八木町、そこから京北町へ入り、国道162号線(周山街道)を横切り、花背や百井を経由して国道367号線へ転じて湖北の高島市を目指すというルートだ。
国道367号線に入ったところで国道477号線は終わりだと思っていたが、琵琶湖大橋は477号線のようでそのまま四日市市へつながっているのだった(これは知らなかった)。
琵琶湖大橋より東はまたの機会に走ってみたいと思う。

一庫ダムから京北町はいつもの快適な道

いつものように一庫ダムあたりから国道477号線に入る。
このダムサイドの国道477号線はなかなか気持ちのよい道で最近のお気に入りだ。
適度なワインディングが続いて軽快なペースで走れる。

南丹市が近づいてくると平坦になり田んぼの真中を走るのどかな道だ。
南丹市からは国道9号線を少しだけ走って八木町へ入る。
八木町からは京北町あたりまでも道幅も広くて快適な道だ。

国道162号線の周山街道を横切ると道が一変する酷道477号線

八木町から国道477号線を走っていくと国道162号線(周山街道)と交わる。
この辺りまではよく来るところなので見慣れた景色だ。

実はここから東側は管理人TomTomにとっても久しぶりに走る地域となる。
一昔前はこのあたりをよく走っていたものだが最近は走っていない。

そしてここから国道477号線は幅が細くなっていく。
キチンと舗装はされているのだが、道幅が1車線程度となり林道の様相を呈してくる。
こういった林道ライクな道を走るのが管理人TomTomは大好きだ。

本当はこういった林道を走るのは小さなクロスオーバー車が良いのだろう。
だがクロスオーバー車は路面が悪い時には役に立つがアベレージスピードが遅くなってしまう。

それがS660だと小さくてコーナーリングが得意な車の性格もありかなりのペースで林道を走れてしまう。
やはり、国道であってもところどころ道が荒れている場所もあるのでS660の車高は下げれないと感じた。
ノーマル車高のS660では底打ちや道を横切る排水用の溝でバンパーをぶつけたことは無いが、下げるとぶつけるかもしれない。
まして道がきれいではないのでコーナリング時のサスペンションストロークを確保しないと横に飛んでしまうのだった。

S660でこうした林道を走っているのは管理人TomTomぐらいだろう。
でも意外なことにS660は車体が小さく軽くて良くできた足回りのせいでこうした林道でもなかなか快適に走れるのだ。

S660で行く若狭走りまくりのプチ弾丸ツアー、京北町で162号線を横切ってから道が狭くなったところ

花背で一休みしてルート確認

京都の花背へ足を踏み入れたのは久しぶりのような気がする。
この花背という場所は一言で表すと、京都の奥座敷として有名な鞍馬寺や貴船神社から真北へ10kmほどの場所なのだ。
非常に山深い場所で、見渡す限り山ばかりの場所だが何故かほっとする雰囲気がある。

左京区役所 花背支所の前で小休止してルートの確認を行った(ここ花背の里は京都市左京区なのだ)。
花背からは国道477号線を走って百井を経由して国道367号線へ出ることにしたのだった。

S660で行く若狭走りまくりのプチ弾丸ツアー、花背で一休み

百井で再度地図を確認すると川沿いに国道367号線へワープできそうだ。
そこで脇道へそれて、またしても林道へ分け入ってみたのだった。
だが、その道は行き止まりになっていて、前回と同じくまたもやUターンして引き返すことになってしまった
今回は道幅が広くてUターンをするのに不便はなかったが私有地に入り込んでしまった、すいませんでした。

S660で行く若狭走りまくりのプチ弾丸ツアー、花背から百井あたり

なんとか百井まで戻り、結構な下り勾配の国道477号線を走り国道367号線へ入ったのだった。
国道367号線は道幅も広くて一安心だ。

あまりに気持ち良いので国道367号線 → 国道303号線で一気に小浜まで走る

国道367号線は初めて走ったと思うが気持ちの良い道だった。
適度なワインディングが続いて今までの酷道とは雲泥の差だった。
あまりに気持ち良いので高島市へ寄ることを忘れてしまい一気に小浜まで走ってしまった。
高島市にはいくつか寄ってみたい神社があったのだがしょうがない。
よって写真も撮っていない。

若狭歴史博物館で小浜の歴史を再確認する

もうこうなると突っ走るしか無いので、気力の続くまで走り小浜市の手前で若狭歴史博物館の看板が見えたので寄ってみた。

S660で行く若狭走りまくりのプチ弾丸ツアー、若狭歴史博物館

その昔、日本海側の町々は我々が現在感じているよりも繁栄していて力を持っていた。
日本海側の小浜は前回訪れた丹後と同じく古代の遺跡が多く歴史のある地域だ
さらに古代からの伊勢や淡路島に加えて小浜は中世より御食国とされ京都の天皇家へ食べ物を提供してきた地域なのだ。

それに今では想像できないが小浜は樽廻船等の拠点となっていて、京都とも近いこともあり一大物流拠点だったのだ。
こうした背景からたいへんに栄えた地域だったのだ。
こうして力を持った豪商が小浜の文化を支えていたのだった。

さらに小浜は京都の文化を色濃く残す地域でもある。
応仁の乱でも小浜は戦火を免れたこともあり街中には貴重な文化財がたくさん残っているのだった。
再度、小浜はキチンと回ってみたいと思う。

若狭歴史博物館の方々、ご丁寧な説明ありがとうございました。

下は若狭歴史博物館のプロジェクションマッピングによる地勢図的な説明、これは分かりやすかった。

S660で行く若狭走りまくりのプチ弾丸ツアー、若狭歴史博物館のプロジェクションマッピングによる地域的な説明

小浜市街で遅い昼食に新鮮な魚を探す

若狭歴史博物館の受付のお姉さんに魚のうまいところをお聞きして後にしたのだった。
おすすめは小浜市街の有名らしい食堂だったが、ちょうどお昼の営業時間対には遅かったので断念。
そこでありきたりだが若狭フィッシャーマンズ・ワーフの2階の食堂で遅い昼ごはんを食した。

S660で行く若狭走りまくりのプチ弾丸ツアー、若狭フィッシャーマンズワーフのランチ

お腹もいっぱいになったし、さてどうしようかと考えていると若狭の一宮を訪ねたことが無いことに気がついた。
管理人TomTomは訪れた地域の一宮を必ず訪れるようにしているが若狭はまだ行ったことがない。

さっそく調べてみると若狭の一宮は、上社の若狭彦神社と下社の若狭姫神社だということだ。

若狭国の一宮は独特の雰囲気だった

その国々の一宮というのは様々な表情をしていて興味深い。
今回訪れた若狭国の一宮である若狭彦神社と若狭姫神社は独特の雰囲気だった。

両社とも手入れがとても行き届いていて地域の方に大事にされている様子がよく分かる。
だが観光的な要素が全く無く素朴なのだ。
まわりにお土産屋さんやお茶屋さんが全く無く専用の駐車場すらないのだった。
このあたりは丹後の一宮、籠神社(このじんじゃ)と正反対だ
それだけに社域内は荘厳な雰囲気があり、管理人TomTom的にはかなりビビっときたのだった。

下の画像は若狭国の一宮、上社の若狭彦神社。

S660で行く若狭走りまくりのプチ弾丸ツアー、若狭国一宮の若狭彦神社

下の画像は若狭国の一宮、下社の若狭姫神社。

S660で行く若狭走りまくりのプチ弾丸ツアー、若狭国一宮の若狭姫神社

帰りはいつもの通り国道162号線を気持ちよく流す

帰りは管理人TomTomにとって日本海側へ行った時の復路の定番の国道162号線を利用した。
この国道162号線(周山街道)も日本海側は気持ちよく走れる道だ。
京都が近づくに従って山が険しくなりコーナーもタイトになる。

今回は162号線で京北町辺りまで走り、そこから再び国道477号線経由で帰ってきた。
概ね良いペースで走ることができ、当初の目的である無性に走りたいという希望は満たすことができた。

今回の発見はこの国道477号線を利用すると湖北へ意外と行きやすいということだ。
それに京都と滋賀の県境、また京都と福井の県境は今回走った酷道477号線のような峠の宝庫なのだ。
そう言えば若い頃にラリーの練習でこの辺りをよく走り回っていた事を思い出した。

冬になるとこの地域は積雪があるので行けなくなる。
だから夏の間にもう少し走り込んでみたいと思った。

S660で行く若狭走りまくりのプチ弾丸ツアー、走行メーター
総走行距離:334.1km
平均燃費 :24.1km/L
出発08:30~帰着18:30

今回はこのへんで
では