友より連絡あり クルマ人生に迷う

年末も近くなり今年は何もできなかったなぁと感慨深く感じる今日このごろ。
管理人の場合、コロナ禍でも今のところ経済的にはなんとかなっているがこの状態がいつまで続くのか先行き不透明だ。
そんな時に複数の古い友人から連絡があった。
そんなことを書いてみた。

コロナ禍で見つめ直す時間が多いのかも?

新型コロナウィルスが猛威をふるっている。
管理人のようなオッサンにとって新型コロナウィルスは非常に怖い、感染すると深刻化する可能性があるからだ。

そんな思いでいるとなかなか外に出る気になれない、いきおいクルマの走行距離は落ち込んでいる。
ちなみに現在のところ2020年は3,000Kmほどしか走っていない、これは例年の1/3くらいだ。
確実に自宅で過ごす時間が増えているのは間違いないし、それに伴って考え事も多くなるというわけだ。
そんなことでクルマに関することを考える時間も多かったのだろう。
これはクルマ好きな皆さんも同じ状況だったのではないだろうか?

そんな中、クルマ好きの古い友人達から立て続けに連絡があった。

京都高台寺で見つけた石畳と紅葉

スピードとパワーに魅せられた男の場合

管理人もそうだがスピードの魅力って恐ろしいものがある。
自分自身でまだ行ける、もう少し行ける、と常に考えアクセルを踏むことを考えてしまう。
管理人の慣れ親しんだ非力なクルマでさえそうなのだから、強力なパワーを持ったクルマに乗っておればなおさらだと思う。

管理人の場合は若い頃にラリー競技をしていた時、区間タイムを縮めるにはどうすれば良いかということを常に考えていた。
その結論として、シンプルだができるだけアクセルを開ける時間を長くするという結論に達した(間違っているかもしれないが)。
だから少しでも直線があればアクセルを踏むという癖がついた。

加えて古い言い回しだがスピードやパワーの虜(とりこ)になることもある。
この先にどんな景色が待っているのだろうとか、もっと踏めるのではないかと思うときもある。

管理人の場合、実はこれが今でも続いている。
若い頃に習得したことはどこか身体の隅っこにでも覚えているようだ。
気合が入るとついついこれをやってしまう、その結果ブレーキングが危うくなるということに繋がる。
どこか頭の中でまだ踏めるという囁きが聞こえるのだった。

こんな管理人だが最近は少し落ち着いた。
先が読めない時にはあまり踏まないようになったし、限界に近いブレーキングもあまりしないようになった。
こうしたことを公道上で試せる範囲はそれほど広くない。

高性能なマシンの性能を解き放てるのはやっぱりサーキットだろうと思う。
できれば空いたサーキットでこうしたことを試せる機会があればベストだし、より安全だ。
最近の市販車はそんじゃそこらで限界を見極めるのは難しいと思う。

兵庫県養父市の明延鉱山にてS660

体力的に心配な管理人の場合

管理人の場合、加齢とともにクルマの運転に関する能力はガタ落ちだ。
管理人もこの2~3年は夜間に走らないようになった。
これは慣れの問題もあるが圧倒的に昼間の明るい時間帯のほうが走るのは楽だし、山奥では鹿の出没を心配しなくても良い(鹿とは相性が悪い)。

管理人が最近特に感じているのが体力の低下に伴う身体的な耐久性の低下だ。
先日1日で400kmほどS660で走ってきた、コースは特に難しいコースではなく道の良い山岳ワインディングを中心に高速道路もありだった。
だが、以前から気にしているフルバケットシートとの相性がここに来て決定的に悪い。
帰ってきてから腰痛で2日寝込んでしまい業務に支障が出た。
一言で言えば、以前はこんなことは無かった。

なんとも情けないお話だが、ノーマルのクルマにフルバケットシートを装着しただけだ。
それでもこんな事になってしまう、ひ弱になってしまったものだ。

自分の体力に応じてクルマを再構築する必要があるのか?と感じた。

兵庫県神河町の未舗装林道にて

どんなクルマが良いのだろうか?悩む男の場合

家庭や家族の状況や経済状況、趣味趣向などクルマ選びは様々なことに左右される。
管理人の場合でもその時の経済状況や趣味趣向、家族の意見やら様々な要素にクルマ選びは左右される。
その中で自分にとって家族にとってベストな選択を導き出さないといけない。
管理人の場合でも子供が独立し多人数が乗れるクルマは不要になったこともあり現在乗っているS660やBRZを導入した。

それは人により異なるし、その時その時のベストな選択をしなければならない。
加えてその状況がどれくらいの間続くのかということも重要な要素だと思う。
だからクルマを更新する際には大いに迷い、将来どうなっているかを想像しながら財布と相談した上で購入するということになる。
クルマ選びは楽しくもあり、大いに頭の痛い問題ではある。

一方社会状況を見てみると、近い将来内、燃機関は廃止の方向であることは間違いない。
皆さんは実際に内燃機関が無くなってしまうなんて想像していただろうか。
管理人はなかなか想像できなかったが、随分と前にプレイステーションでクルマのゲームをしていた時に思ったことがある。
それは将来内燃機関が無くなっても、そのフィーリングは様々な方法で体感的に実現できるのではないか、ということだ。
具体的には、振動や音、エンジン特性までデータ化して運転者がそう感じるようにできるのではないかと思った。
きっとEVばかりになった時代が来ても、2000年式のAP1を再現したデータが販売されているような世の中が来るのではないかと思う。

もうこうなるとクルマはコンテンツということになってしまう…。
大変な時代になったものだと思う。

管理人の場合の情けないお話

管理人の場合、目的別にクルマを複数所有するということはちょいと難しい。
現在でも「クルマエンゲル係数」が高めの我が家の家計である。
一応、嫁さんのBRZ、管理人のS660という棲み分けはできているが、お財布は分厚くない…。

経済的なことでクルマの所有内容が変わるというのはごく自然なこと。
その時々のお財布事情に左右されるのはしょうがない。
というか管理人はクルマのために頑張って稼ごうと自分を勇気付けてきたクチである。

こういったお財布事情もあるにはあるが、実は全く想定してなかった体力的なことが大きく立ちふさがっている。
管理人自身は大した病気はないが、若い頃の無理無茶がたたって腰やら首やらに少々難がある。
腰は若い頃のスポーツのし過ぎ、首はやはり若い頃のクルマの乗りすぎという感じだ。
前述したがここのところS660のフルバケットには非常に悩まされている。
以前のように距離がこなせないし、走ったとしてもその後のダメージが酷くなってきた。
このまま行くと日常生活にも支障が出そうな雰囲気ではある。
まさか自分の身体がクルマについていけないなんて…、と考えると情けないし想像もしてなかった。

こういうことをコロナ禍の中イロイロと考えてしまうのだった。
何事も身体が資本だと思う。

今回はこのへんで
では