新型BRZに思う 完全にキープコンセプトだが妙に安心

ご存じの通りスバルのグローバルサイトで新型BRZが2020年11月に公開されている。
その資料や説明を読んでみて新型BRZは全般的に従来型を踏襲したキープコンセプトであることが分かる。
指摘されていた安全面での装備を取り入れたことが大きい。
いわばビッグマイナーのような形になっていると思う。
そんなことを書いてみた。

我が家のBRZ

我が家には嫁さん用と称してBRZのATモデル(アプライドE)がある、2017年に導入したので2020年の今年初回の車検を受けた。
丸3年間BRZに乗ってみて感じていることは、ウチのように普段乗りでもそれほど問題ないスポーツカーだということだ。
なんせ普段の買い物に使うのでショッピングセンターにはよく行くがその際に困ることは全く無い。
唯一、困ることは大きな荷物を積み込む際に制限があり、よく考えないと積み込めなくなることがあることだ。
先日もホームセンターで大型の荷物をいくつか購入して積み込もうとしたら後席を倒してもギリギリだったので冷や汗をかいた。
2人乗りと割り切れば普段使いできるギリギリのサイズ感だろうと思う。

BRZといえば普段の街中の燃費は良くないが、ひとたび高速道路に乗って走ると非常に燃費が良い。
高速道路を法定速度を守っておとなしく走ると16km/Lほどに燃費は伸びる。
燃費に関して言えば得手不得手の差が大きい。
高速道路でのBRZの走りは安定していて非常に楽だ。

嫁さんはこのBRZを大いに気に入っている。

岐阜市川原町に佇むBRZ、古い町並みを再現保存している

新型BRZのスペックを見てみた

すでにメディアで新型BRZの情報はたくさん出ている。
管理人もグローバルスバルのプロモーション動画を見たりスペックを見たりしてみた。
第一印象としてはボディの輪郭は現行踏襲で細かいところがブラッシュアップされている印象だった。

よくよく調べてみると新型BRZの成り立ちであるシャーシはキャリーオーバーでサイズもほぼ同じようだ。
てっきり「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」を採用してくるだろうと思っていたら違っていた。
シャーシをキャリーオーバーしているだけにサスペンション形式も現行と同一となる。

パワートレインも同様でエンジンはNAのままで2.4Lに拡大となる。
ターボ化は難しかったのだろうか、もしかしたら後でターボエンジンが出てくるかもしれない。
ミッションも多段化は見送られていて現行と同じMT6速、AT6速となる。
特にATに関しては世界は多段化が進んでいるので6速だと少なく感じる。

もっとびっくりしたのは内装だ。
細かい部分はブラッシュアップされているが全体的な造形は現行と同じ。
あまり目新しさが無い。

管理人は新型BRZは完全にキープコンセプトで、ビッグマイナーのような印象を受けた。
もちろんアイサイトを含め安全装備を装備したのは大きな相違点だ。
またエンジン排気量の拡張によりパワーも上がっているのでパワー不足を感じる人には受け入れられやすいと思う。

202011アメリカで公開された新型BRZ
subaru-global.com

スポーツカーとしてのBRZは貴重な存在だ

管理人宅では嫁さんのBRZと管理人用のS660の2台体制なので荷物が積めるのはBRZなのだ。
改めて考えてみるとBRZは普段の生活でもギリギリ使えるサイズ感だということがよく分かる。
なんと絶妙なクルマのサイズと積載量なのだろうと感心する。

BRZに対してS660は2名乗れば荷物の積載は不可能、1名だと荷物は助手席になんとか載る程度だ。
こうして比較してみるとBRZの絶妙なサイズ感が非常によく分かる。

個人的には新型BRZのサイズを見て一安心だ。
ボディサイズがほぼ変わらないからだ、このサイズ感は日本のワインディングでもなんとかなるサイズだと思う。
やはりスポーツカーは軽量コンパクトに尽きる。

BRZのサイズ感は日本の道でもギリギリコンパクトをキープしていると思う

新型BRZはビッグマイナーのような内容だがサイズが大きくならなかったのは良かったと思う。
少し心配なのはエンジンの2.4L化に伴って現在よりフロントヘビーになってしまわないかということだ。
昨今新型車は日本のマーケットを無視して大型化が進む中、新型BRZには期待ができそうだと思った。

今回はこのへんで
では