S660の生産終了に思う 稀代のスポーツカーが終わるのは非常に残念

 

2022年3月にS660の生産が終了することになった、意外と早くS660の生産が終わるという印象だ。
先月2021年2月に管理人はS660を降りたのが、こんなに早くS660の生産が終わるなんてことは想像してなかった。
S660はこの時代には珍しい1本筋の通ったスポーツカーなのに惜しいと思う。
そんなことを書いてみた。

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S660の生産終了を聞いて思ったこと

管理人がS660の生産終了のニュースを聞いて思ったのは採算が取れなかったんだろうなぁということだ。
S660に乗ってみれば分かるが、軽自動車とは思えないボディ剛性を持っている。
管理人は4年半S660に乗って主に山岳路を走ってきたがボディに関しては全く不満はない。
いや、それどころか4年半の期間ボディーがヤレたという感覚もない、それくらいボディーがしっかりしているのだった。
つまりボディーに開発費用がかなり掛かっているということだ。
下の画像はS660のリアのサブフレーム、長いアームを固定しているのはなんとアルミのサブフレームだ。

S660のリアサブフレーム

思うにS660はS2000と同じホンダの「Sシリーズ」(2台しかないが)を名乗っている以上、ボディーに関しては妥協しなかったのだろう。
オープン、高剛性、スタビリティ等々どのような「Sシリーズ」の基準なのかホンダに聞くしか無いが高いレベルで実現している。
ホンダのType-RとSのシリーズはやはり特別なクルマたちなのだ。

S660はボディやエンジンは軽自動車規格に合わせてあるが、6MTミッションは当初専用開発だったし、エンジンはイロイロと手を入れてある。
このパワートレインはパワフルではないが、一般人が走って楽しいレベルにはなっていると思う。
ボディーと組み合わせた総合的な雰囲気ではエンジンパワーはしれているが、コーナリングのレベルが高く、楽しく速いクルマだ。
しかし現代的な味付けとなっていて、特にミッドシップ特有の動きをうまく抑制していると思う。
一般人が公道上で振り回してみても破綻することは無いだろうと思う、個人的にはつまらないが巧妙に安全な方向にしつけられているのだった。

S660にダンロップのディレッツァST01ホイールを装着した

S660のようなクルマを軽自動車で実現したのは素晴らしいアイディア

たぶん管理人はS660が普通車であったなら買わなかっただろうと思う。

その理由の1つ目として価格がある。
軽自動車だから200万円スタートという価格が実現している。
これが普通車なら300万円、いや350万円スタートという価格だったかもしれない。
すると管理人のようなスポーツカー好きだがそれほどお金がない人にはセカンドカーとしては買えない。
もっと裾野が絞られていたのではないだろうか。

もう一つの理由は軽自動車であるがゆえに非常に身近感があること。
管理人もそうだが、S660に乗る言い訳として軽自動車だから、ということを全面に押し出してきた。
人にはS660をはじめスポーツカーはある意味贅沢品に映るのだ。
だって2名しか乗れない、荷物は全く積めないではどう考えても贅沢品だろう。
それを少しでも薄めるのが軽自動車という成り立ちだった。

S660は軽自動車であるがゆえに、それほど贅沢品に見えない真面目なスポーツカー、手の届くスポーツカーといったところ。

S66で行ったポートアイランド、水上警察署前の岸壁
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S660は家庭の風雲児である

管理人がS660を購入した2016年当時は本当にオッサンばかりがS660に乗っていた。
たぶんセカンドカーとして少し無理をすれば手の届く自分専用のスポーツカーがほしいと思っていた人に刺さったのだ。

管理人もこれにドンピシャだった。
だから嫁さんには内緒でコソッとS660を購入し、ある日突然「S660買ってきた」と告げた。
しかもマニュアルミッションだから嫁さんが乗ることを全く想定していないという事情もあった。
この反響というか反動は大きかった…。
「なんで自分だけ!」という理由で家のクルマをミニバンからBRZに買い換えさせられた(嫁さんもスポーツカーが好きなのだ)。
まぁこんなことでリアルスポーツのS660は家庭の風雲児なのだ。

S660とBRZのツーショット、2代とも白になってしまった

近年のホンダは少し残念

ホンダが日本では軽自動車のメーカーになってしまったことは残念だと思っている。
日本のスポーツカーと言えば2000年前後はホンダが筆頭だった。
S2000を始め、シビックやインテグラType-R、少し大きいがユーロRもあった。
ピシッと筋が通りスポーツカーのラインアップができていたように思う。

最近はどうだろう、生き残るために世界の巨大マーケットを向いているのは理解できる。
だがそのラインアップに継続性のあるスポーツカーや筋の通ったクルマが無いように見える。
きっとこんな簡単な言葉で片付けられるほど現代の自動車メーカーの経営は簡単ではないことは理解はしている。
だけどクルマのひとつの方向性としてのスポーツカーに自動車メーカーがパトロンとなって存続させることも必要だろうと思う。
そんなホンダには悲壮感が漂い、楽しいという印象は無い、それに今回のS660やF1のように継続性もない。
これはなんとかしないといけないのではないだろうか、ホンダには奮起を期待する。

その点対象的なのがトヨタだろう。
最近のトヨタのスポーツカーに対しての動きは楽しいし継続性がある。
BRZ/86もフルモデルチェンジして存続するようだし、GRヤリスも素晴らしいと思う。
できればS660とBRZ/86の中間サイズのFRのクルマを出してほしいと切に思う。

S660の1年点検時の様子
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やっぱりクルマは楽しくなくっちゃ!

クルマには様々なジャンルがある、スポーツカーやクロスオーバー、ミニバンやセダン、実用性の高いものも低いものもある。
どんなジャンルでもクルマに乗るときにワクワクするとか、楽しいとか、こんなところが好きとか、そんなプラスの感情を持てるクルマが良いと思っている。
どんなところにワクワク楽しいっていう感情を持つのかは人によると思うが非常に重要だと思う。
例えばそれがボディの造形だったり、色だったり、音だったり、人により異なるだろう。

管理人の場合、S660ではリアフェンダーの形状にこうした感情を持ったものだ。
それ以外でこうした感情を持てるクルマって振り返ると意外と少ないことに気がつく。
印象に残るのは2004年頃に乗っていたシトロエンC2というクルマだった、ボディー色がイエローとグリーンの中間のような不思議な色だった(ジョーヌ・ラという名前の色だった)。
この黄色を大いに気に入ったものだが、色で気に入ったのはこのクルマだけだ。

シトロエンC2のジョーヌラという黄色

いずれにしても趣味としてクルマに乗る際には気分が高揚するこんな「感じ」を忘れないようにしたい。

最後にS660のパーツまだあります。
残っているのは大物なので、できれば取りに来てくださる方希望。

タイヤホイール(前後15インチ)

BRIDE 「A.I.R」改、S660シートレールLFタイプ

今回はこのへんで
では

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