JB74ジムニーシエラのスピーカーを交換して分かったこと

昨日管理人はJB74ジムニーシエラのスピーカーを交換してもらうためにショップへクルマを持ち込んでいた。
自分でやりたい管理人としては珍しくオーディオショップにお願いしたのだった。
スピーカーを交換した後にオーディオショップのマスターとお話するうちに様々なことに気がついたのだった。
そんな事を書いてみた。

カーオーディオは難しいができるだけ良い音で聞きたい

管理人はオーディオは大好きだ。
大好きな音楽をきれいな音で聞くのは心癒される至福の時間だと思う。
しかしホームオーディオも難しいが、カーオーディオも負けじ劣らず大変難しいと思っている。

なんと言ってもポイントはスピーカーだと思う。
ホームオーディオでは密閉式とかバスレフ式とかバックロードホーン方式とか様々なエンクロージャー形式があるが、共通しているのはキチンとしたエンクロージャーにスピーカーがマウントされていることだ(ツイーターとか高音用のスピーカーは除く)。
エンクロージャーが共振したり剛性不足だと元も子もないから堅牢な材料でガッチリ作ることが多い。
したがってホームオーディオ用のスピーカーはとんでもなく重たくなるものだ。

それに比較してカーオーディオはどうだろう?
多くはスピーカーが裸の状態でドア等にマウントされるようになっている。
この場合ドアがスピーカーのエンクロージャーになるということだ。
このことがカーオーディオを難しくしていると思う。

↓ JB74をいつもの場所で撮ってみた、自分で言うのもアレだがなかなかかわいい

JB74ジムニーシエラのドアはペラペラ

スピーカーが取り付けられるドアだがクルマによって大きさも形状も構造も材料も異なる。
ちなみにJB74ジムニーシエラは鉄板も薄くペラペラで剛性が無い。
こんなペラペラのドアにメンテのためのサービスホールという穴が盛大に開いている。

この穴を塞いでドア全体をエンクロージャー化し、さらに共振を防止するという対策をしてエンクロージャー化が行える。
これをデッドニングという、最近では非常に一般的になった。
つまりカーオーディオでスピーカー本来の性能を発揮させようとしたらドアのデッドニングが必須となる。

デッドニングに関してはカーオーディオ専門ショップのノウハウがすごい。
このクルマならこんな風に対策するとか、こんな材料を使用するとか、ここに制振材を貼り付けて振動を止めるとかということになる。
だけど、もともと重量級のクルマであれば多少の重量増は良いと思うのだが、コンパクトで軽いクルマをデッドニングのために半端なく重くしてしまうのに違和感を感じていたのだった。
管理人のJB74ジムニーシエラも1トンそこそこのチッポケな四駆なのであまり重たくしたくなかった。
でも良い音を聞きたいと思っていた、なんとか良い解決方法は無いものだろうか。

↓ JB74をいつもの場所で後ろから撮ってみた、四角い

BRZ用のソニックデザインのスピーカー

そこで管理人考えていたのは最初からエンクロージャーになっているスピーカーを使ったら良いではないか?ということだった。
少し前になるがBRZを購入する際ディーラーオプションでソニックデザインのスピーカーがラインアップされていた。
長年悩んでいたソニックデザインのスピーカーをココぞとばかりにディーラーオプション投入を決めたのだった。

管理人にとってはこの時がソニックデザインのスピーカーに触れた最初となる。
もちろんソニックデザインのスピーカーはピンからキリまである。
ディーラーオプションのソニックデザインはもちろん一般受けするようにピンの最廉価版である。
いったいどんな音なんだろうと興味津々だった。
結果BRZをすでに3年半乗ってみてピンのソニックデザインはなかなか繊細でスピード感のある好みの音が出る。

オーディオは自分自身の感性や好みが左右する世界なので人によって評価は異なるだろうが、管理人的にはBRZのディーラーオプションのソニックデザインのスピーカーは価格以上の価値はあると思った。

JB74ジムニーシエラにソニックデザイン投入の情報集め

BRZはディーラーオプションという形でソニックデザインのスピーカーが用意されているので良かった。
だがJB74ジムニーシエラについてはこうした形での提供はない。

しかもJB74ジムニーシエラのドアは薄く純正スピーカーの口径は小さく、その後ろ側に構造物があるようだ。
最初はソニックデザインのスピーカーを単体で購入して自分で取り付けようと思っていた。

調べていくうちにJB74ジムニーシエラにソニックデザインを取り付けるには開口部の拡張と構造物を避けるための仕掛けが必要なことが分かった。
こうなると管理人の手には負えない…。

そこでソニックデザインを扱うショップを探してみたというわけだ。
たまたまレカロや足回りでお世話になる四駆ショップのすぐ近所にショップが見つかった。
問い合わせしてみるとスピーカー本体と取付作業でリーズナブルな価格だった。

どうしてもJB74ジムニーシエラで良い音を聞きたい管理人はこのオーディオショップでソニックデザインのスピーカーの取付をお願いすることにしたのだった。

↓ 納車3日めでこの使用感…、ヘッドユニットはサイバーナビ、スピーカーはソニックデザインだが残念ながら見えない、スマホホルダーはRAM MOUNT

↓ JB74納車3日め、RAM MOUNTのスマホホルダーはガッチリ付く、やっぱりレカロは快適ぜんぜん違う、長靴を新たに購入した楽しい

ソニックデザインのスピーカーの取付は5時間くらい

JB74ジムニーシエラの場合、ドアの純正位置にソニックデザインを取り付けるには薄型のTBE-1877Biしか選択肢がない。
このオーディオショップによるとソニックデザインのスピーカーをJB74ジムニーシエラに取付にかかる時間は約5時間ほどということだった。
ヘッドユニットはすでに取り付け済みなので音出しチューニングに1時間と仮定してスピーカーの取付だけに4時間かかることになる。
慣れた専門家がスピーカーの取付に4時間だから、かなりの難易度だと思える。

管理人は昨日の土曜日のお昼にJB74ジムニーシエラをオーディオショップに預けた。
取付にかかる5時間の時間を潰さないといけないが管理人は何も考えてなかった…。
結局、周辺を徒歩で探索して5km近く歩き疲れ果ててしまった。
というわけでほうほうの体でオーディオショップに戻ってきたのだった。

↓ ドアミラーの付け根に違和感なく取り付けていただいたソニックデザインTBE-1877Biのツイーター、見事に目立たないし純正チックで非常に好みだ

JB74ジムニーシエラでソニックデザインを試聴する

オーディオショップでしばらく待っていると完成したとのことで試聴させていただいた。
想像していた通りスピード感のある表現豊かな音だった。

嫁さんのBRZのはヘッドユニットが楽ナビでソニックデザインのスピーカーを鳴らしている。
今回のJB74はサイバーナビを利用しているのだが音の粒立ちと言うか表現が細かい感じがした。

さらにビックリしたのは音源として今まではiTUNEで取り込んだ音楽をクルマの中でiPhoneを有線接続して利用していた。
いつもと同じ構成で今回聞いてみると、なんだか少し荒い印象だった。
オーディオショップのマスターに聞いてみると、やはり圧縮オーディオはある程度粗い部分があるということだった。
つまり今回スピーカーが変わったことで音楽ソースの粗が見えてしまったということになる。
なかなか凄いではないか?、人間の耳では圧縮オーディオと非圧縮で違いが分かるなんて思ってもなかった。

この問題をどうしたら良いか?質問してみるとWAV(非圧縮)またはFLAC(可逆圧縮ロスレス)でヘッドユニットに読み込ませたら良いとのこと。
サイバーナビの場合はSDカードもしくはUSBメモリでWAV形式で読み込むことができる。
翌日さっそくWAVで保存した音楽ソースをSDカードに書き込み、聞いてみたら今まで聞こえなかった音が聞こえるという印象を持った。
単純に素晴らしい。
SDカードやUSBメモリも安くなったことだし、しばらくはこの方式で聞いてみることにする。

↓ JB73サイバーナビのリモコンの格納はセンターコンソールにちょうどよい凹みがあるのでスポンジをかまして押し込んだピッタリ

残念なことにJB74ジムニーシエラはうるさいクルマ

ここまではJB74ジムニーシエラが止まっている状態のお話だ。
走り出すとJB74ジムニーシエラはうるさいクルマだ、外部の音、走行音、メカ音が盛大に車内に入ってくる。
ノーマルのタイヤでもこんなだから、タイヤや足回りを変えたりするともっとうるさくなるのは間違いない。
ここは妥協するしか無いだろうと思う。

やっと管理人が思い描いていた室の良い音楽をJB74ジムニーシエラで聞く環境ができた。
今回は少々贅沢をしたが、JB74ジムニーシエラにソニックデザインのスピーカーはそれだけの価値はあると思う。
それに今回音楽ソースにより聞こえ方に差があるということが収穫だった。

これで気持ち良い音楽を聞きながらゆったりとしたドライビングがしたいものだ。

↓ JB74納車3日めで大雨に降られドロドロだが、それらしい使い方ができているかも

今回はこのへんで
では