個人間カーシェアリングに思う 自分の車を赤の他人に”貸す”なんて考えられない

 

最近、個人間カーシェアリングで犯罪に巻き込まれるというニュースを見る。
カーシェアリングはいくつかの種類があるが、今回問題となっているのは個人間カーシェアリングというものだ。
トラブルとしては”貸した”クルマが返ってこない、挙句の果てには売却されるというものだ。
事故なんかのトラブルもあるようだ。
そんなことを書いてみた。

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個人間カーシェアリングの法的解釈は定まってない

こうした新しいビジネスが登場すると問題となるのが責任はどこにあるのか?ということだろう。
個人間ではないカーシェアリング(単にカーシェアリングと呼ぶ)では駐車場なんかにクルマが置いてあってそれを利用する。
この場合クルマのナンバーは「わ」ナンバーとなっている。
つまりレンタカーと同じ扱いだ。

一方、個人間カーシェアリングでは個人が所有するクルマをシェアするということなのだが、このシェアという言葉が都合の良いように解釈されているのではないかと思う。
それに個人間カーシェアリングというのは法律上のグレーゾーンを狙ったサービスらしい。

というのはクルマを貸し出すという行為自体は道路運送法で許可制となっている。
現在の個人間カーシェアリングの事業主体が言うには貸す側と借りる側が共同で使用するという解釈をとっている。
また別の事業主体では情報提供料という名目になっているらしい(なんじゃそれ)。

貸し出す側を見てみるとクルマを貸し出す代わりに実質金銭での対価を得るという行為だ。
対価を得るということは、貸し出したことを個人的に事業としてやっているということに他ならない。

わ

個人間カーシェアリングの事業主体の解釈には無理があると思う

個人間カーシェアリングではシェアリングという文言を使用しているが、実質貸し出すという行為には違いない。
シェアリングという文言自体にハッキリした定義が無いためだ。
また一方の事業主体では情報提供料だなんて、こじつけもいいところだろう。

例えば個人間カーシェアリングでトラブルがあってクルマの返却がないという場合、オーナーはクルマを”返してくれない”と言うだろう。
返してくれないということは”貸した”ということではないだろうか。
心理的には”貸した”ということになってしまっている。

今後こうした個人間カーシェアリングについては法整備がされると思う。

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貸主へかかるリスク

個人的に思うに、大事にしているクルマを他人に貸し出すなんて考えられない。
管理人の場合、よく知った友人知人にさえ貸し出すことはしない。

理由はいくつかある。
まず事故の危険性だ。
運転が上手い人でも事故を起こさない巻き込まれない保証は無い。
個人間カーシェアリングで義務付けられた保険でカバーできるからと言っても、ダメージを受けたクルマは元に戻るわけでもない。
ましてや借り主が自分のクルマで怪我でもしたら心が折れそうだ。
そしてその責任が貸主にかかってくる可能性もあるのかもしれない。

さらに犯罪に利用されてしまう危険性もある。
最近ニュースになったのが返却されずにオーナーに無断で売却されてしまうということだ。
もっと想像を働かすと、なにかしらの犯罪に(銀行強盗とか)自分のクルマが使われてしまうって危険性もある。

ネガティブなようだがハッキリ言ってリスクのほうが大きい。

貸す側の心情的にはどうなんだろう

心情的にはいつも掃除してきれいにしているクルマに他人が乗るわけだから、なにかしら心に引っかかるところがある。
管理人的にはクルマはあまりきれいではないが、シートポジションが変わっているだけでも嫌だ。
先日、管理人のS660を車検に出したわけだが戻ってきたときにはシートスライドが前に行っており、これはしょうがないとは思うが気分の良いものではない。
たったこれだけのしょうもないことでもクルマ好きは気になると思う。

大昔、クルマの売却のため友人の知り合いの中古車業者に査定のためクルマを貸し出したことがある。
当時乗っていたのはKP61のフルラリー仕様だったが、この中古車業者は散々ダートを走り回って返却してきた(下廻りがドロドロだった)。
当時も中古車業者というのは今と異なり非常に質が悪かった。
管理人は友人の知人ということで泣き寝入りだったが非常に気分が悪かったのを思い出す。

一番怖いのは貸したクルマで事故を起こされることだ。
当事者が保険に入っておればまだ良いが、保険に入っていない、もしくは効かないという状態なら最悪である。
こうした状態には絶対ならないようにしなければならない。
そうでないと貸す側に責任が出てくるのは避けれないと思う。
このリスクの高い時代に有効な任意保険は必須だ。

管理人は貸した側の責任や心情的なことを考えると貸す気にはなれないのだった。

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借りる側の心配

一方、借りる側として考えてみるとどうだろう。
きっと、他人に自分のクルマを貸しても良い、と考える人のクルマだから整備がきっちりとできていると考えるのは無理がある。

例えば、管理人は遠出をする前にはホイールのナットを増し締めする。
これは出先でのトラブルのリスクを少しでも減らすためだ。
クルマを借りるというのはどこかへ出かけるということだろうから出先で故障はしたくない。

果たして借りるクルマは普段からキチンと整備しているクルマなのだろうか?
そこも気になるところだ。
クルマの整備状況が原因で事故が起こってしまった場合に補償問題はこじれそうだ。

それに他人のクルマを運転して遠くに行くというのは大変気を使うものだ。
ましてや慣れない初めてのクルマだったり、非常に高価なクルマだったりすると気を使うだろう。
なにかあったら何を言われるか分からないし、逆に貸主からイチャモンを付けられるかもしれない。

こんなリスクや心情的なことに絶えてまで乗りたいものだろうか?

レンタカーでええやん

こう考えてくると、個人間カーシェアリングは貸す側も借りる側もリスクがいっぱいだ。
クルマの個人間カーシェアリングって、言葉は新しいのかもしれないが中身はイマイチだと思う。
貸す側にも借りる側にもなりたくない。

それだったら従来のレンタカーで十分ではないだろうか。
最近のレンタカーは新しい個体が多く、比較的きれいだし距離も走っていない。
車種も探せばイロイロあるみたいだ。
それに業務として行っているわけだから、リスクに対しての備えもできている。

これならかなり安心して乗れると思う。
だったら、これでええやんと思うのだ。

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新しいビジネスを否定するわけではないが…

管理人は、個人間カーシェアリングという新ビジネスを否定するわけではないが、大人なんだからリスクにはキチンと対応したい。
それが貸す側も借りる側もできないということであればビジネスとしてはイマイチだ。

最近ではUberあたりからこうした個人間のニーズ仲介ビジネスのようなものが登場してきた。
共通するのは事業主体は責任を持たないということだ。
あくまでも仲介しただけで、当事者同士で契約が成立しトラブルは解決しろというビジネスだ。

確かにリスクを包含したビジネスにしてしまうとコストが嵩みビジネスモデルが成り立たない。
それを承知で(リスクが有るということ)利用する側も安いサービスとして割り切ることができる内容なら良いと思う。
でも管理人としては現在の個人間カーシェアリングについては割り切ることができない。

今回はこのへんで
では

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