新型フィットに試乗してみたら意外とミニマルでスポーティーなヨーロッパ風味だった

 

管理人のS660は今年に入ってから全く距離が伸びない。
なんせ年初2020年1月から2020年7月末までに走った距離がたったの2,500kmほどなのである。
走行距離は少ないがそろそろタイミングだと思いオイル交換に行ってきた。
そこで新型フィットに試乗する機会があったので書いてみた。

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コンパクトカー2強

今年2020年に入ってからにわかにコンパクトカーが慌ただしい。
なんせ日本のクルマの中でもコンパクトカー2強がフルモデルチェンジを行ったからだ。
新型ヤリスと新型フィットである。
この2つのモデルは今となってはコンパクトカーのマーケットを2分すると言っても過言ではないモデルだ。
他に存在感があるのはトヨタのアクア、マツダのMAZDA3、スズキスイフトくらいである(個人的感想)。

ヤリスとフィット乗り比べ

最近、管理人は新形ヤリスについてはGRモデルや通常のモデルとイロイロ触れる機会が多かった。
新形ヤリスの1.5Lガソリン車のZグレードにも乗ってみた

だが、新型フィットは全く接点がなかった、管理人自身はホンダ車ユーザーなのにである。
というのは新型フィットの外観に全く興味をそそられなかったからだ。
フロントから見るとなんだか眠たい表情だし、元気がないというかボヤーッとしている。

オイル交換でお邪魔したホンダディーラーで試乗を勧められて、せっかくの機会だから乗ってみようということになった。
いつもの試乗コースは街中の全くフラットなコースなので大したことはできない。

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眠たい外観からは想像できないシッカリ感

試乗車は新型フィットのe:HEV HOMEというクルマのグレードらしくない名前だった。
新型フィットのハイブリッドであるe:HEVは簡単に言うと、シリーズハイブリッド+エンジン直結モード付きという感じである。
管理人が考えるに現在のハイブリッド技術のいいとこ取りをしたような機構を持っている。

新型フィットに乗り込んでみての第一印象はSUVみたい、というものだった。
新型ヤリスよりは背が高く、着座位置も高い、クルマ自体も縦にかさ高い。
こういった作りはフィットの従来路線を踏襲している。

意外なことに新型フィットのシートが思ったよりも硬かった。
極端に言うとドイツ車のような感触である。
沈み込みが少なくキチンと支えるべき場所を支えていると言った感じなのだ。
もっと柔らかくて、いつものあんこの腰の抜けたホンダのシートを想像していたが全く異なる。
これは良いと思った。

加えて調整しろが長いという印象を持った。
ホンダのシートは従来調整しろが少なくてポジションを出すことができないクルマもあったが新型フィットはそれがない。

左ホンダステップワゴン、右新型フィットは眠たそうな外観、ホンダディーラーにて
20200802左ホンダステップワゴン、右新型フィット、眠たそうな外観

新型フィットのミニマル空間

新型フィットに乗り込んでシートの次に感じたのが内装が非常にシンプルであるということだ。
ダッシュ上面はフラットだし、メーターに余計な表示は無い、シフトレバー周りも極端に言うと何もない。

エアコンの操作部はブラインでタッチができて非常に好ましい作りになっている。
最近はタッチパネルを多用してブラインドタッチができない作りのクルマも多いのだがコレは間違っていると思う。
新型フィットはの内装は、なんだか原点回帰&ミニマルという感じだ。
たぶん50年代のクルマのインパネを今風に解釈するとこういう感じになるのかもしれないと思った。

管理人は2本スポークのステアリングは嫌いだ。
なぜかというとステアリングホイール自体の剛性が不足するからだ。
スポークのある左右は良いが、スポークの無い上下はグニャグニャすることが多い。
こういった先入観念があったので新型フィットのステアリングホイールには期待しなかったというか心配だった。
だが実際に握ってみると非常に剛性感があり、形状も真円なため握りやすいと思った。
特にスポークの無い最下部は非常に握りやすくてステアリングホイールの新感覚だと思う。

ホンダ新型フィットのインパネ部、エアコン操作部はブラインドタッチ可能
20200802ホンダ新型フィットのインパネ部、エアコン操作部はブラインドタッチ可能

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感覚と合わないところもある

新型フィットのコントロール類はおおむね最近のホンダ車の感覚ではある。
ステアリングホイールは非常に軽くて心もとないがそこそこ剛性感やフィードバックもありもう少し詰めることができれば大変良くなると思う。
ステアリングは特に変なところはなかった。

ブレーキがかなり研究された跡が感じられた。
信号等で停止するまでスムーズさを失わない非常に良く出来たブレーキだ。
だが、かなり強めの制動を掛けると立ち上がりは普通だが途中から倍力装置が効き出すような感覚になる。
つまり、ブレーキの前半はペダルにリニアだが、後半は思っていたよりも強く制動がかかるような感じなのである。
ここは少し不自然な印象を持った。

ミッションに関しては中身はCVTだと思うが、良くもなく悪くもなく街中のみだったので判断が付かない。
街中ではアクセルペダルを離してもエンジンブレーキのような減速感はほとんど無く滑走傾向のミッションだ。

総合的に新型フィットはよく出来ていると思う

新型フィットと新型ヤリスとの比較は難しい、向かっている方向が全く異なるので参考程度に読んでいただければと思う。
新型フィットはe:HEV HOMEというグレード、新型ヤリスは1.5Lガソリン車のZグレードということでそもそも同じ土俵ではない。

あえて言えば、新型フィットのほうがしっかりした少しドイツ風味の乗り心地だと思う(e:HEVのせいもあるかも)。
背は高くてSUVのようなドライビングポジションだし、見てくれはスポーティーではないが、ドライビングしてみると印象は異なる。
どちらかと言うと新型フィットのほうがスポーティーな印象を持った。

対して、新型ヤリスは終始フラットな姿勢を保ち着座位置も低くてスポーティな印象を持つが足は柔らかい。
柔らかいが姿勢変化は少くて足がよく動くという印象だ。

そしてこの両車の大きな違いはインパネと視界にある。
新型フィットはインパネからの情報が必要最小限であるのに対して、新型ヤリスはメーターからしてスポーティで情報量が多い。
新型ヤリスは低く作られたポジションだが前方の視界は比較的良いが後ろや斜め後ろは見えにくい、そして低く沈み込んである程度タイトなドライバーズシートだ。
かたや新型フィットはアップライトなポジションで開放的、左右もゆとりがある、室内もルーミーな感じである。
ドライビングシートの雰囲気は全く正反対である。

ホンダ新型フィットのメーター部、非常にシンプル必要最小限の情報のみ
20200802ホンダ新型フィットのメーター部、非常にシンプル必要最小限の情報のみ

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簡単に言うと閉所好きは新形ヤリス 広々感が欲しいなら新型フィット

両車ともボディ剛性は高いし運転していて全く不満はない。
ボディサイズもキチンと5ナンバー枠に収まっている。

新型ヤリスについてはスポーティーな感じを全面に押し出しているが思ったほどではない。
タイトな運転席周りや、ドライビングしてますという雰囲気の車内が好きなら新型ヤリスだろう。

対して新型フィットに関しては広々感があり車内はミニマルでシンプル、だが意外とスポーティーさも持ち合わせている。
分かりにくいのはグレード展開でベーシック/ホーム/ネス…と覚えられないし違いもよく分からない困ったものだ。

ということで新型フィットはクルマ自体はシンプルでミニマルそこそこスポーティーな感じだがグレードが難解である。
きっと新型フィットには我々凡人の思考では追いつかない何か哲学のようなものがあるような気がしている。
クルマ自体はかなり力の入ったクルマということはよく分かった、コレに対してマーケティングは哲学的で難解なのが玉に瑕である。
こういった分かりにくさを払拭するためにも新型フィットは一度試乗されることをおすすめする。

今回はこのへんで
では

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